突然ですが…皆さんは
【アルバニア共和国】という国を知っていますか?
私は正直、
1年半前まで知りませんでした。
東ヨーロッパのバルカン半島南西部
(ギリシャの左上)に位置する
このアルバニアという国、
ネットで検索してみると
『日本人の99.5%が生涯訪れないであろう国』
と書かれています。
(日本人にあまり知られていなかったので
行かない…という意味ですなんですね)
世界中いたる所、
網の目のように交通の便が整い、
テレビの旅番組でも地球の果ての果ての
小さな国でも紹介されたりするこの情報時代、
なぜ私たちはこの国を知らなかったのか…。
その理由は…、
実はこのアルバニアという国は、
江戸時代の日本と同じように、
〈鎖国〉をしていたからなんです。
(1978年〜1992年まで20年近くも)
つまり、
ベールに包まれていた国だったんですね。
(鎖国が解けてからは多くの国との国交が
回復しています)
1年半前、
私はあることでアルバニア大使館の
大使(閣下)とご縁ができました。
そして今日、
アルバニアの大臣が来られるレセプションに
ご招待をいただき、ホテルオークラに行ってきました。
アルバニア大使の Mr.Gjergj Teneqexhiuと↓
アルバニア大使の方と
いったいどんなご縁で…?
と、思われる方も多いと思いますが、
実は、仕事関係とかではなく、
息子同士が同級生(だった)という、
ママ友、パパ友、の関係なんです。
私の息子が中学の2年の時に
お父さんの仕事の都合で
アルバニアから転校してきたGlen君。
身長が190cm近くあって、
顔もジェームス・ディーンみたいなハンサム君。
息子とは中2、中3と同じクラスでした。
最初は言葉の壁もあり、なかなかクラスに
溶け込めず1人ぼっちだった彼…。
私はその姿が可哀想で
居てもたってもいられなくなり、
同じマンションに住んでいたこともあり、
『家にゲームをしにおいで〜!って誘おう』
と電話を手にしました。
私自身、英語も片言なのに、
怖いもん知らずというか…
度胸だけはある私です…。
息子の方が常識人というか、冷静でした。
『ママ…ちょっと待って、ヤメて…』
『ママ…彼のお父さんは大使の方だよ…』
『知らないのに急な電話、失礼だよ…
しかもママ、英語ダメでしょ…』
『大使に電話するんやない!
私はGlen君のパパに電話するんや!』
そう言って強行突破した私。
『ハロ〜!アイム ア ユースケ'ズ マザー』
『ユア サン'ズ クラスメイト. ユー ノウ?』
『プリーズ カム トゥ マイ ハウス』
『ゲーム プレイ トゥギャザー!』
てな感じの
行き当たりばったりの無茶苦茶な英語で
お誘いしました。
文法ダメでも、発音ダメでも
心があれば伝わるもんです。
お父さんのGjergjiは大変気さくな人で、
『Thank you! OK! 』とすぐ快諾してくれ、
それからGlen君は定期的に我が家に
遊びに来るようになり、
家族同士も交流するようになりました。
Glen君は中学卒業と同時に故郷アルバニアに
帰ってしまったんですが、
パパとの交流は今も続いております。
私のママ友(右)も一緒に参加↓
《ヨーロッパ最後の秘境》とも呼ばれている
アルバニア共和国。
首都ティラナは都会ですが、
南部の方に足を伸ばすと、
本当に美しいビーチがあったり、
世界遺産の遺跡があったり、
ブルーアイと呼ばれる神秘的な蒼い泉があったり、
これから観光地として人気が出そうなスポットが
たくさんあります。
今は
『日本人の99,5%が生涯訪れないであろう国』
と言われていますが、
近い将来、
『日本人の99,5%が一度は訪れてみたい国』
になること間違いなし!
アルバニアの人々は
とてもフレンドリ−で優しく、
治安もかなり良いようです。
私は現在、
虎視眈々と家族でアルバニア旅行を計画中です!
この国旗が
私たち日本人にとってはショッカーみたいで
ちょっと怖いのですが…
これもまた神秘的じゃありません?