今日はお友達の大桃美代子ちゃんと

【團菊祭 五月大歌舞伎】の夜の部を観てきました。

團菊祭(だんきくさい)とは、

今日の歌舞伎の礎(いしずえ)を築いた九代目 市川團十郎と、五代目 尾上菊五郎の2人の名優の功績をたたえ、

昭和11年に歌舞伎座で始まった五月恒例の祭典だそうです。


GW中の今日も歌舞伎座はたくさんのお客さんで賑わっていました。外国からの観光客の方も観に来られていたけど、日本人でもなかなか難しい歌舞伎の演目、分かったかなぁ。

でも、私の斜め後ろに座っていた家族連れの外国の方、身を乗り出して鑑賞されてて、ものすごい拍手👏されてた。

やっぱり外国の方は日本に住む私たち以上に〝和〟雰囲気がお好きですね。


今日は特に1幕目の

「伽羅先代萩」(めいぼくせんだいはぎ)泣けました〜😭。



お家騒動で命を狙われる若君を必死で守り抜く乳母のお話。

乳母には千松という可愛らしい実子がいて、いつも若君の側で遊び相手になっているんだけど、お家騒動の陰謀で毒殺をしかけられる若君を守るため、食べ物の毒味を千松にさせるところが見ていて辛くて…😭。

我が子を想いながらも、それを表には一切出さず、乳母としての役割を全うしようとする心の葛藤が本当にうまく表現されていました。

そして何より悲しかったのは、

まだ幼い千松が、覚悟を持って自ら若君の身代わりになるところ…

可哀想すぎるや〜ん😭😭😭。

身分の差って何なん?

命の重さはみんな一緒なのにー!


奇しくも今日は5月5日のこどもの日。

今の時代にこんな残酷なことが無くてホント良かったぁと思いました。