先日観た映画「記憶探偵と鍵のかかった少女」の感想。


他人の記憶に潜入できる特殊な力を持った探偵が、その力を駆使して事件解決に挑むサスペンス・スリラー。自室に引きこもってしまった原因を探ろうとする両親の依頼により、その娘の記憶に潜入した記憶探偵が意外な事実にたどりつく。ヒロイン、アナを演じるのは女優で映画監督も務めるヴェラ・ファーミガの妹タイッサ・ファーミガ。

人間の記憶ほど曖昧なものはありません。記憶は誰にでもあり、その記憶の中に潜り込んで真実を捜し出すという発想が面白いと思いました。
どこまでが真実で、どこまでが現実で、どこからが過去で現在なのか…。ストーリーが進むにつれ、何気なく交わされる会話、触るもの、見るものすべて、一つ一つは大したものじゃないけどある時全てがひとつに繋がります。そして、探偵自身が抱える忌まわしい過去。この記憶が断片的に入り混じり、探偵を苦しめる。全く先が読めない展開にどうなるんだろうとハラハラドキドキして楽しめました。全然分からないし、解けそうで解けない謎に冒頭からのめり込んでしまいます。ただ、同じようなシーンも続くので、飽きてしまうと少し退屈かもしれません。
人間の本質的な恐ろしさを見せつけられるような作品でした。