最初に引き取ってくれた叔母の家での出来事です。
義理の叔父は、姉も引き取ったことで、働きに行くことになりました。
本当は、雪が降る前に、草を取らなくちゃ成らなかったのでしょう。
春三月のある日、まだ、福島には、あの頃、根雪が、ところどころ残っていました。
仕事が休みの叔父が、畑に、私たちを連れて、見に行きましたら、畑に草が。
伯父に取りなさいと言われ、取り始めましたが、余りの冷たさに、指がかじかんで「冷たいね」と、小さな声で言いあいながら、草取りをしました。
伯父は、クワではないのですが、先の尖った道具で、立ったままで草を取っておりましたが、「冷たくない！どれ」と言って手で取り始めたら、私たちより早く根をあげて、「冷たい！帰ろう」と言い、帰宅しました。
それから、開口一番、「なんで、草が生えているんだ！」と怒り始めました。私たちは知っていましたが、黙って下を向いたまま。
これこそ、某おむつ会社のコマーシャルではありませんが「洩らしません！ 洩らしません！」状態です。
結局、叔母と従兄が白状して、叱られる結果に。
秋から、畑をほったらかして、ひと冬中、花札をしていたのです。
私も、運の流れが変わるんだとかで、参加させられました。かけ金など有りません。
子供に代わらせた人が出すんですよ。
何もないって、こうゆう時は、気楽なもんです。
そうです！
私は、小学二年生から、花札をしていたんです。
オイッチョカブ、バカ、コイコイ、等々…(^_^;)
チンチロリンもしてましたー！(；一_一)
今は、すっかり、やり方等、忘れてしまいました。
根が好きではなかったんですね、好きではなくて、良かった！
ギャンブル嫌いな遺伝子に
三道楽で、身を滅ぼした人を、沢山見て来ました。
解っちゃいるけど、止められない！ってとこでしょうか。
当の義理の叔父も、妻子ある身で、子持ちの叔母を好きに成り、家庭を捨てた人なんです。
やっぱり、叔母の美貌でしょうかね？ 母は、そう言って居たんですが、私には、判らなかったです。
村では、知恵者で通っていて、何かと知恵を借りに来る人が多かったです。
私は、叔父が大好きでしたし、感謝しても、しきれません。伯父が、優しい人だったから、今の私があります。