今週、来週の「Premium G」は、アルゼンチンタンゴ歌手のKaZZma(カズマ)さんをゲストにお迎えします。


タンゴって聞いて、皆さんはどんな印象を持っていますか?

私はどちらかと言うと、歌よりもダンスの印象が強いです。男性と女性が抱き合って、足を絡ませるような激しいステップを踏みながら踊るダンス情熱的でカッコいいですよね。習いたいなぁ〜と思ったこともありました。

一般的には日本人にとってあまり縁のないタンゴなんですが、今回、タンゴ歌手のKaZZmaさんがスタジオに来られて、目の前でギターを弾きながらタンゴを歌ってくださったんです!

すごい迫力!スペイン語だからどんなことを歌っているのかは分からないんだけど、

切なさ、嘆き、苦悩、そんな心の叫びのような感情がズンズンと胸に伝わってきました。ヤバい!ハマりそう😆


アルゼンチンタンゴは187080年頃、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで生まれたんだそうです。新天地を求めて各地からやってきた移民の労働者たちが集まる酒場で、厳しい現実の辛さや郷愁の想いを歌い踊ったのが始まりとされています。そこに各国の様々なリズムが入り、混じり合い、現在のタンゴ音楽になっていったということです。


今回のゲストKaZZmaさんは音大で声楽を学び、その後、老舗のタンゴバーで歌手として4年間に渡り研鑽を積み、日本だけでの勉強では物足らず、その後、アルゼンチンタンゴの本場ブエノスアイレスに渡り、フェデリコ楽団の歌手であったカルロス・ガリ氏に師事。タンゴの本場のステージでも歌ってきたんですって。

アルゼンチンの人たちは『タンゴは俺たちの音楽だ!』という強い自負があるそうで、KaZZmaさんが歌う時も『え?日本の若造が俺たちの音楽を歌うの?』って、斜めに構えて見るような雰囲気も実際あったのだとか。

そんな人たちの前で歌うなんて〜💧、私だったら足がすくんで逃げ帰ってしまいそう😂

KaZZmaさんはそんな現地の人たちを納得させる実力の持ち主であると同時に、すごいガッツの持ち主でもありますね。

でも、お喋りするとね、ちらほら大阪弁も出て、すごく可愛らしい人そのギャップも魅力だなぁと思いました。


今回のニューアルバムは、没後90年近くにも関わらず、今もなおアルゼンチンの国民的英雄とされるタンゴ歌手、カルロス・ガルデルの残した名曲を、KaZZmaさんが尊敬の念と、情熱を引き継ぐ想いで歌ってらっしゃいます。

番組ではアルバムの中から、4曲お届けしますよ。

ぜひ聴いて下さいね。