昨日、
人生であんまり泣いた記憶がない
という知人の話を聞きました。



話によるとその人は

最後に泣いたのは10年近く前、
愛犬との最期の別れの時に号泣して
でも泣いたのは30分間だけだったそう。

その後すぐに切り替えて
立ち直るよう励んだそうです。



あまり泣かない人の多くは、
“泣いている場合じゃない”と言うから
心が強い人のイメージを持ってしまうけど


そうじゃなくて、
きっとそういう人は


忘れなきゃいけないことが
たくさんあった人生の人なんだ

と私は思います。




嫌なことが頻繁に続くと
泣けなくなるんですよね。

皆さんは最近いつ泣きましたか?




実際その人の人生も
幾度となく困難を経験してきた人で、

“悲しみ慣れ”しているわけではなく
“忘れ慣れ”をして

毎回毎回自分の中で
一番美しい形に思い出を切り取って
悲しみを消化してきた人のように思えます。



悲しさに慣れている人なんていない。
誰もが一生慣れることはないでしょう。




人は忘れないために
心を痛め、涙を流すんです。


泣いた時の記憶は鮮明に残る。



大切な人、
大切な思い出、
かけた時間、

心が震えた時、
何かを誓った時、
自分が変わった時、


人は、忘れちゃいけない瞬間に
立ち会った時に

涙が流れる仕組みがあって
記憶に刻まれるようになっているんです。



泣いて忘れよう、
忘れて泣かないようにしよう、
じゃなくて

忘れないために泣くの。


泣きながら
もう二度とこない
大切な今を心に刻んでいるんです。









生きてるとつらいことが沢山ありますが
その中でも最も辛いのは
大切な人との最期の別れですよね。。



でも肉体は滅びても
たましいは生き続けます。


よく、
「亡くなったあの人は今どうしてますか?」
と質問をいただくのですが、

そうやって故人のことを
思い出している時は、
故人と繋がっている状態なのです。


お盆で親戚が集まって
故人の話をしていると、
必ずそばにいます。


むしろ、

繋がっているから
頭をよぎる

と考えて良いです。



これは故人の話だけでなく、
この世の絶対的な法則で

近いところにいるから頭に
そのアイデアが浮かぶ

のと同じです。



だから沢山思い出してください。

あなたの記憶の中では今も生き続け
あなたと一緒にいます。




“死者に対する最高の手向は
悲しみではなく感謝。”


と、よく言いますよね。


でも最初はやっぱり悲しみばかりが
こみ上げてくるのも仕方ないことです。


だってその悲しみってきっと
「伝えたかったのに伝えられなかった想い」
のことだと思うから。


悲しみの大きさって
感謝の大きさなんです。



だから沢山の人に
悲しまれながら天国へ行った人は、
沢山の人から感謝をされて
沢山の人に希望を与えたんだと思います。


絶望と隣り合わせな人ほど
命がまぶしく光輝くんだよね。




もっとこうすればよかった、
もっとこう言えばよかった、
もっとこうしてあげたかった、

色んな想いが涙と一緒にこみ上げて
くることがありますが、
泣きたい時は泣いてください。


その人のことを忘れないように泣ける
優しいあなたでいてください。



ただひとつだけ。

塞ぎ込んで一人で
部屋に閉じこもるのだけは
やめてください。

それは故人が一番望んでいません。


一人で部屋に閉じこもらないように
お墓が外にあったり、
その人が残してくれたご縁があるんです。



悲しみと感謝は一緒。


今の悲しみが時間を経て、
いつか悲しみの色が変わって

「ありがとう」

になってその人にちゃんと届きます。