E8系の試運転に遭遇しました。 | 仙台はやての乗り鉄旅行ブログ

仙台はやての乗り鉄旅行ブログ

仙台を拠点として、色々な鉄道に乗っていきます。
他にも船や飛行機、レンタカーと活動範囲を拡大中です。
最近はホテルのレビューにも挑戦中です。

 

来月のダイヤ改正に営業を開始するE8系は東北新幹線や山形新幹線(奥羽本線)にて試運転を行っています。

 

どこをいつ走っているのかは全く分からないので、Xの目撃情報をもとに仙台駅の新幹線ホームへ上がってみると運良く停車していました。

 

今回の試運転列車に充当されていたE8系G2編成は昨年12月25日に仙台港に陸上げされ、先月から運転が始まったばかりです。

 

基本設計はE6系を踏襲し、パンタグラフは同型のものを搭載しているのですが、 大きな違いは先頭車です。

 

定員確保からノーズを短くし、最高速度も300km/hとスペックダウンしています。

 

・・・という話は多くの方が知っていることでしょう。

 

 

今回実際に見てみて、特徴的だと感じたのは今までのミニ新幹線形式と異なり、両運転席寄りにも客室ドアを設けていることです。

 

隣に停車しているE6系からも分かるように今まで客室ドアは先頭車両の一番後ろにドアを設けていました。

 

おそらく2015年に東海道新幹線で発生した火災事件が影響しているものではないかと思っているのですが、例えば17号車で火災が発生した場合、従来だと脱出の際に必ず火元を通らなくては逃げられない人が発生しているのを懸念していると推測しています。

 

その結果、16号車と17号車の間、約35mにドアが無いというちょっと特殊な状況が発生しています。

 

営業が始まってからしばらくは特殊とも言われそうなドア配置は乗降の際にしっかりとした案内が必要になりそうです。

 

試運転の形は様々で山形新幹線内はもちろん、定番の仙台~北上間や仙台~大宮間に加えて、東京や盛岡まで乗り入れることがあるそうです。

単独で運転することもあれば、今回のようにE5系と併結することもあります。

今回、E5系U1編成と併結し試運転を行っていましたが、仙台駅で解結し、それぞれが新幹線総合車両センターへと戻っていきました。

 

E8系はG1編成が昨年の春頃から試運転を続けており、G3編成も新幹線総合車両センターに到着しています。

 

来月ダイヤ改正時にはおそらく3編成で営業を開始し、G4編成も今年度には完成するなど、このままのペースで量産されれば、来年にはE3系は見納めとなる可能性もあり得ると思います。

E8系の試運転もそうですが、E3系を撮影をしたいと思っている方は今年のうちにお早めに…。