落ちつきを取り戻した青木は、担当医師の佐藤に、
「僕は人を怪我させてしまった。隔離されなくていいのか?」
と尋ねると、佐藤は
「誰も怪我なんてしてないんだよ」
と言って、白衣の医師をひとりレクレーション室にいれます。
それは、大野でした。
青木「なんで白衣なんか着てるの?」
大野「んふっ。かっこいいから。なんてのはウソで、医者だから。」
大野は患者に自然に適切に接する事で、治療をしていく方法を研究してる医師でした。
大野「でも、幻影だって言われたのは、ショックだった。俺に足りないのは、存在感かっ(笑)でも、坂下と争いだした時はどうしょうかと思った。」
青木「坂下さんは?」
佐藤「坂下さんの方が、君が作り出した幻影だった」
大野「でも、君はそれに勝ったんだ。自分の意志で行動する事を選んだ。君はもう、大丈夫だよ」
佐藤は部屋に夏樹を招き入れ、二人で話しができるようにしてくれます。
大野はいつものように、部屋の隅で青木を見守る体制に入りますが、佐藤に促され「あ、いけねー」と、退散。青木にガンバレと拳を握ってエールを送って。
青木は夏樹に「僕が退院するのを待っていて欲しい。二人で不安な事は乗り越えて行こう」的な告白をし、夏樹は頷いて、ハッピーエンドなのでした。