笑美の作ったすき焼きは美味しくてついつい食べ過ぎてお腹を擦ってると
「あ!ごめん・・・」
「ん?」
「18時以降は食べないのに・・・ごめんなさい」
「大丈夫だよ~極力食べない様にしてるだけだから」
「ほんと?」
「うん一緒にいれる時は一緒に食べたいよ」
「・・・うん」
「ね?だから大丈夫」
「ありがと」
「うん・・・じゃあ見よう?」
「うん」
彼女がDVDをセットしてる後ろ姿を見ながらこんな事も分かってくれるなんて嬉しいんだけど・・・一緒に過ごせ
る時間が限られてるから・・・一緒に居る時は彼女と同じ物を食べたいし・・・彼女と同じ物を見たいし・・・彼女と同じベッドで休みたいよ・・・
「何から見る?」
「・・・え?あぁ・・・じゃあこれ」
「うん」
そう言って笑顔でDVDをセットして電気を消して僕の隣に座ってベッドにもたれる彼女の肩をそっと抱き寄せたんだ・・・
それからDVDを見ながらワーキャー言いながら最後にはアニメで泣いてしまう彼女が可愛くて愛おしくて・・・一
体彼女は何処まで僕を好きにさせるんだろう・・・でも・・・泣くほどの事じゃないと思うから・・・きっとその涙は・・・
彼の横に座るとそっと肩を抱き寄せられ彼にもたれて一緒に見るのってこんなにも楽しいなんて思わなかったな・・・彼の手から伝わる温もりが暖かくて・・・明日になれば彼は仕事なんだな・・・そう思うとちょっと寂しくなっちゃった・・・ちょうどDVDでも別れのシーンだったから重なっちゃって余計に泣いちゃうよ・・・でも泣いても不思議に思われないよね・・・
「笑美?」
「ぐすっ」
「おいで?」
「・・・ん」
そう言って彼はぎゅっと抱きしめると抱き上げられてベッドに寝かされ上から見つめてくるから・・・必死で涙を止めようとしたのに・・・
「ごめんね」
「・・・っ?」
「寂しい?」
「・・・ぅぅっ」
「次の約束は出来ないけど・・・時間が出来たらたとえ何時間でも来るから」
「・・・ぐすっ・・・ごめんな・・・さい」
「なんで?素直に言ってくれるんじゃなかったの?」
「・・・うん・・・ぐすっ」
「・・・ん?」
「・・・急に寂しくなっ・・・ちゃっ・・・た・・・ぐすっ」
「ごめん・・・でも待ってて欲しい・・・」
「ジュンスぅ~~~~うぅっ・・待ってるっ・・・うぅーっ」
素直に言うって言ったばかりなのに・・・やっぱり言えなかったよ言われるまでは・・・だけど彼がそれを分かってくれてる・・・それが嬉しかった・・・全然鈍感じゃないじゃん・・・そう思ったら彼に抱きついてわんわん泣いたら優しく子供をあやすように頭を撫でてくれるから・・・だから余計に涙が出ちゃうんだよ・・・
続く・・・





