「二酸化炭素が本当に温暖化の原因なの?」そう言っていた知人にわかりやすく説明するためのデータを求めて“地球温暖化”で検索したところ、広告掲載スペースのこんなコピーが目にとまりました。「地球温暖化について学ぶなら/地球に優しいエネルギーとは?あとみんで環境について学ぼう!」
何気なくクリックしてみると、現れたのは文部科学省の原子力・エネルギー教育支援情報提供サイト“あとみん”。トップページのいちばん目立つところに大きな文字で「文部科学省教育支援事業」とあり、それをクリックすると、「原子力・エネルギーに関する教育のための支援事業案内」という30数ページの文書が表示されました。
原子力・エネルギーに関する教育支援事業交付金、教材・教具の貸し出し、小中学生を対象とした草の根的教育支援・・・。ざっと目を通してみると、なんとこの文書は「原子力・エネルギーに関する教育」ではなく「原子力エネルギーに関する宣伝」のための支援事業について書かれてあるのです。この文書に限らず、サイト全体が原子力エネルギーのPRを目的に作られているのでした。
おいおい、ちょっと待ってくれよ。「地球温暖化について学ぶなら・・・」をクリックしたら殆ど原子力発電のPRってんじゃ、あんまりじゃないの?電力会社ならいざ知らず、これが文部科学省のやることでしょうか・・・?亡き父が原子力研究所に勤め、少年期は原子力のお蔭でメシにありつけたオイラですが、大惨事が起きる危険性や膨大なトータルコストなどをめぐり極端に賛否の分かれる問題を、この期に乗じて強引に・・・ってのは、教育上も良くないと思うけどなぁ・・・。