近鉄特急 ひのとり 80000系に乗りました。 | 仙台はやての乗り鉄旅行ブログ

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80000系ひのとりとは

豪華特急しまかぜで成功を収めた近鉄が『アーバンライナー』の後継車両として名阪間に投入してきたのが『ひのとり』です。

 

運転区間は大阪難波~近鉄名古屋間、6両と8両編成があり、『くつろぎのアップデート』というコンセプトのもとに開発されたひのとりは先頭車がプレミアムシートとなり、レギュラーシートも従来車よりくつろぎの車内空間が確保されている看板特急です

 

外観

カラーリングにはメタリックレッドを採用され、青いしまかぜと対を成す特急車両としてインパクトは絶大です。

流線形の先頭車はしまかぜに比べるとシンプルで、40個のLEDライトが煌々と光ります。

 

しまかぜと同様に金のラインが入っているのが豪華特急の証です。

 

ひのとりのロゴはインパクトがあり、特別感を高めています。

 

 レギュラーシート 

座席は2+2配列、シートピッチは1,160mmです。

 

バックシェルタイプのシートが採用され、後ろの人を気にすること無く座席を倒すことができます。

国際線のプレミアムエコノミーのように見えます。

 

リクライニングすると座面が沈み込んで楽な体勢になれるのも良いですし、座面が厚く、ふかふかです。

 

テーブルはスライド式の背面テーブルと肘掛け収納式のテーブルの2つがあります。

また、フックも2個あり、バネの力で音を立てずにゆっくり戻ります。

 

高さ調節ができるフットレストが搭載され、JRのグリーン車と変わらない設備となっています。

靴を脱いで使うものだよと車掌から何度も案内がありました。

また、ペダルにも布が張ってあるので、ご使用になる時はご注意ください。

 

ヘッドカバーはひのとり専用のものでペラペラの紙じゃないところが流石です。

 

荷物棚はガラスなので透明で何を置いたのかよく見えます。

また送風口は初めて見るタイプのものでした。

 

もちろん、全席コンセント付きです。

 

車端部にはさらに大きなテーブルが用意され、ビジネス利用も多い路線らしい設備になっています。

 

バックシェルタイプのシートは一長一短で、確かに座席が倒れては来ないのですが1,160mmという数字の割には広くないと感じました。

フットレストも思ったより手前にあるので足を伸ばしたい時には結局使わないです(苦笑)

ここは好みの問題ですが、褒めまくりだったので一応書きました。

 

フリーWi-Fiと雑誌を読めるサービスもあって様々な設備が充実してて、窓も大きく明るく清潔感があるので同区間で新幹線に乗るくらいだったら絶対こっちの方がゆったり出来て良いです。

少し早めに駅へ言って、車内でゆったりと快適に過ごせると思います。

近鉄一般特急にプラス200円で乗れるのでオススメです。

 

そして、次のプレミアムシートは絶対乗って欲しいと思える快適性とコスパの高さです。

 

 プレミアムシート 

座席は1+2配置、シートピッチは1,300mmです。

ぱっと見た印象は赤い絨毯に白い本革シートとグランクラスです。

 

リクライニングもフットレストも電動式で、読書灯のスイッチもあります。

シートヒーターもあったので少し使ってみたのですがほんのり暖かくなる感じです。

クルマのシートヒーターのように熱々にはならないです。

 

フルリクライニングしてフットレストも一番上まで上げて見たのですが、ものすごいゆったりし過ぎて、あっさりと寝れます(笑)

座面がうまく沈み込んで、もちろんフラットではないのですが見た目以上に寝ているような感覚になります。

フットレストは先端から伸びてくるパーツの凹んだ部分が踵に上手く当たるので、足が思ったより浮いたような感じにならず考えられていると思いました。

E5系グランクラスの座席も似たような構造なのですがちょっとした工夫が私の気になっていた部分を解決していて嬉しかったです。

 

ヘッドレストは上下に可動できるだけなく、形を変えられるのでネックピローのようにフィットさせることも可能です。

 

テーブルは2面展開ができる収納式のテーブルです。

木目調かつアルミの削り出しのパーツが高級さを増してくれます。

しまかぜだと背面テーブルを後ろの人が動かすと衝撃が不快に伝わるのでこの構造のほうが嬉しいです。

 

隠れた機能として肘掛け部分のテーブルをスライドさせることでカップホルダーを出すことができます。

いちいちテーブルを出さなくても良いし、広いがゆえに前のポケットも遠いので便利です。

 

もちろんコンセントも全席にあります。

 

ハイデッカー車両かつ窓が大きいですが、ガラスはきちんとUVカットガラスになっており、カーテンは電動式と抜かりは無いです。

日が当たっても暑くないので、眩しくなければ閉めなくても良いです。

 

最初はグランクラスをそのまま持ち込んだものかな?なんて思っていましたが、本家よりも使いやすさはアップしてます。

快適性は現状の鉄道車両の中でトップと言える快適性なのですが、値段設定がかなり安く、通常の特急料金にプラス900円で乗れます。

いやもう利用するしか無いでしょ?

また乗りたいです、しまかぜも何回も乗っていますがひのとりもまた乗りたいです。

 

さらに展望席もあり、私は今回運良く1人席の最前列のチケットを2回取ることが出来ました。

少しフレームが太いので正面の景色が見にくいと感じることもありましたが、魅力の塊のような電車で乗ることが本当に良かったです。

 

自販機

車内販売が行われていないため、両先頭車にはドリンクとお菓子の自販機が設置されています。

ココアや紅茶もお湯が出てくるのでその場で飲めますし、オリジナルグッズも売られています。

 

1番のおすすめは挽きたてコーヒーで、コンビニの少し高いタイプとそれほど変わらない200円という値段設定です。

専用コップが使われており、噂によると伊勢志摩サミットで使われた高級な豆が使われているらしいです。

 

フリースペース

デッキにはちょっとした空きスペースを活用したフリースペースがあります。

 

近鉄は愛煙家に優しく、多くの列車に喫煙コーナーが設置されています。

 

ICカード式のロッカー

デッキの多くにはロッカーが設置されています。

通常の鍵式もありますが、ICカードを利用するロッカーもあり、無料で利用することができます。

使い方も難しくないので大きめのスーツケースがあるときには使ってみると良いと思います。

 

関連動画

 

 

 

ひのとり運行1周年でドリチソさんが動画を出していたのでそれと、合わせて近鉄公式チャンネルが気合十分の動画を出していたので合わせて御覧ください。

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