昨夜は同期で友達の松本明子ちゃんと七月大歌舞伎を観劇してきましたよ!

豊臣秀吉の出世物語を題材にした「裏表太閤記」。松本幸四郎さんが「豊臣秀吉」役です。

この演目は初演が1981年。それから一度も再演されることはなく、まさに伝説とされてきました。今回、ナント43年ぶりの上演。

なぜ再演がされなかったのかは、この演目の壮大なスケール感にあるんです。

観て納得!

宙乗り(客席の上を吊るされて移動する演出)、早替り、本物の大量の水を使った大滝での大立廻り。

この滝の場面がね、

もう すごい!のなんのって。

『舞台の上でこの大水量の滝、いったいどないなっとるのん?』と、呆気に取られて観ていると、豊臣秀吉(松本幸四郎さん)と、明智光秀(尾上松也さん)と、鈴木孫一(市川染五郎)が、滝に入って行き、水をバシャバシャ跳ねさせて立ち廻ったかと思えば、最後は3人とも大滝に打たれて頭からズブ濡れになって…。

わっ、豪華な衣装が…💧。

わっ、歌舞伎化粧が…💧。

この後、どないするねんやろ?と思ったら、早替わりでまた現れて…。

その後、秀吉の夢の中のシーンでは、幸四郎さんコミカルな孫悟空になって、今度は空を飛び、3階席のお客様にも大サービス。

いやいや、まさに、これぞエンターテイメント!海外からの観光客のお客さんも大喜びしていました。


市川中車(香川照之)さんも、あの迫力あるセリフ回しと顔芸でイキイキと演技をされていて嬉しくなっちゃいました。

今回は客席通路にも侍兵士が駆け回って、ビックリさせられることの連続で、まさに〝てんこ盛り〟の歌舞伎。

めっちゃ得した気分!





幕間では桟敷席で幕の内弁当をいただき、ビールも飲み、歌舞伎鑑賞の醍醐味を味わい尽くした1日となりました。