こんにちは。
先日観に行った映画を紹介します。
その時は公開終了間近でした。
『PERFECT DAYS』
第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品
★日本•ドイツ合作映画
(敬称略いたします)
監督…ヴィム・ヴェンダース
制作…ヴィム・ヴェンダース
高崎卓馬
(CAST)
平山…役所広司
タカシ…柄本時生
アヤ…アオイヤマダ
ホームレス…田中泯
ニコ(平山の姪)…中野有紗
ケイコ(平山の妹)…麻生祐未
スナックのママ…石川さゆり
ママの元夫…三浦友和
OL…長井短
居酒屋の店主…甲本雅裕
古本屋の店主…犬山イヌコ
その他
役所広司さんはこの作品で、カンヌ国際映画祭で男優賞、エキュメニカル審査員賞を受賞。
その他にも日本アカデミー賞で最優秀賞男優賞なども受賞しています。
作品についても、国外問わず高い評価を得られているようです。
今回はあらすじが少し書かれています
まだ観に行ってない方、今後観たい方はあまり読まないことをおすすめします。
◆映画の公式サイトにも説明が少しあります
早朝、外で掃き掃除をする音からはじまります。
男性はその音で目を覚まし起きると、いつものルーティンが始まります、
男性は外に出ると、新しい1日が始まったことを確かめるかのように、空を見上げます。
まだ薄暗く陽が昇っていません。
自販機のコーヒーを買って車に乗り込み、出かけます。車の運転中はお気に入りのカセットから一つ選んでセットし、音楽を聴きながら職場へ向かいます。
仕事は公衆トイレの清掃。
自分の任されている仕事を次々とこなします。
明るいうちに仕事を終えると、一旦帰宅して自転車で出かけます。夜は本を読みながら就寝。
ほぼ毎日、家の中ですることは同じ。
ちょっと違うのは仕事休みの日。
自分のために時間を使い、楽しみます。
その一連の流れは、まるで1人の男性のリアルな生活を見せられているような…。
ドキュメンタリーみたいです。
男性の名前は平山。
同僚のタカシは平山に話しかけては、度々絡んできます。平山は仕事中は口数が少ないです。
タカシはややいい加減なところがありますが、真面目なところもあり(平山のカセットテープを売ろうと言ってきたが、平山が断ると売らないできちんと本人に返していた)
幼馴染の同級生にはとても懐かれていて、優しい一面もあります。そうだからか、なんか憎めない感じ。
平山もタカシを拒否することは無く、受け入れています。柄本時生さんは自然な演技でした。
古本屋の店主さんも、良かった。
個人的に私のツボで、何か好きでした。
いつもの生活に変化が出たのは、姪であるニコとの再会と別れです。
彼女の存在は、今後の彼の生きる支えとなったことは間違いないなと思いました。
見始めは『独り』は寂しくないのかな?と思ったのですが、見終わりは『独り』だからこそ、色々気づく事があり、人生を楽しめるんだなって感じました。
私のお気に入りは最後のシーン。
俳優の役所広司さんとしてだけではなく、一人の男性としての表情だった。
あの何とも言えない表情…好きだな…。
★劇中に流れる音楽も素敵だった!!
この映画については、本当は考察とかは必要ないと思います。
映画そのものを、ありのままを見ていただくのがいいのではないかな?と思いました。
感じ方は人それぞれだと思います。
私は好きな映画でした。
興味のある方はぜひ!!
↓かなり強い衝撃を受けた作品。
小松菜奈さんも出演されてます。
↓最近出演していたドラマですね
↓こちらも話題となった映画。
米国ではリチャード・ギアが主演でした。