これめっちゃ大事。
— 森田洋之@医師・community Dr./医療経済ジャーナリスト/「医療」から暮らしを守る/音楽家 (@MNHR_Labo) September 14, 2025
僕は開業以来何十人も看取ってきましたが、終末期に点滴をしたことはありません。
同時に痰の吸引もしたことがありません。
僕も若い頃は知らなかったし、多くの医師もほとんど知りませんが、点滴しないと痰が出ないのです。
苦しい吸引もいらない。… https://t.co/IXwvEC9zER pic.twitter.com/QpxW5hxGvG
母が腎臓がんで余命も宣告されて、亡くなる三か月前頃から入退しておりました。
母は、「治療はしない、痛みが出たら痛み止めだけを」と医師に頼んでおりました。
死を覚悟しているのですから治療は不要なんですが、病院からしたら「わがまま」だったんでしょうかね。
食欲がないという事で、それはそれは、甘党の母でさえ「不味くて!」という缶入りの飲み物を進められておりました。
何十本か入りの物を一箱です。
「チー、一本 持って行って飲んでみろ、凄い甘さで飲めないんだよ、こんなの買わされて!」と嘆いていました。
飲んでみましたが、濃い砂糖入りミルク、そう、コンデンスミルクのような味でした。
ガンは甘い物が好物だと聞いていたので、「ガンに餌を与えているんだ、この病院は」と思いました。
当然、点滴もしておりました。
多分、ぶとう糖液だったんだと思います。
「抗がん剤治療はしない」という事を頼んでいたのですから、病院がすることは、点滴と痛みを止める湿布薬を脇腹から背中に貼ることぐらいです。
食事も出されておりましたが、末期ですので殆ど食べずです。
そしたら、あの缶入りの甘い飲み物を「どうぞ!」という事なんでしょうね。
母は飲んでなかったです。
それで最後は、ガンでと普通の人は思いますよね。
死因は誤嚥性肺炎だったそうです。
「何も食べてないのに、吐いた? 誤嚥性肺炎?」疑問でした。
これを読ませて貰って、納得しました。
叔父は母が亡くなってから、「同じ市内の○○病院では、最後のほうは、一日ウトウトしている薬を与えて置くんだそうだ、姉ちゃんも、そこの病院だったら、あんなに苦しんで死ななくて良かったんだよー!」と、私に言いました。
長姉には言えなかったようです。
家からの近さという事で、母と長姉で決めた病院だからです。
色々問題の多かった母ですが、叔父から見れば、たった一人の姉だったんですよね。
病院の対応に不満だったようです。
何時も近場に住んでいてくれて一番近い存在の叔父でした。
これを読んでくれた方々は、この事を是非覚えておいたほうが良いですよ。