
Can Can 1990年5月定価550円

表紙 モデル 田中美奈子
美しいプロポーション、飾りのない愛らしさ、若さあふれるファッション感覚…今、女のコたちの間で人気集中!の田中美奈子さん。
そんな彼女の最近のお気に入りは、〝紺色の服〟だそう。そこでCan Can では、ネイビーブルーをヘルシーに見せる美奈子流マリンスタイル、そして彼女のラルフスタイルまで、〝22才の美奈子〟に外面、内面から徹底的にアプローチしてみました。

脚線美アイドルとして定評のある美奈子さんのファッションといえば、歌番組やドラマの中でおなじみのミニスカートがすっかりイメージなのですが…。
「仕事以外ではジーンズやパンツスタイルが多いんですよ。ジーンズなんて10本くらい持ってる。スリムが中心で、今気に入ってるのは〝ゲイタッグス〟や〝GUESS?〟」ショッピングはどこでしているの?

「今は、あんまり休みが取れないから、移動中に買い物をすることがほとんど、特に、渋谷や青山を通るときは、車の中からかわいいお店を見つけたりして、〝ちょっと止めて〟なんて言って買いに行っちゃうの。あと、仕事で着た服で気に入ったものを、買い取ることもあります」

美奈子さんの服選びのポイントは、〝動きやすいもの〟「カチッとした服ってダメなんです。体になじまないような気がして…。あと、襟の詰まった服も苦手だなぁ」だから、これから挑戦したいマリンスタイルも、「紺ってヘタすると堅いイメージになっちゃうから、ニットを肩に掛けるとか、ボーダーシャツを入れるとか、若々しく見せたい。きっとまた、キュロットやジーンズ、カットソーが増えちゃうんだろうな」

基本的に、彼女はブランドにこだわらない。今着たいものを自然に着るのが、彼女のポリシーだから。美奈子さんに女のコのファンが多いのも、そんな飾らないナチュラルな部分が魅力になっているようです。
ナチュラルといえば、メークに関してもそう。

「ふだんは私、ノーメークなんです。仕事が終わったらすぐ化粧を落としちゃう。年をとるとどんどん毛穴が開いてくるっていうから、それが心配で今から気をつけているんです。小学校低学年のときにね、おばあちゃんに絶対に顔はお水で洗いなさいって言われて、それをずっと守っているの。ナチュラルな〝ハウス オブ ローゼ〟の洗顔料を使ってるしね」今日も、彼女はすっぴんで撮影現場に現れたのですが、どうりでつるつるの素肌が印象的でした。
