とにかく無我夢中で走り続けた・・・前を見るとお店が見えたので裏口へ周りお店の中に逃げ込んだ・・・中に入るとまだオーナーと奥さんが厨房に居た・・・
バタンッ
「はぁはぁはぁはぁ」
「どうしたの?笑美ちゃん!」
「はぁはぁはぁはぁ」
オーナーと奥さんの顔を見たら安心しちゃって床に座り込んでしまった・・・
「何があったんだ?おい!水持って来い」
「はぁはぁはぁはぁ」
「笑美ちゃんこれ飲みなさい」
奥さんが持って来た水の入ったグラスを受け取り一気に飲み干すとようやく息が落ち着いてきた・・・すると今度は手や身体が震えて止まらない・・・
「どうしたの~笑美ちゃん」
「・・・男につけられて・・・」
「えぇ!!それで?大丈夫だったの?」
「走って逃げてきたんですけど・・・」
「あ?どんな奴だ一人か?」
「二人・・・目が逝ってて・・・怖かった・・・っ」
「俺・・・ちょっと表見てくる・・・」
「うん。気をつけてよ?」
「あぁ」
オーナーが外を見に行ってる間奥さんがずっと抱きしめてくれて
「怖かったでしょ・・・可哀想に・・・」
「・・・っ・・・うぅっ・・・」
「帰りは送ってあげるから安心しなさい?」
「・・・うぇっ・・・ひっく・・・っ」
オーナーが戻って来て
「怪しい奴は居なかったな・・・」
「だって良かったわね」
「・・・うぅーっ・・・っ」
「怖かったわね・・・思いっきり泣きなさい」
しばらく奥さんが抱きしめられたまま厨房の横の椅子に座ってボーっとしてた・・・
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「笑美ちゃん電話なってるわよ?」
奥さんに言われて携帯を開くと画面にはジュンスの文字が・・・
「出ないの?」
「・・・」
今は出たくない・・・元気に話す自身が無かったから・・・心配かけたくない・・・
「もしもし?ジュンちゃん?私・・・そう・・・詳しい事は後で・・・今からお店に来れるかしら?・・・うん・・・そう・・・だったら早く来なさい?・・・笑美ちゃん大変なのよ・・・良いから急いで来なさい?・・・それは後で話すから・・・とにかく急いで・・・うん・・・はい」
奥さんは電話に出て彼と話して電話を切り携帯を私の手に置きにっこり微笑みながら
「急いで来るって(笑)」
「・・・え・・・ダメ・・・」
「なんで?ダメなの?」
「だって・・・仕事があるのに・・・心配かけられない・・・」
「ふふっ(笑)笑美ちゃんは分かってないわねぇ~~(笑)」
「・・・え?」
「男の人は心配かけられたいものなのよ?甘えて欲しいものなのよ?」
「・・・」
「ねぇ?あなた?」
「ははっ(笑)そうかもな」
「・・・」
「泣くんだったら彼の胸で泣きなさい?(笑)」
そう言って奥さんは微笑んでた・・・
続く・・・

