こんにちは。
先月、今月と録画してあった映画を見ました。
そのうちの1つ、「キネマの神様」について書きたいと思います。
※ネタバレ注意です。
★2021年公開
松竹映画100周年記念作品
原作…原田マハ
監督…山田洋次
脚本…山田洋次・浅原雄三
CAST(敬称略します)
円山 郷直(ゴウ)…沢田研二/菅田将暉
円山 淑子(ヨシコ)…宮本信子/永野芽郁
寺林新太郎(テラシン)…小林稔侍/野田洋次郎
桂 園子…北川景子
円山 歩…寺島しのぶ
勇太(歩の息子)…前田旺志郎
出水宏監督…リリー・フランキー
その他省略します
★原作と映画は内容が大幅に違うそうです。
○あらすじ
ゴウは無職。日がなお酒を飲んだり、ギャンブルなどをして1日を過ごしている。家族からはギャンブル依存と呼ばれ、しかも借金までしていて、家族はその尻拭いをしてきている。
現在、長女の歩と子供は実家住まい。
長女は派遣社員で働いてます。
その息子はややひきこもり中…。
毎日、体たらくな生活をしているゴウにも青年の時があり、昔は打ち込めるものがあった。
それは映画。
青年の頃、ゴウ(菅田将暉)は映画会社にて働いて、皆から「ゴウちゃん」と呼ばれて愛されていた。
監督の助監督として活躍していたゴウ。
夢は、もちろん映画監督で自分の書いた本で映画を撮ることです。
その中で、仲良しだった友人が3人。
テラシン(野田洋次郎)、撮影所近くの食堂「ふな喜」の看板娘の淑子(ヨシコ)ちゃん(永野芽郁)、女優の園子さん(北川景子)。
園子さんはトップ女優。美しいですが気取っていなくて、性格も良い女性。
ヨシコちゃんは、笑顔が可愛くて、誰からも愛される女の子って感じ。
テラシンは映写部で働いてます。ゴウの良き理解者。穏やかな性格の人です。
夢は映画批評家…もしくは東京の郊外に小さな映画館を建てて、自分の好きな映画を、映画を愛する人のために上映すること。「テアトル銀幕」と、映画館の名前も決めています。
いよいよ、ゴウが監督としてデビューする日がやってきました。
いざ、撮影に臨みますが、ゴウはカメラマンに撮影の仕方に色々注文します。
しかし、現場の人からは苦い顔をされます。
なかなか撮影が進まない状態に…。
ゴウはセットの階段から転落し、怪我をする事態に…。
撮影は中止となり、監督デビューも幻となりました。
会社に辞表を出したゴウ…。
その時にはゴウとヨシコとは両想いで、気持ちが通じあっていました。それなのにゴウは別れを選択。テラシンにヨシコを譲ると言い出します。
怒ったテラシン。
ヨシコちゃんを幸せにできるのはゴウだと諭します。
周りからの反対の声も聞かれる中、ヨシコはゴウを追います。
そして現在、ヨシコはゴウの奥さんとして今も生活しています。
そんな折、孫から声をかけられます。
昔おじいちゃんが書いた本に感銘を受けた勇太は、ゴウに脚本を2人で書いてみないかと誘うのです。
昔のものを現代風に書き直せば良いと提案。
その日から、ゴウは生活態度が変わり、孫とパソコンの前に向かうようになりました。
ほぼあらすじを書いてしまいましたが、ラストシーンがまあ素晴らしいの!!
感動します…。
この映画は最初から最後まで、見ごたえの有る作品だと思います。
本当は志村けんさんがゴウの役をするはずだったんですよね…。
沢田研二さんが代役として引き受けたそうですが、すごく好演されてました。
だらしないのに、なぜか周りの人から愛されるゴウ。
志村さんが演じたら、どんなゴウになってたのかな?
その他の俳優陣も好演されてました。
中でも前田旺志郎くんは、控えめながらも存在感で出ていて良かった。
光っていたと思う。
↓原作はこちら。