前回はうぃるとキリスト教について書いてめっちゃ長くなりましたが、今回は、外国人と付き合う上でここが違うなぁと思うところの2点目、うぃるがThird Culture Kidであることについてです。

 

Third Culture Kidsとは

私もこちらに来るまでは聞いたこともなかったし、なんならこちらでも知らない人もたくさんいるThird Culture Kids。人格形成がなされる人生の大事な時期(主に幼児期から思春期終わりぐらいまでかな)を、両親の生まれ育った国ではない、もしくは自分のパスポートの国でない全くよその国で生まれ育った人たちのことをいいます。
 
うぃると彼の妹弟は、このThird Culture Kidsです。前回のブログでも書いたように、うぃるのパパママの宣教師という仕事の都合上、うぃるは10才までアメリカで育ち、その後19才までパパママの配属先であるフランスで育ちました。性格とかが定まるドンピシャな時期。
 
Third Culture Kidsの中には、その国にあるアメリカンスクールなどに通って、外国でもなおアメリカ人にまみれた生活をする人も多くいるみたいですが、うぃるはフランスの普っ通ーの公立の小、中、高に通っていました。(ちなみにフランスの学校教育って鬼畜らしい。それでまた別のネタが書ける)
 
聞いてるだけやとスッゲー。くらいのもんですが、彼らはアイデンティティに問題を抱えていることが多いです。うぃるもそれによく悩まされていて、生まれも育ちも日本な私は何て慰めていいのか、いつも分かりません!スマン!
 
うぃるは、フランスの学校ではいつも「外国人の子」だったし(だからかあまりフランス人の友達はいなかった)、かといってアメリカに帰国しても自分をアメリカ人だという認識を持てません。何せアメリカの文化に全く触れずに育って来たもんね。バケツみたいなサイズの炭酸をガバガバ飲んで、ポテチとりんごだけが子供のお弁当、みたいな環境で育って来たアメリカ人とは違うわけですよ。
 
だから、うぃるみたいな人は「どこ出身?」「何人?」という質問に、どう答えていいか分からないんです。フランスで育ったけど、フランス人じゃない。アメリカ国籍だし母国語も英語だけど、他のアメリカ人とは育った文化が全く違う(アメリカ国籍者のくせに「これだからアメリカはダメなんだよ」とかいうコメントもよく出ます(笑))。じゃ何者?っていうね。
 
明確な「母国」というものがないことや、「何人だ」と自分のことを簡単に説明できるラベルがないことが、自分はどこにも属してない、属せないんじゃないか?という悩みに繋がるんですね。複雑やわー。
 
私も言うてることはわかるけど100理解してあげることは無理なので、いつもウンウンって聞くだけしかできず。何人?って聞かれた時そんな敏感にならんと「アメリカ国籍やけどフランス育ちですーハハっ」って軽く答えといたらいいのにって思うんですけど。そうできる時とできない時が気分によって変わるらしい。まぁそっからの質問にいちいち答えるのもめんどくさいときあるもんね。
 
日本におったら、こういう複雑なことも知ることが出来なかっただろうなーと思います。私は今後もアメリカに住んでいたいけど、うぃるがアメリカ超ラブな感じではなく、むしろどこか別の国(てか日本)に住みたいと思っているので、今後どこに行くことになるか分かりません。まぁ色々な利便性を考えるとアメリカに留まる方がいいとは思うけど、もしかしたら数年間は別の国に住む、とかになるかもしれないし。お互いの希望を尊重しつつ、決めていけたらいいなと思います。