ジュンスと食事をしてから数週間が経った・・・彼らは今アルバムのプロモーションで凄く忙しい・・・そんな情報はネットやブログを見ればすぐに分かる・・・
私も試験が間近に迫ってレポート提出の期限も迫っていてバイトと勉強でジュンスの事を考えられなくなるぐら
い忙しかった・・・
って言うのは口実でジュンスの事を考えない様にしてただけなのかもしれない・・・変に期待してしまう自分が嫌で・・・
きっとジュンスにしてみれば行きつけのお店の子ぐらいにしか思ってないはずなのに・・・私なんかとどうこうなるなんてあるはずもないのに・・・
どうしても何日経っても・・・“じゃあまた”・・・この言葉が心のどこかに眠っていてふとした時にひょっこり顔を出すから疲れる・・・“じゃあまた”・・・
“じゃあまたお店に行くね?”・・・
そっかそうだよ!きっとそういう“じゃあまた”なんだよ・・・
なーんだ・・・私って本当バカみたい・・・あるわけないじゃん・・・
あの日から僕たちはアルバムのプロモーションで東京を離れ地方を転々としていた・・・東京に戻ってもテレビやラジオやイベントでまたハードなスケジュールが待っていた・・・
「はぁ・・・」
僕はトイレで一人深いため息をついた・・・笑美さん・・・どうしてるかなぁ・・・今頃はバイトかなぁ・・・それとも学校行ってるのかなぁ・・・
休憩や移動の度に頭の中に出てくるのは笑美さんの笑顔で・・・ミニョンじゃなく笑美さんの笑顔ばかり・・・あれから数週間経ってるのに全然頭から離れない・・・
あの店に行ったらニューアルバムにサインしてプレゼントでもしようかな・・・喜んでくれるかなぁ・・・
数週間後ようやくアルバムのプロモーションが終わっった・・・暇になる事は無かったけど・・・眠る暇もないって事は無くなった・・・だけど僕は何となく笑美さんに逢いに行けなかったんだ・・・
数週間離れてみて気付いた事・・・きっと僕は笑美さんの事が好きになってる・・・だけどそれと同時にミニョンの言葉がよみがえる・・・
「逢いたい時に逢えない・・・待つの疲れた・・・」
ミニョンが別れの時に行った言葉・・・
もし笑美さんが僕を好きでもし僕と付き合う事になったら・・・きっと僕は笑美さんにもミニョンと同じような事を思わせてしまう・・・
そう思ったら気軽に逢いに行けなかった・・・だって好きって事に気付いてしまったから・・・
続く・・・



