ご訪問ありがとうございます。
今回は大河ドラマ『光る君へ』について書いています。過去の記事はテーマ『ドラマ』から読んでいただけると幸いです。
前回の続きです。
女院様と会った次の日、帝はある決断を下しました。
藤原道長を内覧宣旨としました。
これまで内覧は、伊周が道隆の病の時に就いていました。
これによって、伊周の仕事は無くなったのです。
関白の席は空席のままです…。
帝にとっては、これが母、妻の定子への配慮。
考えられる精一杯の決断でした。
伊周はそれはもう悔しくて悔しくて…。
妹の定子に詰め寄ります。
道隆の時と同じく、『皇子を産め』と定子にしつこく迫ります。
それに対して黙って耐える定子…。
伊周の顔が今まで見た中で、一番醜かった!!
その後、道長は右大臣を任命されて、それを受けました。この時、道長は30歳ぐらいとのこと。
内大臣である伊周を追い越しての出世。
関白はいませんが、これで道長は公卿の中で一番上になったのです。
道長の出世に、満面の笑顔の倫子と倫子の母。
母の目には狂いはなかったですね…。
明子は冷静です。
一方、まひろの方は…。
ききょうがまひろの家にやってきます。
次の関白は伊周様か、道長様かで持ちきりのよう。
道長様は大層倹約家であり、中宮様の新しい調度品を買わせてもらえなかったと、ききょうは話します。
あまり人気もないとか…。
それを聞いて思わず笑みがこぼれるまひろ。
(あの人、人気ないんだ…)
まひろは道長様が看病してくださったことを乙丸から聞いていて喜んでいたし、やっぱりまだ心にはずっといるのだなぁと感じました。
そして、さわとの急なお別れ!!
さわの父上が肥前へ行くことになり、さわは付いていくことになります。
『寂しゅうございます~』
まひろの別れを惜しみ、泣いているさわ。
『二度と会えないことはないんだから』
と、まひろはさわを慰めます。
すると、惟規が現れて
『俺と別れるのが寂しいのか?』と、茶化してきます。
『惟規様のことは、昔は想ったこともありましたが、今はないです』と、キッパリと返されます。
(惟規、ざんねん!)
『人の心はうつろいやすいものよ(笑)』と、まひろ。
(惟規…いつまでも人の気持ちは同じじゃないのよ)と、教えてます。
夜、道長は月を見ながら、以前別れた時にまひろに言われた言葉を思い出してます。
そして足は自然と、以前2人で密会していた場所へ向くのです。
すると偶然、まひろもそこにいて、2人は再会します。
(昔の己に会いに来たのね)
(今語る言葉はなにもない)
まひろは、道長と言葉を交わすこともなく、その場を去るのでした。
★今回は目まぐるしく展開してきました。
道兼が関白を続けていたら、どんな世の中になっていたのでしょうか?
晩年(と、いっても30代だけど)は疫病に苦しむ人のために、道長とともに協力し合っていたと思うし、関白という責任ある立場を十分果たせたように思う。道長が一緒なら出来たような気がします。何より顔つきが昔とは違います。
そして、まひろは道兼の訃報を聞いて、
『あの方の罪と無念も、天に昇って消えますように』と祈りながら琵琶を弾いた。
きっと今までわだかまりはあったと思う…。
色々なことを経てまひろは大人になった…。
せっかく、道長と再会できたけど、会話も、目も合わせず去っていったまひろ。
あの頃とは違うから?
だけど、まひろ…。
看病とのお礼ぐらい言っても良かったのでは?と思った。
これで本当にお別れなのか…??
★次回のタイトルは『放たれた矢』。
すごく不穏なタイトルですね…。
次回も楽しみです。