私はトイレから出てロッカーに行って頬を抓ってみた・・・
「痛っ・・・夢じゃないんだ・・・夢みたい・・・」
さっきの出来事が嘘みたいで店の子が呼びに来るまで呆然としてた・・・
「笑美ちゃん?ここに居たの?」
「・・・あ・・・ごめん」
「トイレ掃除終わった?」
「あ・・・まだ・・・すぐやるから」
「うん・・・どうしたの?何かあった?」
「・・・ううんなんでもない」
何か言ったら夢になっちゃいそうな気がして言えなかった・・・女子トイレの掃除を終わらせドキドキしながら男子トイレの掃除を終わらせ鏡の前で
「さっきここの居たんだよね・・・はぁ・・・」
またボーっとしてると年配の男性が入って来たので
「掃除終わったのでどうぞ」
そう言ってトイレを後にしてフロアのテーブルを片付け終わるとお客さまも全員帰ったらしく閉店の準備をして
店を後にした・・・
まだ終電がある時間だったけど・・・なんとなく嬉しくて歩いて家に帰りたくなって・・・嬉しさのあまり途中でスキップとかしちゃったりして・・・アパートに戻った・・・
今日のジュンス・・・こないだと違ってテレビで見るジュンスだった・・・こないだは何かあったのかな・・・辛い事でもあったんだろうか・・・
僕らはマネージャーの運転する車に乗って宿舎に戻る途中でユチョンが話しかけてきた
「ジュンス何か良い事でもあった?」
「え?なんで?」
「何かそんな感じだから?」
「何もないよ?」
「そう?この間のお店の人?」
「え・・・本当何もないよ?」
「そっか・・・何か嬉しそうだったからさ・・・まぁいいやジュンスが元気なら」
「・・・ユチョン・・・」
相変わらず勘の鋭いユチョンが声をかけてくるとドキッとするな・・・だって僕も何でこんなに可笑しいのか分
かんないけど・・・彼女を思い出すとついつい笑っちゃうんだ・・・えみさん・・・面白い人だったな・・・ミニョンとは少し違ったし・・・
それからの僕はミニョンの事を思い出す事が徐々に薄れていって胸を痛める事もなくなっていった・・・過去の良い想い出として語れるようになると良いなぁ・・・
続く・・・



