仙台市電保存館に行ってきました。 | 仙台はやての乗り鉄旅行ブログ

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 仙台市電保存館とは

 

1991年に開館した仙台市電保存館。

仙台の街を走り続けてきた市電の姿を未来に伝えるために当時走っていた車両などが展示されています。

 

場所は仙台駅から南へ15分ほど、仙台市地下鉄南北線の終点・富沢駅からさらに徒歩15分のところにあります。

 

入館料は無料。

 

 

 仙台市電とは

 

1926年11月25日に開業した仙台市交通局が運営していた鉄道です。

路線はJR仙台駅を中心として北仙台、大崎八幡宮、長町、原町の四方に延びていました。

1957年度までは黒字で運営をしてきましたが、1960年代になると市街地は自動車が増えて、定時運行が難しくなり乗車人員が減り、赤字へと転落。

1976年3月31日まで営業し、廃線となりました。

 

使われなくなった車両は長崎電気軌道に5両が譲渡され、その内が1両がオーストラリアのシドニー路面電車博物館に再譲渡され、唯一走行可能な状態で残っているようです。

また旧秋保鉄道の秋保温泉駅跡と西武園ゆうえんちにも車両が展示されています。

 『秋保の仙台市電』有馬温泉、道後温泉と並んで日本三名湯と呼ばれる秋保温泉、そこには1961年までは鉄道が走っていました。長町駅から西多賀や茂庭を経由して秋保温泉まで至る鉄道は秋…リンクameblo.jp

 

 

 

 

 

 展示物

 

1号車、123号車、415号車の3つが展示され、当時実際に使われていた路線図や駅名板、仙台市地下鉄の行先表示器もありました。

結構弄っていて楽しかったです。

 

123号車の車内の雰囲気は昔のバスと同じ匂い、同じ降車ボタン、同じ座席の触り心地で私が生まれる前に無くなったものとは言え、懐かしい車両に感じました。

こういった古い路面電車は日本各地でまだまだ活躍しているので実物に乗ってみたい方はチャンスのあるうちに松山や長崎へ乗ってみることをおすすめします。

 

 まとめ

仙台に住んでいる、住んでいた、仙台のことをよく知っている人以外は楽しめるかは分かりませんが、逆に仙台を少しでも知ってる人は楽しめると思います。

一昔の仙台の様子を写真で見ることが出来ますし、現在も市電が走っていたら便利だったのになぁって思いました。

ボランティアの方が数人いて解説していたので分からないことがあれば聞くと良いでしょう。

 

 

 

あとがき

この記事を書きつつ思い出したのですが、その昔、富沢駅と市電保存館を結ぶ市電カラーの日産キャラバンが送迎バスとして走っていました。