私の直属上司は会社の社長です。
そんな関係上、プロジェクトについて色々と社長と話さないとならないことが沢山あります。
実はこれが毎日大変な苦労です。
彼は、天才的なアーティストですが、それ故か、話の終わりと答えがなかなか出てこない。
本当に頭の良い人は、難解な話も、一般の人が理解できるように、易しく説明する事ができるっていいますよね。
うちの社長は、その正反対をまっしぐら。「はい、いいえ」で答えられる質問にも、なが~い説明がつき、あげくの果ては、いったい答えはなんだったのか良くわからない。
答えをぼかす習慣のある日本人でさえも真っ青、超抽象的な会話です。
結構シンプルな話でさえもどんどん修飾後、造語が加わり、そのうち、いったい何を話しているのか、わからなくなってくる。
本人は、「詩」のような自分の文章(ビジネスレターでも)をお気にいりで、しかもその表現に何色違う色を使い、フォントのサイズまで変化をあたえて、アートに仕上げてしまっています。
お客さんの中には、あまりにミステリアスな会話に、「あ~、天才アーティストは奥が深い!平凡な私には良く理解できないくらい素晴らしい!」と思ってくれる人もいますが、下で働く社員は大変。
毎日、頭を痛めながら「いったいこの話のポイントは何なんだろう?」「いったい、どういう指示をだしているんだろう?」と悩まないとなりません。
意思の疎通がなくて、何か上手く行かない場合は私の責任になってしまうので、それはそれは、毎日の会話に苦労/疲労です。
社長に遠慮して、何度もしつこく聞けない社員は、相当なストレスがかかっています。
事務の時間を減らして、クライアントにチャージできる仕事の時間を増やせ!
と社長は口うるさく言うけれど、社長からの大量の難解、難読e-mailを読むのに費やす時間はかなりの浪費。
社員が幸せで生き生き仕事ができ、能力を発揮できる環境に、ビジネスの成功の鍵があります。
社員のストレスを減らすためにも、「指示は明確に」「答えは簡潔に」が 大事だとつくづく思うのです。
<今日の質問>
質問にちゃんと明確に答えていますか?