私の今年上半期のNo.1の本かも!
東日本大震災を経て食べ物の自給について考え、狩猟女子となった女の子が書いた本です。私と同じ27歳。
まず鶏などの肉の解体からこの世界に踏み込んだ彼女。
「食べものを自分でなんとかする」ということ。
「震災が起きた時は、お金よりもモノをもっているほうが大切でした。
結局のところ、お金は食べられないのですから。」
「もう一つの気付きは「自分の体になるものなのだから、幸せに生きてきた鶏を食べたい!」ということでした。お肉を食べるということは、その動物と同化するということ。」
「お肉を食べるとは、狩猟や解体で体から出て行ったエネルギーを補う意味もあるんじゃないかと。
だから、特にエネルギーを消費していないときに、お肉のような大きなエネルギーをばくばくと食べるのは、なんとなくバランスが悪いのでは…と考えるようにもなりました。」
昔はみんな自分で狩ったものを食事にしていたもんね、きっと。
昔はみんな自分で狩ったものを食事にしていたもんね、きっと。
現代の私達はその過程をすっ飛ばして、スーパーにあるお肉をより安く買いたい!!ととても傲慢なことを考えてる。
「それにしても、いつの間に、私たちの食卓と生きものがこんなに離れてしまったのでしょう。」
「春から秋は旬の野菜がたくさんとれるだろ。そんで、野菜が採れなくなってきたらお肉の旬よ。脂も載ってるし、寒いから保存もしやすいし、痛まない。自然はちゃんとできてるんよ。自然のとおりに食べてたら、食べものに困ることなんてないじゃないの。」
これは彼女が聞いた、ある猟師の言葉。
「初めて獲物を食べた瞬間、私の中で何かが変わったような気がしました。自分で手を下していないお肉を食べることの後ろめたさから解放されたような」
まだまだ、考えさせられる言葉はたくさんありました。
彼女がしてることは特別ではない。
太古の人たちは皆こうして食べものを得ていたんだろうから。
彼女のブログ「ちはるの森」は、狩猟の様子など載せるせいか、大炎上するんだとか。残酷だという言葉もあるって。
でも、今日だって誰かが仕留めて解体したお肉を私は食べました。
私たち皆が知らないといけないことが、たくさん書かれてあると思います!
ぜひ読んでください。