昨日のブログに続きますが…

もし、この世から
すべてがなくなったら
と考えてみてください。


そこにはあなたもいない、
あなたを見る誰かもいない、
物質もない、時間もない、
当然、悪も苦しみもない

でも“そこ”がある。
空間だけが残るのです。



「空間とは何もない舞台である」
ニュートンの絶対空間の概念。


その何もない舞台で、
さまざまな要素を反映させて
“自分は何者か”という存在を
創り上げているのです。


さまざまな要素とは
人間にとっては「経験」ですよね。

傷ついた経験があるから
人は優しくなれるし

絶望を味わった経験があるから
人は喜びを感じられる


あなたがそんなに優しいのは
あなたがそんなにまっすぐなのは
あなたが「あなた」として
存在しているのは

その経験があったから。


だからあなたの今日も、
これまでの人生も、
後悔している思い出もすべて
絶対に悪くないと私は思ってます。

どんな姿でもあなたは絶対悪くない
それだけは絶対変わらない。


怒りも、悲しみも、絶望も
あなたという輪郭を形作っている
かけがえのないもの。

大切なあなたの一部、
大きな宇宙の一部であり
無理に取り除くべき闇ではないのです



あなたの孤独には
希望がある。

今私が声を大にして
伝えたいことはこれだけ。

そこにいる誰かに
この声が届くといいなと願っています


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尊敬する脚本家の旺季志ずかさんから
励まされるお手紙と一緒に
素敵な本が届きました。

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言葉にできないくらい感動して
その世界観にぐいぐい引き込まれて
一気に読んじゃった。

セリフの一つ一つ、
言葉がね、もう光ってるの。


「花はね、花になっちゃうんです。どうしたって。どんなに樹木や葉っぱに憧れたって無理なんだ。花には花の、樹木には樹木の、葉っぱには葉っぱのよさがあって……それは誰とも交換なんかできなくて………」


主人公たちが成長しながら、生きる上での大切な知恵を教えてくれて、とても勇気付けられる物語です。
あぁ、なんて凄いんだろう…!

本に吹き込まれた旺季さんの情熱が
文章から伝わってきて、全身が
熱を帯びていくのを感じました。

泣いて笑って
心があたたまる素敵なお話。
ぜひ読んでほしいです!


この本、ずっと側に置いておこう。
寂しいときに励ましてくれる
相棒に出会った感覚です。

旺季さんありがとうございました!