こんばんは。
先日映画を観に行きました。
映画館の検索をしていたら、たまたま見つけた映画です。
一見、ラブストーリーのような映画の題名。
私は普段、あまりラブストーリー系の映画は見ませんが、河合優実さんが出演されているということで、ありきたりなラブストーリーではない予感がして、観てきました。
「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」
(以下、CAST等の敬称略します)
監督•脚本 大九明子
原作 福徳秀介
主演 萩原利久
CAST
小西徹… 萩原利久
桜田花… 河合優実
さっちゃん…伊東蒼
山根くん… 黒崎煌代
花の父… 浅香航大
喫茶店のマスター…安齋肇
かほさん… 松本穂香
銭湯の主人…古田新太 他
☆あらすじを少し書きます。
◯日傘を指して校内を歩く小西徹。大学2年生です。
事情があり、少しの間大学を休んでいました。
大学とアルバイト先の銭湯に、再び顔を出すようになります。大学には山根くんという友達がいます。
大学の近くの喫茶店の入口のそばには、いつも看板犬のサクラが座っています。
(真っ白な犬なんですが、これがまた可愛い♡)
徹はサクラと戯れる時のみ、心から良い笑顔になります。
徹のバイト先には同い年の「さっちゃん」という仲良しの女の子がいました。
さっちゃんはサークル(バンド)をしているようで、ある曲を聴いてほしいと、徹に勧めてきます。
ある日徹は、一人で颯爽とドアを開けて、教室から立ち去るお団子頭の女性に惹きつけられます。
その後も彼女の姿を見つけては、気にするようになります。
ある日、意を決して彼女の隣に座った徹は、出席カードを出してもらうよう頼むのでした。
彼女は普通に応じてくれました。
その後、1日にそれぞれ違う場所で3回も、彼女と偶然出会います。
結果、2人は意気投合します。
お互いのこと、深い話もするようになります。
その後も徐々に仲を深めていく2人でしたが…。
あらすじはここまでとします。
原作は福徳秀介さん(ジャルジャル)の書いた本なのですね!!私、失礼ながら知りませんでした。
最初、この役は河合優実さんでなくても良いのでは?と思ってたのですが、後々の話でなんか納得です。
河合さんの演技って、わざとらしさがあまりないね。
その人物を生きてる…。
良い部分、悪い部分、両方が素直に出せている気がします。
中でも、一番惹きつけられたのはさっちゃん役を演じた伊東蒼さんです!!
前々からこの子は凄い!!って密かに思ってました。
ドラマ「宙わたる教室」でも良い演技をしてたけど、今回も凄かった!!
切なそうな表情といい、あの話し方といい…
私はすごく胸を打たれました。
伊東蒼さんの演じたさっちゃんは、いろんな表情を見せてくれました。
誰もが経験するであろう若さゆえの不器用さ…。
何より、純粋な気持ちに溢れていました。
どちらかというと、それを黙って聴いていた徹の方に私はイラッとしてしまった。
(後から、徹は心の中はかなり混乱していたのだろう。うまく言葉が出てこなかったのだと感じました)
さっちゃんの歌とギターも上手だったな。
バンドで歌っていた歌が可愛かった。
(女の子がメインボーカルだからか?)
もっと他の曲とかも、聴いてみたかったです。
その他、映画には度々音楽が流れるのですが、それがまた雰囲気が良かった。
それも含めて一つの映画でした。
言葉で伝えることって、本当に大切なこと。
黙っていても伝わるってことは、長年連れ添っている夫婦でも難しかったりする。
特に若い頃って、自分の想いを素直に言葉で表現するのって難しかったりしますよね…。
この映画では舞台が関西なので、話し言葉も関西弁です。
さっちゃんの人柄もあるんだけど、優しくて温かみを感じました。
標準語を話す子だったら、また物語への感じ方は違ったような気がします。
山根くんの話す大分弁も、何か自分を持っている感じがして良かった。
映画終了後にパンフレットを買おうとしたら品切れでしたので買えませんでした。残念。
観る方によっては感じ方は違うかもしれませんが、私は好きな映画でした。
↓役者陣、皆さんの演技が光るドラマ!!
伊東蒼さんも出演していたドラマです。
↓河合優実さんの出演していたドラマ。
こちらも良きでした。