長時間文字を書いていると、
利き手が疲れるけど
実は右手以上に
紙を支えていた左手が凝ることに
気付いたことがあります。
酷使したのは右手なのに…
人もそうだけど、本人だけでなく
支えるほうも大変なんだよなぁ
と思いました。
先日転んで右膝を怪我した時、
2日後には逆側の左腰が
軽いぎっくり腰になりました。
その時、
何か1つがダメになると
支えているほうもダメになって
身体ってバランスを
取っているんだなぁと思いました。
全部、バランスなんですね。
だから、何か一つがダメになった時は
それそのものをどうにかしようと
問題解決に急ぐのではなく、
他にも何か、
おろそかにしていたことは無いか
我にかえるとまた発見があります。
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おととい、友達とごはんに行った時
会社での対人関係の悩みを
相談をされました。
どうしても理解し合えなくて、
その上司を見ると心拍数が上がるくらい
嫌いで嫌いで仕方ないみたい。
その子の話を聞きながら、
大変だなぁと物思いにふけてたら
その子の左背後に、
赤色のアナログの時計が
浮かび上がってきました。
金具部分は金色でもっとアナログ感が
強いんだけど、だいたいこんな感じ。
時計……?
会話となんの脈絡もないものが
出てきたから一瞬疑問に思ったけど
ここからが腕の見せどころ。
どう読み解くか、
謎解きが始まります。
時計 は 時間の象徴。
きっと友達は今とても忙しいか、
何かに対して焦っている
ということを知らせてくれているんだ。
「焦り」が問題を生む鍵だと思いました。
その時、私自身も昔
対人関係で悩んでいた時期があって
そればかりを考えていたことを
思い出しました。
その頃は
忙しさや時間に焦っているというよりは
何も成し遂げてない自分に嫌気がさして
「早く何か結果を出さなくちゃ」って
人生に対する焦りを抱いてました。
対人関係が
うまくいかないのは
自分の中にある「焦り」が
生み出した現象です。
「どうにかしなくちゃ」
「早くやらなきゃ」と
自分を追い詰めているから
現実に追い詰められてしまう。
他人のリズムと共振できない時って、
自分のリズムがぐちゃぐちゃに
なっている時なんですよね。
メトロノームの実験による
共振現象のように
この地球には
共振する法則があります。
焦って自分をなくしてしまうと
力が掛かった時に反発してより
自分のリズムがぐちゃぐちゃになって
心地悪くなるんです。
だから内を向いて、
自分のリズムを取り戻して
自分のリズムを信じるのが
大切なのです。
何があっても一定のリズムで、
変わらない自分でいて
そしたら自然と
まわりがあなたのリズムに
共振してきます。
焦って自分を見失わないように。
人生という尺で
長いスパンで見たら
今この一瞬で起きてることなんて
どうでも良いようなことだらけだし
一つくらいの問題であなたの人生が
丸ごと不幸になることはありません。
長いスパンで見たら
たいていのことが
「でもなんとかなる、大丈夫。」
と思えることばかりだと思うんです。
人間関係のもつれは
冷静になってから解く。
ゆっくりと解いていく。
自分は悪くないし、
相手も悪くないし、
相性ではなく、
自分の中の「焦り」が
不和を引き起こしていただけです。
自分を信じられなくて
自分と自分が仲違いをしていたから
それがそのまま現実に現れただけ。
心の中にいる自分の役を
目の前の相手が買ってくれたんです。
誰かとうまくいかなくて
人間関係で悩んだ時は
自分の中に
どんな焦りがあるか
ゆっくり見つめてください。
時間の焦り
人生の焦り
結果を急ぐ焦り
相手とは関係のないことが
必ず出てくるはずです。
そしてゆっくり時間をかけて
焦りと向き合っていけば
その焦りは必要ないものだ
ということに気づくと思います。
すべては自分の勘違いが
引き起こしていただけ。
その勘違いも、
「相手と合わない」という
勘違いじゃなくて、
そっちじゃなくて
「早くしなきゃ」
という勘違いです。
急ぐ必要はなくて、
時間がかかっても必ず
あなたの望み通りになります。
焦りの幻想に飲み込まれずに。
自分のリズムで生きていくことを
大切にしてください。
そうして自分のリズムを取り戻した時、
気づけば人間関係の悩みもきっと
解決しているはずですよ。
【今日の一曲】