年が明けて数日後・・・彼のオフも終わりまた仕事付けの日々・・・ニューアルバムの制作だとかレコーディングでスタジオにこもりっきりになるって言ってたな・・・少しでも時間があれば帰って来るって言ってたけど・・・予定日はもう少し後だからまだ大丈夫なんだけどな・・・
何気なくテレビを付ける夕方のニュース番組で画面に写っているのは・・・美夏のお父さん・・・リモコンを持ったまま固まってしまった私はリモコンを落としてしまった・・・その音に吃驚して慌ててリモコンを拾いボリュームを上げた・・・
美夏のお父さんが脱税?・・・って言う事は会社はどうなる?・・・それよりも美夏は?・・・美夏はどこに居るの?この事知ってるはず・・・日本にやっぱり居るって事?・・・
私はすぐに美月ちゃんに連絡をした・・・
プルルルルル・・・・プルルルルル・・・
「はい」
「美月ちゃん!今社長がニュースに!これどういう事?」
「・・・あ・・・それは・・・」
「脱税って・・・言ってるけど」
「・・・そうなんです・・・」
「美夏はどこに居るの?美夏はどうなるの?会社はどうなるの?」
「・・・美夏さんは今日本に帰ってきてます・・・だけどこの状況なので連絡がとれずに私も分からないんですよね・・・会社もまだ今は分かりません・・・すみません」
「・・・そう・・・」
「何かわかり次第連絡しますから」
「・・・うん・・・お願い・・・ごめんね美月ちゃんも大変だよね・・・」
「はい・・・」
電話をかけた事に少し後悔した・・・美月ちゃんも対応に追われて大変なはずなのに・・・自分の事しか考えてない自分が恥ずかしくなった・・・
けど脱税って・・・美夏のお父さんが・・・確かにあんまり好きではないし・・・酷い事をしたけど・・・それでもそんな事するなんて思ってもなかった・・・美夏が心配だよ・・・
もし美夏がこの件に関わってるとしたら・・・正義感の強い美夏の事だからもし美夏がこの事に気付いたとしたら何も言わない訳がないよね・・・ひょっとして美夏が情報を・・・だからユノと別れたとか・・・だとしてらなんでこの時期・・・別れたのは夏だったじゃん・・・その間はどこに?何をしてたの?・・・
私の考えすぎだったら良いんだけど・・・
食事の支度を始めた頃彼が珍しく早く帰ってきた・・・
「おかえり!今日は早いね」
「ただいま・・・うん・・・今日はちょっとね」
「元気ないね・・・疲れちゃった?」
「うん・・・」
食事をテーブルに並べて部屋着に着替えた彼に
「今日ねニュースで美夏のお父さんが脱税したって」
「え?あぁ・・・果穂も見たの?」
「果穂も?って事はジェジュン知ってるの?」
「今日さマネージャーに雑誌見せてもらってさ・・・脱税の他にも浮気の写真が掲載されてたんだ・・・」
「浮気?雑誌にものってるの?」
「うん・・・それでユノが動揺しちゃって・・・僕らも歌えなくてさ・・・それで今日早く終わったんだ・・・」
「・・・そっか・・・それで元気ないんだ・・・」
「ん~ユノが辛そうで見てられなかった」
「ユノのそばに居てあげなくて良いの?」
「そうしようと思ったんだけどユチョンが俺らが居るから大丈夫だって僕は果穂のそばにいてあげてって・・・きっと不安だからって言ってくれて」
「・・・みんな優しいね・・・」
「うん・・・ユノも美夏さんも大丈夫かな・・・」
「美月ちゃんに電話したらまだ分からないって・・・美夏は日本に居るけど連絡つかないって・・・美夏の携帯は夏から電源切れたままだし・・・一応何かわかったら連絡するって言ってくれてるんだけど・・・美月ちゃんも大変だろうし・・・」
「そっか・・・待つしかなさそうだね・・・」
珍しく元気のない彼はユノの事が心配で堪らなかったんだろう・・・ユノも美夏も心配だよ・・・
続く・・・


