のお悩み相談で、
親子関係で悩むお父様から
相談がありました。


娘さんと不仲で、
音信不通になってしまったと。



そしていただいた
依頼内容の最後に


「娘のことはもう諦めて、
見放したほうがいいでしょうか?」

とありました。





…。


いやいやいや、それ絶対
放してあげられないでしょ!




まず私は自分の子供に対して
「諦める」という言葉を
使うのが信じられない。


ひどいし
なに勝手に期待して
勝手に諦めてるんだよって、
反抗期中の私なら思っちゃう。




本当の手放しを知ってますか?


本当の手放しって、
諦めた時じゃなくて
信じてるから手放せるんです。




「諦める」という言葉を使う人に限って
本当は気になって気になって、

諦めたフリをしていつまでも
干渉しているんです。



それが重い。

そして物事は干渉している限り
うまくはいきません。




これは親子関係だけでなく
恋愛でも、目標に対しても何でも。



「きっと大丈夫」って
その握っている手を離せた時、

その時初めて未来を「信頼」して
だからうまくいくようになるんです。




手放すこと。

それは
諦めることじゃなくて
信じることです。



信じきれてないから、
手放せないんでしょ?

信じきれてないから、
頑張ってしまうんでしょ?


信じきれてないから、
思い通りにならないんです。




いったん離れてみる。

自分がどこまで
未来を、相手を、宇宙の力を
信じることが出来ているのかを知るために。





あなたが求めているものが
早く不安が消え去って
「自由になること」だとしたら、

相手が今求めているのも「自由」



期待は離れたところから
そっとかけるもの。


お互いの期待が、
距離が近すぎるせいで
ぶつけ合うようになってしまっただけ。


ぶつかり合わないように、
そのために娘さんは自ら
離れていったんだと思います。




***


私にはまだ子供もいないし
親の気持ちになったことがないから
よく分かっていないのかもしれません。


でも、
自分にも似たような部分が
あるからこの悩みに答えてる時
色々考えさせられたんです。




理想や期待が大きいと

その
“こうなってほしい”という

想念が
呪いに

色が変わって


自由に変幻自在なはずの現実が
動けなく、変わらなくなってなってしまう。




自分が目を離さず、
手を離さず、

じっと
そればかり考えているのは

今の現実を握ったまま
「変わってほしい!」と
叫んでいるようなもの。
すごく滑稽で矛盾している。



現実を変えるパワーを
うまく使えるようになりたいなら、


目を離さないのも違う。
見ないようにするのも違ってて、

目を別のものに
いったんよそ見する術をつける。



離れるっていうのは


ずっと離せずにいるのも違う。
いきなり捨てたり放置するのも違って、

別の気晴らしできるものに
着手したり工夫を身につける。




それが本当の「手放し」で
本当の『自由』なんですよね。




好きなことして、
気持ちが少しでも楽になることして、
自由な気分になれることをしていたら、

自然と
自分のこと、未来のことが
信じられるようになるはず。




どうなっても大丈夫な
自分を信じるためには


まずは今ここで

どうなってももういい
という気持ちになること。


そして、
どんなことでもしていい。




「赦すこと」が「手放すこと」になり

そしてその手放しが
「信じること」になって


信じた通りになるんだなぁと
思いました。