男は、ある女性から自殺幇助を頼まれた。投資信託専用の運用会社に勤める40歳目前の永江は、離婚後、あるきっかけで、大学時代の同級生・由希と出会う。10数年ぶりの再会。季節が巡るように、お互い気になる存在に変わっていくが、由希は心肺を病んでしまう。そして永江に「これ以上苦しみたくない」と、自殺幇助を願い出る。永江には、20代の恋人・沙織がいたが、由希といる時間のなかに「かけがえのない瞬間」を見いだすようになる。そんななか、友人で建設会社副社長の波佐間が、単身山に登ったまま妻子を残して連絡を断ってしまう。彼を捜すべく山に向かった永江は、ある事に気付かされる
「世界の中心で愛を叫ぶ」の作者ということで、なんとなく感動感涙な流れを予想しながら読んだけれど、登場する女性が重い病気だという共通点しかなく、全く異なる展開の物語でした。
株と投資の話、サラリーマンの男としての人としての生き様を問う感じ。
形あるものの終わりは、形なきものの始まり。
という言葉が沁みました。
2020年81冊目。
