こんばんは。
今月は映画は観に行けないかと思ったのですが、1本だけ観に行きました。
こちらの映画、どこでも公開しているかと思っていたら、なかなか近くで公開している映画館が無くて…
少し遠出して観てきました。
『あんのこと』
(以後、敬称略いたします)
監督•脚本…入江悠
主演…河合優実
CAST
香川杏…河合優実
多々羅(刑事)…佐藤二朗
桐谷(記者)…稲垣吾郎
杏の母親…河井青葉
杏の祖母…広岡由里子
杏の隣人…早見あかり…他
※この物語にはモデルとなる方がいらっしゃるようです。脚色されているのでそのままの話ではありませんが、全体を通してリアルに感じられました。
★あらすじ
今から観に行く方は、ここからは読むのはご遠慮くださいね。
○薬をしていることで警察に補導された杏。
実家は公団住宅。部屋の中はゴミだらけ。
母と祖母と暮らしていますが、祖母は身体を悪くしており、母は酒に溺れていて働いている様子もなく、杏にお金を無心しています。
杏は身体を売ってお金を得ていましたが、そのお金は母親に取られます。
杏が少しでも母に反抗すると、母に殴られたり蹴られたりします…。
そんな中、刑事の多々羅は、杏に薬物中毒者の自助グループ『サルベージ』への参加を促したり、仕事を探したりもしてくれます。
『サルベージ』に取材に来ていた記者の桐谷も、杏のために仕事を紹介してくれました。
2人の助けもあり、希望の仕事に就けた杏。
執着する母を何とか振り払い、実家から出て一人暮らしも始めることが出来ました。
杏は今まで出来なかった勉強も始めるなど、初めて自分の好きなことが自由に出来る、心穏やかな日々を手に入れます。
しかし、新型コロナウイルス感染症が出現し、そこから予期せぬことが起こり始めます…。
話はここまででにしておきます。
河合優実さんは本当に『杏』として、生きている感じがしました。
暗かった表情が、人とのつながりで表情が明るく変わっていく…。
私は彼女の人生を、自然と応援していました。
何と言っても、河井青葉さんがもう…本当にどうしようもない母親を演じていて…。
私は実際に目にしたことはないけど、ああいう人ってリアルにいるんだろうな…と思いながら観てました。
しかも、あの演技はすごく難しいと思う。
どういう気持ちを込めて、やっているんだろう??
自分の娘なのに暴力を振るう(誰に対しても暴力は絶対ダメですが!!)。
河井さんが、どんなふうに役作りをしたのか気になります。
人とのつながりが希薄になっている世の中…。
それは誰しも感じることです。
杏は人との繋がり方がわからない状態でした。
そこにずっと時間をかけて寄り添ってくれた2人は、どんな人であっても杏にとっては恩人です。
最後はなんとも言えない気持ちになりましたが…。
ぜひ、観てほしい映画です。
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予告だけでも観たくなりました!!
10/11公開予定です!!