掃除しながら彼らの年末の出演番組を見てやっぱり彼らは凄いと思った・・・またライブDVDを見ては彼のダンスの凄さに見惚れるばかりだった。
実家に帰る準備をする・・・気乗りしないが年始は必ず帰らないとうるさいから仕事だと思って帰るようにしてる・・・年始はゆっくり実家で休む事も出来ず・・・挨拶に訪れる来客のおもてなしをするのが本当に面倒・・・だけど夜になれば必ず彼から電話が入り韓国で友達と逢った事や両親と逢った事や映画を見に行った事など楽しそうに彼の喋る姿を想像しながら聞くのが心地よかった。
実家は好きじゃない・・・大きすぎる家・・・落ち着かないし・・・父と母は表面的には可愛がってくれる・・・愛情はない・・・そんでもって干渉してくるから立ち悪い・・・私の事なんて興味もないくせに・・・知ってる風な事言うから本当笑っちゃう・・・結局私なんて・・・あの家のコマだ・・・
父は私が勤める会社の社長で社長としては凄いと思う・・・尊敬できる上司として・・・だけど父親といわれると・・・父親らしい事なんてしなかったくせに・・・母だって同じ・・・
なのに私はあの家を捨てる事も出来ない・・・あの家を出ることでしか・・・卑怯なのは私だ・・・
毎年の事だから果穂は理解してくれてて年始は電話をしてこない。だから早く温泉に行って果穂に逢うのもまた楽しみだな・・・楽しい事だけを考えて3日間が過ぎて行くのを待った。
母「もう帰るの?」
美夏「はい」
母「もっとゆっくりしてけば良いのに」
美夏「友達と予定があるので」
父「仕事は5日からだろう」
美夏「はい・・・ですがやる事がありますから」
父「そうか・・・お前そろそろ結婚しないのか?」
美夏「はい。しません」
母「良い人いないの?」
美夏「いません」
母「ママが探してあげましょうか?」
美夏「いえ大丈夫です」
父「お前も25歳だそろそろ結婚の事考えておきなさい」
美夏「・・・もう帰ります。結婚はまだしませんから」
私はそう言って実家を後にした。
彼氏がいるなんてとても言えない・・・言った途端・・・即逢わせろ・・・絶対にそう言うから・・・ましてや芸能人なんて言ったら・・・間違いなく別れろと言うに決まってるから・・・絶対言わない・・・紹介する義理もない・・・今更・・・
そんな憂鬱な気分で実家を後にして自分のマンションに戻ると
「はぁ・・・やっぱり落ち着く・・・」
そのままベッドにダイブした。
3日間の疲れからかそのまま寝てしまっていた。
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
「・・・もしもし」
「あっ寝てた?」
「・・・ユノ?」
「うん」
「あっごめん・・・寝ちゃってたんだ」
「実家どうだった?楽しかった?」
「まぁ・・・普通かな・・・」
「ふーん・・・美夏のお父さんってどんな人?」
「・・・仕事人間・・・かな」
「そっか・・・お母さんは?」
「・・・家にずっと居る」
「家庭的なんだね」
「・・・」
これ以上家族の事聞かれたら・・・嫌な事を言ってしまいそうだよ・・・彼に見せたくないよ・・・
「あっそうだ予約できたよ温泉」
「おっまじ?俺日本で温泉て1回しか行った事ないんだよね・・・」
「そうなんだ」
彼との楽しい話を聞き電話を切った。私はコーヒーを飲みながら・・・考えてた・・・彼は家族と仲が良い・・・だから彼が羨ましくもある・・・尊敬できる人は迷わず父と答える彼が羨ましい・・・
続く・・・
