秀逸な作品だと思うが、
今の私が読むには重かった。
途中、どうしても読み飛ばさずにいられない箇所があった。
それだけ宮部みゆきさんの描く人間描写が素晴らしいからなんだけれども。
今の私に人の負のエネルギーを受け止めるキャパがない。
たくさんの登場人物が出てきて、
人間的に暖かい人も、
受け入れがたい人もいる。
いい人でも、この部分はどうなのって人もいるし、
それを見事に描き分けておられるのは凄いと思う。
中でも小糸静子が一番嫌い。
こういう女居るよなぁ、と思うけど
本当に嫌い。
この女の嫌なところを後に息子に的確に語らせる部分が本当に凄いと思う。
そして恐らく八代祐司の母親にインタビューしたら、
その女なりのストーリーが出来るんだろう。
共通点は「私は悪くない」。
次に読むときには又違った視線で読めるといいな。
20160704 読了