個室に入り彼が適当に注文をすると彼が話し始めた。
「果穂さんの事聞いて正直びっくりしました」
「ですよね・・・」
「でもジェジュンなら大丈夫ですよ。あぁやって笑ってますけどジェジュンも辛い事いっぱいあったから・・・その度に身体に傷付けて来たから・・・ジェジュンなら果穂さんは大丈夫ですよ」
「そうですよね」
「だからもう果穂さんの事は気にせずジェジュンに任せて自分の事を考えても良いんじゃないですか?」
「・・・・えっ?」
「昨日の男が言ってた事・・・果穂さんが心配で追いかけられなかったんじゃないですか?・・・果穂さんの為に諦めたんでしょ?」
「えっ!?・・・そんな事ないですよ・・・ははっ」
「ほら・・・そうやって自分の事は後回しにして誤魔化して・・・周りの事ばっかり」
彼の真剣な眼差しに応えるように私は話し始めた。
「・・・ユノさん・・・それは勘違いですよ・・・私はそんな良い人じゃないです・・・彼を追いかけなかったのは果穂のせいでもなんでもなくて・・・仕事を辞める事が出来なかっただけだから・・・」
「・・・本当ですか?」
「はい。仕事を辞めて彼と一緒に海外に行ったとして私は何するの?ずっと彼の帰りを待つだけ?それで楽しい?そう思ったら追いかけられなかったんです。ただそれだけで・・・ひょっとしたら果穂の事も言い訳にしてたのかもしれませんね」
「言い訳?」
「そうです。追いかけられない理由の一つだったかもしれませんね。自分に言い聞かせる為に・・・そんな卑怯な人なんですよ・・・私は・・・がっがりしたでしょ?」
「そんな事ない。誰にだって間違える事もあるし、失敗する事だってある。良い人だけではいられない事だってあります。それが人間なんではないですか?」
「・・・ユノさんって・・・大人ですね・・・」
ひょっとしたら大人なんじゃなくて若いうちから芸能界で働き異国へきたせいで大人にならなくちゃ無理だったのかもしれないなぁ・・・そんな事を考えてるとさっきよりも真面目な顔で
「そんな事もないですよ・・・俺にだって卑怯な所はあるし・・・嫌なヤツになる時だってある・・・ただ昼の男と違うのは・・・俺は好きな女を悲しませたりしない・・・美夏さんを悲しませたりしない・・・」
「・・・えぇっ?・・・それは・・・」
「俺・・・たぶん・・・美夏さんが好きです」
「・・・」
えっ?何?どういう事?・・・いきなりの展開に私の頭は少しパニックになった・・・
「嫌ですか?」
「・・・嫌なはずがない・・・けど・・・びっくりして・・・だってユノさんはクライアントで・・・そんな・・・」
「俺を一人の男として見てますか?」
「・・・」
「じゃあ・・・クライアントじゃなく・・・一人の男として見て下さい。東方神起のユノじゃなく・・・チョン・ユンホとして見て下さい」
「・・・」
「でも・・・嫌なはずがないって事は・・・好きって事?」
「・・・正直言うと・・・分からないです・・・急に言われても・・・」
「そうですね・・・ごめんなさい・・・急にこんな事言って・・・でも考えておいて下さい。返事はこの次に・・・」
「・・・はい」
彼女に送ってもらいマンションに着いた。
「ゆっくり考えて・・・明日から俺たち1週間韓国なんです・・・返事はそれから・・・じゃ」
そう言って俺は車を降りて宿舎に戻った。他の3人はまだ帰ってなかった・・・ほっとしながらベッドに横になりさっきの事を考えてた。美夏さんびっくりしただろうな・・・いきなり好きだなんて・・・何で俺はいつも突っ走ってしまうんだろう・・・気が付いたらもう言ってしまってた・・・
続く・・・
