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平凡な主婦の日常と心の声

高機能型自閉症、パニック障害、学習障害(書字障害ディスグラフィア)を持つ息子と共に成長して行く事を目標に、日々の奮闘とママが思う事の心の声を書いています。
私の対策や経験が、同じ障害を持つ親御さんの気持ちに少しだけでも寄り添えたら嬉しく思います。

 

 

書字障害って何??と思う方も多いと思います。

最近になって、ようやく聞かれ始めた言葉ですが、3つに分かれています。

 

  1. 読めない障害を「読字障害(ディスレクシア)」

  2. 計算・推論する事が困難な障害を「算数障害(ディスカリキュリア)」

  3. 書けない障害を「書字障害(ディスグラフィア)」

 

この3つの障害を「学習障害(Learning Disability:LD)」と言います。

 

息子には、この学習障害の中度の書字障害があり、軽度の読字障害があります。

本を読むという点に関しては、検査をするまでわからなかった位、障害に気付きませんでした。でも、たまに1行飛ばして読んでいたりしていたのは気付いていましたが認識出来ていないとは思っていなかったのです。

 

読字障害は生活して行く上でサポートはいらないのですが、自らが読み上げる時に1行づつ注意して見なくてはいけないので、その点はテストの時に少し不利になる気もしますが、本人がさほど気に留めていないのでサポート抜きでやっています。

 

問題は書字障害です。

書くという点で行やマスの中にちゃんとした字を書こうとしてもグチャっと崩れてしまい普通の字を書く事が出来ません。

字を書く事が他の人より倍の時間がかかってしまったり、漢字を見ながら写して書く事もかなりの時間がかかってしまいます。

 

テストでも答えが解っていても書く事が出来ず、ストレスになります。

特に小学生のうちは国語のテストが難関でした。

「何文字以内で答えを書きなさい」や、文章の書き出しなど小学校1年生と同じような字しか書けない息子に学年が上がるごとにマスの小さくなるノートやテストになる為、書けなくて何度も悔し涙を見せました。

 

どんなに頑張って、努力をしても書く事が出来なかったのです。

 

そんな彼を見かねた情緒学級の先生に学習障害を検査出来る病院があると聞き、受診して検査を受ける事になったのです。

 

学習障害を診断できる病院が少ない現実

 

まず最初に相談したのは息子の担当医でした。ただ、有名な大きな病院ですがウィスク検査までしか出来なかったのです。

学習障害はそこからさらに細かく検査して行きます。

なので、息子の検査をして頂いた病院ではウィスク検査を受けていない子供の検査が出来ないと言われました。

 

幸い、わが家ではウィスク検査は4回受けていた為、問題なく検査を受けられました。

息子が受けている間、今こんなテストを行っていると看護婦さんから説明を受けるのですが、大人の私が見ても難しいテストを4時間受け続けます。

 

そうする事でかなり細かくどんな物が認識出来ないのか、どんな物が認識していても出来ないのかを先生がレポートにして診断書として書いてくれるのです。

 

今後の学校でのサポートを細かく書き出して頂きました。

 

ただ、保険治療外の診断になるのでかなり高額な金額がかかり、3か所くらいの病院でしか検査が出来ないと聞きました。

 

理想と現実

書く事が出来ない診断書とサポート計画書があっても中学の情緒の担任の先生は、「今のクラスの子達皆出来ないのだから気にするな」との返答でした……

 

この言葉に息子の6年の時の担任が反論していましたが、頑張れば出来る子と息子の出来ないは違うのです。

息子の通う中学では、認知度が少ない障害は、サポートも少ないのが現状でした。

もちろん、サポート計画書も病院の医師から出ていますが、うちの子が通う中学では、書字障害のサポートは何もしないという結果になったのです。

 

中学に上がる前に面談をし、しっかりとサポート内容を確認し適切に対応してくれる中学を探すべきでした……

これは、私の失態……

息子に不便を虐げる1年になりそうです。

 

伝えたい事を必死に伝えても「自分の子だけ特別なのですか?」と聞かれると何にも言えなくなってしまい、「虐められますよ」と言われると下を向くしか出来なくて、「めんどくさい」とはっきり言われてしまうと、何のために通わせるのかわからなくなってしまいました。

脅されてる気分で話し合いが終わり、何とも言えない感情のままの帰宅となったのです。

 

わが家のサポート体制

 

4年生になるまでの4年間、何時間も机に座り、丁寧に書けるまで何度も怒鳴り宿題を3時間かけて行っていました。

やればできる。出来るのにやらないと思っていたのです。5年から書けないのなら、どんな字でも回数をこなせばいいと思い、綺麗さにはこだわらなくなり、今まで3.4時間かけてやっていた宿題も15分もあれば出来るようになっていました。

 

でも漢字は今でも見なくては書けません。なので漢字のテストはいつも空欄のままですが、他の物は全て書き込んでいたりしています。

漢字回答欄がある為、国語のテストは60点~70点くらいの点数ですが他の教科テストで80点以下は取ってくることが無いのです。

 

わが家のサポートは無理に書かせない。手紙などの物はパソコンで行わせるなどPCの設置などをして無理に書かせることを辞めました。

書けない、読めない子にはPCが必須となります。

 

テストを写真で撮り書式変換アプリを起動しテストを読み込む事から始め、テストにPCを使い書き込む。

それを印刷し教師に提出する。

文章をPCに読んでもらう事も可能なためイヤホンとPCは学習障害の子供には必須となるのです。

 

その為、子供にはPCの使い方をマスターさせなくてはならないので、親がそれなりにPCが出来て、一緒に覚える環境作りと、アプリなどの情報を交換できるコミュニティも探しておくのもいいと思います。

 

最後に……

子供の為と無理やり書かせてしまってませんか??

私は無理やり書かせてきました。書く事がストレスになり学ぶことの楽しさを奪い息子が学ぶことを辞めるまで追い込みました。

 

それでも息子は徐々に変わる母と一緒に歩いてくれて6年生の1年間で3年かけて学ぶはずだった国語と算数を1年で学びきり先日、卒業しました。

 

しなくてもよい努力をし、母のしりぬぐいをしてくれました。

 

私が褒めるから、怒らず叱るから、一緒に悩んでくれるから、息子はそんな事を言っていましたが、彼が立派にやり遂げた事は、たどり着いて欲しいと4年生まで間違い、もがき苦しんだ時に私が描いていたゴールです。

 

なぜたどり着く事が出来たのか……

これはきっと、息子が母にしてあげられる事、母が息子にしてあげられる事、そして、それをくみ取り教師が環境を作ってくれた事だと思っています。

 

そうです。相手を思いやる心が3者を結び実らせた結果なのです。

 

やらせない事は諦めではなく、最善の方法で学ばせてあげる為の通過点に過ぎないと言う事を、私は忘れずに今日も子育てをしながら感謝して行こうと思います。