「幽霊の正体見たり 枯れ尾花」
という言葉があります。



これは幽霊と思っていたものは、
枯れたススキだった。

恐れられている人や物の実体が
つまらないものであることのたとえです。


怖い、怖いと思っていると
なんでも恐ろしいものに見えてしまう。




今あなたが抱いている不安も、
この「枯れ尾花」かもしれません。



心に不安がある時、
その不安は「怖れ」から来ています。



”そうなったら”怖い。
”そうならないように”動く。
 


怖れの中に自分が
呑まれてしまいそうになった時、
人は「行動」という手段で
その怖れから抜け出そうとします。



焦って動く、
とりあえず何かする


行動をすることで考えなくなるだろうと
思うかもしれませんが、

行動の力技でなんとかしようとすると
次は心が解離して本当のその人自身
ではなくなってしまいます。



余計に動けば動くほど焦りが出て
本当の自分がわからなくなってしまう。




不安をかき消そうと
あくせく動くことで
気を紛らすことは出来ますが

それは不安の上に
上書きして感情を塗り潰しているだけであって
底にある不安は消えていないのだから
やがて不安は浮き上がってきます。




本当に大事なのは
自分が何をそんなに怖れているのか
立ち止まって見つめること。


漠然とした不安の
“漠然”の正体を掴み
そこに隠れてる
”怖れ”を見ることです。
 


自分の中にどんな怖れがあるのか、
「知ること」なくして
「消えること」はありません。





一人静かなところで
不安について考え、深く深く
その中に潜り込んでみてください。
 
 
「私は何を怖れているの?」と。


一つずつ自分が
“こうなったら怖い”と思ってることを
丁寧に丁寧に洗い出していきます。



嫌われるかもしれない
ひとりぼっちになるかもしれない
何もかも失うかもしれない



そしたら次に、
そうなってしまったら自分はどうなるの?
と自分に問いかけます。



嫌われたら自分はどうなる?
ひとりになったら自分はどうなる?
失ったら自分はどうなる?




出てくる答えはきっとこれ。



そうなったとしても
自分は自分だ。




その怖れは、あなたの人生で
大した問題にはなりません。


初めて自分の中にある怖れと対面した時、
怖れていたものが

「大したことない」

と気づくのです。




そしてその時に
「自分」という大きな存在が姿を見せ
「怖れ」と「自分」の大きさが入れ替わって
呑み込まれそうになっていた怖れに打ち勝ち、
起こりうる可能性ごと玉砕します。



あなたが問題を怖れなくなった時、
問題となるものはなくなります。




恐怖から動いてしまっている時は、
“本当にそれが怖れるべきものなのか?”
実体を見つめてみてください。



逃げるように走っていた足を止めた時、
そもそも何にも追われていなかったことに
あなたは気づくでしょう。




「知ること」は
あなたから問題を消し去り、
あなたに自由を与えてくれるもの。



「枯れ尾花」を怖れないで。


あなたの目の前には
何も怖れることなどありません。



あなたは何よりも大きな力を持っていて、
どこまでも自由な存在であることを
忘れないでいてください。








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