しょんぼりした夏樹は退院してゆきます。
しかし、夜中に病院に戻ってきた夏樹は、屋上から飛び降りてしまいます。
幸い命に別状は無かった。あとでわかったけど、病院は3階建てで、下にいた患者さん(音楽療法なかまのひとり)が受け止めてくれたしいのです。(手足に骨折があったもよう(^_^;))
夏樹が退院する前後くらいに、青木は母親に似た坂下と言う患者さんに出会い親しくなります。
坂下は「私を母親と思って、親孝行してよ。」と言い、青木も楽器を教えたりするのでした。
しかし、坂下は大野が「自分で考えて判断しろ。思うように動け」と言うのに対して、母親と同じように「よく考えて、あなたは間違ってる」と言うのです。
かんなかんやで、青木は大野に「君は僕の作った幻影だ。母親が死んで、どうしていいかわらくなった僕が、相談相手として作った幻影だ」と言い、坂下の言葉に従おうとしますが、やはり「僕は母親に似たアナタにまた逃げようとしていた。逃げるのは辞める」と、夏樹に対する思いに素直になろうと決めます。
しかし坂下は、「あなたは間違っている。よく考えなさい」と詰め寄り、二人はもみ合いになり、青木は坂下を突き飛ばしてしまい、彼女は動かなくなってしまうのでした。