おはようございます。
先日、1人で映画を観てきました。
「ロスト・ケア」
まず、映画の見出しが衝撃です。
「なぜ、彼は42人を殺したのか?」
映画を観る前から、犯人が誰かわかっている状態。
それを踏まえて、どう物語が展開するのかが興味がありました。
(ここから、少しネタバレがあります。これから映画を観たい人はここまでにしても結構です)
登場人物はそんなに多くはありませんが、皆さん演技が素晴らしい!
特に柄本明さんはリアル!!
お年寄りでこんな人いるよね…って感じです。
主に松山ケンイチさん演じる斯波(介護士)と、長澤まさみさん演じる大友(検事)が向かい合って話す、対峙のシーンが多いです。
斯波のしたことは犯罪であることは確かです。
家族としては自然死だから、その死を受け入れられる。
それがもし、違うものだったとしたら?
すごく、ショックを受けると思います。
ただ、介護をしている家族の負担の大きさは、映像より遥かに大変だとは思う。
介護は1日だけではなく、それが毎日続くのだから…。
それに対して、国は何をしてくれるのか?
救いを求めることが出来ない人たちもいる。
現実に、親に手を掛けてしまう人もいる…。
見ていて、他人事とは思えませんでした。
私は長男の嫁だし、この調子で行けば、長男である夫ともに、義父母の面倒を見ることになるのであろう…。
出来るだけ元気ではいてほしいけど、今後のことはどうなるのかはわからない…。
松山ケンイチさんは、表情で魅せますね。
全体的に台詞は多くないですが、その分、表情や仕草がその人自身を表してて良かったです。
長澤まさみさんは姿が格好良い!
検事でありながら、自身の親に対する思いもあり、途中から複雑な気持ちに…。
その気持ちが揺れ動く様が、上手に表現されてた。
介護というテーマは、私の世代的にはかなり刺さるものを感じた映画でした。
興味のある方はぜひ、観に行ってみてください。
↓原作本はこちら。
今週は、娘と一緒に映画を観に行ってきました。
もう、1日1本しか上映されてなく(しかも夜遅い時間)、来週で終わるので駆け込みでした
そのことについては、また書きますね。