カフェに行っても老若男女問わず、聞こえてくる会話の中に「令和」の話題があり、日本人の意識が新しい時代へと向かっているのを感じます。
そんな中、今話題となっている坂本八幡宮へ行ってきました。
自宅から車で10分の場所にあります。
太宰府政庁跡あたりは、とても気持ちがいい場所で、気の流れがよく、自然からのエネルギーをチャージできる素晴らしいスポットです。
さて、坂本八幡宮がなぜ話題になっているかというと、「令和」の引用素となった万葉集の「梅花の歌」が詠まれたとされる場所です。
大伴旅人が「梅花の宴」を開いた邸宅跡とされています。
太宰府天満宮の神職さんが宮司を兼務されているそうです。
参拝者で賑わい、この日もケーブルテレビなどの取材が来ていましたよ。
元太宰府市長さんも、和歌や歴史についての案内をされていました。
万葉集や歴史について詳しい方で、お話を聞いていると面白いので、いろいろ質問しました。
あらためて、中国、朝鮮半島からの影響をたくさん受けていることを感じます。
調べてみると、日本は唯一、天皇に基づき元号を制定している国だそう。
元号で時間を区切ることは、わたしたちはその元号が放つエネルギーの方向へと集合意識を向けることができるんですね。
「令和」の解釈は、いろんな人がされていますが、個人的な感覚では、美しい響きを感じました。
神さまが告げられる「和」の精神。
「輪」「環」
分離から融合、和合の時代。
愛と平和に意識を向け、ひとりひとりが自分の花を咲かせ輝く世界。
そしてお互いを思いやる和の心で、新しい時代をみなで創造していけるといいなと思います。
太宰府政庁跡は広々としています。
この日も花見でお弁当広げている方もたくさんいらっしゃいました。
政庁跡内にある展示館には、博多人形で表現された「梅花の宴」があります。
ここでは、ボランティアの高齢者の方々が、和歌や歴史について教えてくださいます。
なかには90歳の元気な女性もいらっしゃって、ボランティアガイドを30年もされているそうです。
勉強熱心でみなさんすごいです。元気をもらいました。
紫色の衣を着ていらっしゃるのが大伴旅人。
太宰府が注目されることで、菅原道真公も喜んでいらっしゃるでしょうね。
歴史や万葉集を振り返っていくと、太宰府はたくさんの和歌が詠まれた場所なのだとあらためて感じます。
和歌そのものは、言霊(ことだま)。
こうして万葉集が注目されることは、和歌や「令和(れいわ)」という言霊をとおして、現代の日本人が大和心を思い出す時にあるようにも思います。
太宰府天満宮の宝物殿では、コミック「応天の門」展が4月14日(日)まで開催中。
太宰府政庁跡から太宰府天満宮までの間は、歴史の散歩道もあります。
ぜひ大和時代に思いを馳せ、訪れてみてください。