20歳のころ、どんな大人になろうって決意しましたか?
憧れの人はいましたか?
ふと、自分が20歳だった頃を思い出してみました。
そして、20歳の頃に出会ったTさんを思い出しました。
当時、Tさんは20歳代後半だったと思います。
初めて海外旅行に行くからと、母が心配し、海外ツアーコンダクターをしていたTさんを紹介してくれました。
初めてお会いしたのは、Tさんのオフィスがあるマンションの一室でした。
Tさんは、ツアーコンダクターとは別にもう一つの仕事を持っていらっしゃいました。
そのお仕事とは、イベント、パーティー、テレビ、結婚式などのMCで、Tさん自身がMCとして活躍しながら、MCの女性達を教育し、派遣していらっしゃいました。
初めてTさんと出会った時は、まだ会社を設立されたばかりの頃だったと記憶しています。
マンションの一室で、テキパキと電話でやりとりしたり、ツアーコンダクターとしても海外を飛び回る姿は、かっこよく目に移りました。
自分の人生を自分で切り開きながら歩くその姿は、私にとって刺激的で憧れでした。
今振り返っても、その時のTさんのバイタリティーはすごかったなぁ。
その後、Tさんの会社は大きくなり、事務所を移転。
私は会社員として働く中、会社が休みの日には、Tさんの会社のアルバイトをさせて頂くこともありました。
福岡から鹿児島や熊本の知らない土地、田舎へJRに乗って行くアルバイトは、当時の私にとってワクワクの体験でした。
Tさんの会社の社員旅行でバリ島へ行くというので、妹と一緒に参加したこともありました。
そして、私の結婚式のMCは、もちろんTさんの会社へ依頼しました。
結婚後は、Tさんともご無沙汰になっていました。
そしてある日、私は家から近い駅の電車のホームで、バッタリTさんに会ったのです。
そういえば、彼女は同じ駅の近くに住んでいらっしゃいました。
Tさんの魅力は、明るい笑顔と寛大なハート、そしてユーモアでした。
久しぶりに再会した時も、
「あんた、こんなとこでなんしよーとー!(博多弁)」と、明るく大きな声で声をかけられたのを覚えています。
その後、Tさんはハワイでも仕事を展開するようになり、ハワイと日本を行ったりきたりの生活になりました。
そして、わたしが看護師の道へ進もうと心に決めながらも迷っていたある日、偶然にも、また駅でバッタリ会ったのです。
私は当時、看護師になろうと決めたことを、ほとんど誰にも話していませんでした。
そんな中、私はTさんだからこそ、胸の内を話しました。
これから進もうとする道が、本当にこれでいいのかと迷っていましたが、話しをしたことで、私は自分を許すことができました。
Tさんは、迷うわたしの背中を押し、励まし、応援してくださった大切な恩人です。
現在、Tさんはハワイへ移住し、ハワイを拠点として仕事を続けていらっしゃいます。
Tさんの仕事への熱意は、「人が好き」というところが原点。
私が看護師になったのも、人ともっと関わる仕事がしたいと思ったからでした。
そして、Tさんの会社の名前は、「トゥインクル」。
「きらきら光輝く」という意味があります。
名前には、その人がその人らしく光り輝きますように~という思いが込められていたのではないかと思います。
20年経った今、Tさんの思いに触れ、私の心も温かくなります。
近々また、駅でバッタリとTさんに会えたら嬉しいです。
人との出会いは、かけがえのない宝物。
Tさん、心から感謝しています。
ありがとうございます。

