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ジェジュンから電話だった。
私は携帯を見つめて電話に出るのを戸惑っていた・・・
今彼の声を聞いてしまうと甘えちゃって泣いちゃいそうな自分が嫌で・・・
そんな事を考えていると電話が切れた・・・少しホッとしてワインを飲んだ。
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少ししたらまだ電話が鳴った・・・
私は深呼吸をしてばれないように明るめに電話に出た・・・
「もしもしジェジュン?」
「果穂?何で電話出ないの?何かしてたの?」
「あっ・・・ごめん気付かなかった・・・」
「どうした?何かあった?」
「ううん。何もないよ・・・何で?」
「何か・・・そんな気がしたから・・・」
「そう?ジェジュンは心配性だなぁ・・・大丈夫だよ♪」
私は彼に心配かけたくなくて咄嗟に嘘をついた・・・声だけで・・・ちょっとした変化に気付く彼が少し怖いな・・・
それともそんなに元気がないように聞こえたのかな・・・明るく出たつもりなのに・・・
「そっか・・・なら良いんだけど・・・何してたの?」
「今からご飯食べようと思ってたとこ」
「何作ったの?」
「トマトとチーズのカプレーゼとブルスケッタとオムレツ」
「今日はイタリアン?美味しそう♪僕も食べたいな・・・」
「今度作ってあげるよ?」
「うん♪絶対だよ!!約束だから!!・・・あっ・・・そのメニュー飲んでるでしょ?」
「あはは・・・ばれたか」
「あの甘めのワイン?」
「うん」
「ワイン好きだね。なんて言うワイン?」
「うん。ツェラー・シュワルツ・カッツって言うドイツワイン」
「ふーん。飲みすぎないでね」
「うん。ジェジュン仕事はもう終わったの?」
「僕はね。まだメンバーがレコーディング中」
「大丈夫なの?話してて」
「大丈夫だよ」
「そうだジェジュン手紙ありがとう」
「あっ読んだ?あはっ♪なんか照れるね」
「嬉しかった・・・ありがとう」
「今日帰ったらみんなに話すから行けないけど明日は行けると思うから」
「あんまり無理しないで?」
「ありがとう・・・でもあさってから1週間韓国で仕事だから・・・明日は一緒に居たいんだ」
「うん。ありがとう」
「あっスタッフが呼んでるからまた連絡するね」
「うん仕事頑張ってね」
電話を切ると果穂は携帯を見つめてため息をついた。
ジェジュンは仕事が忙しいのに、まめにメールや電話してをくれる。そんな彼にばれない様にとっさに嘘をついたけど・・・上手に嘘をつけたかな・・・ごめんねジェジュン・・・隠し事しない約束だったけど・・・今日は良いよね?これ以上心配かけたくないから・・・
果穂はワイングラスを持ってベランダに出るといつものように星を見ながら
「パパ?ママ?・・・まだ怒ってる?・・・やっぱり許されないよね・・・」
夜空を見上げながら呟き涙を流しながら・・・彼が今夜メンバーに話すと思うと・・・また不安が果穂を襲う。
「でもね・・・パパ?ママ?・・・仕事が出来なくなっても・・・彼だけは失いたくないよ・・・彼だけは・・・」
そう呟くと果穂はワインを飲み干した。彼の足を引っ張るような事はしたくない。こんな弱い自分じゃダメだ。自分の顔をバシバシ叩いてしっかりしなくちゃ・・・こんなんじゃ彼の横に居れない・・・離れていってしまう・・・メンバーにも認めてもらえない・・・
「しっかりしなきゃ・・・」
続く・・・