ユノと美夏さんが病室を出て行った後・・・美月さんが部屋に入ってきた。
「美月さん嘘ついてごめんなさい」
「良いんです・・・お礼を言うのは私の方です・・・最近の美夏さん見てられなかったから・・・」
「美夏さんとずっと一緒にいたんですか?」
「すみません騙すような形になっちゃって・・・この半年ずっと美夏さんを見てきました・・・自分を追い込んでどんどん痩せていく美夏さんを見てるのは辛かった・・・彼の事が大好きなのに我慢してる美夏さんを見るのも辛かった・・・でも私にはどうすることも出来ないから・・・ありがとうございます」
「やめてください・・・僕も果穂の事ではすっごくお世話になってるから・・・本当にありがとうございました。果穂も僕も美月さんのおかげでどれだけ助かったわかりません。美月さんのおかげ元気な女の子が生まれました」
「女の子ですか・・・おめでとうございます・・・お二人に似て可愛いでしょうね・・・良かった・・・本当に良かった・・・今日はこれで失礼します・・・また寄りますので果穂さんに宜しくお伝え下さい」
「下まで送りますよ」
「果穂さんのそばにいてあげて下さい。私なら大丈夫です」
「あの・・・さっき言ってた・・・彼の事が大好きって・・・美夏さんはユノがまだ好きって事ですか?」
「・・・美夏さんは言いませんけど・・・そばで見てたら分かります・・・彼の事を想わない日はなかったんじゃないでしょうか・・・だけど・・・美夏さんは不器用だから・・・」
「そっか・・・良かった・・・」
「良かった?」
「今もユノは美夏さんが好きだから・・・」
「本当ですか?」
「はい」
「良かった・・・」
そう言って美月さんは病室を出て行った・・・椅子に座り彼女の手を握りながら・・・ユノ達の事を願っていた・・・どうかあの二人が幸せになりますように・・・僕はそのままそこで眠ってしまい・・・何かを感じて目が覚めると果穂がにっこり微笑んで僕を見てた・・・
「おはよ」
「あ・・・寝ちゃってたんだ」
「疲れてるのにごめんね」
「そうだ・・・果穂が寝た後ユノと美夏さんが来たんだよ」
「そう・・・美夏・・やっぱり来たんだ・・・それで?」
「ユノが話ししようって連れてった・・・あ・・・」
「何?」
「車の鍵がある・・・」
「それ・・・美月ちゃんの・・・どういう事?」
「分かんない・・・」
「大丈夫かな美夏・・・」
「ユノに任せた方が良い・・・これはあの二人の問題だから・・・僕たちに出来るのはここまで・・・大丈夫ユノなら」
「そうだよね・・・」
「そうだ・・・やっぱり美月さんと美夏さん一緒にだったみたいだよ?」
「そっか・・・でも美月ちゃんが美夏のそばにいてくれて良かった・・・」
「うん・・・美月さんって凄いね!果穂や美夏さん僕らの事まで守ってくれて」
「・・・そうだね・・・私なんて守って貰ってばっかりだ・・・」
「果穂は・・・これから寿々を守るんでしょ?」
「うん当然!」
「あっは~僕は果穂と寿々を守るから」
「うん・・・ね何時?」
「ん?6時かな」
「ジェジュン一度家に帰って寝てきたら・・・こんなとこで寝てたら疲れとれないよ・・・」
「ん・・・じゃあそうしようかな・・・起きたらまた来るね?」
「うん」
「じゃあ・・・あ・・・」
部屋を出ようとした僕は果穂の元に行ってチュッとキスをして抱きしめた・・・
「どうしたの?」
「ううん・・・ただ・・・ありがとう・・・僕が幸せにするから・・・果穂も僕を幸せにしてね・・・」
「・・・うん・・・」
彼女をベッドに寝かせて僕は病室を後にした・・・
続く・・・



