カウンセラー菊井です
先日は、Yahooニュースからの子どもの問題と夫婦問題について書きましたが・・・・
【夫婦】夫としては認められなくても、子にとっては大切な父であるはず
夫婦問題と子どもの問題・・・つながっているようで、実はつながっていない・・・・でも、問題の本質には通じる部分もある。そんなことを思います。
夫婦に問題が起きた後に、子どもの反抗、不登校、引きこもり、家庭内暴力。自傷行為、等々様々な問題が起きると、多くの方がその原因はきっと私たち夫婦の問題が、こんな問題を引き起こしたと思うことでしょう。
お子さんの問題に関わっている立場として言えることは、全くそれは関係ない、と私は言えます。ただし、夫婦の問題が引き金にはなったかもしれないけど、今 お子さんのことで困ったことが起きている方、厳しい言葉かもしれませんが、その問題は夫婦問題があってもなくても いつかは起こることだったかもしれませんよ、ということです。
もし、夫婦問題が原因だというのなら どのご夫婦のお子さんにも起きてしまうということになります・・・そうでない方もあるでしょうし、困った問題にぶつかっている方もあるでしょう。
同様に・・・・私が関わらせていただいてるご家庭のお子さんも、相当厳しい状況の方もいらっしゃいます。その方々、ご夫婦の問題があるか、と言えば・・・大きな問題はないと言えます（浮気や不倫、DV等深刻な問題と、捉えた場合）ご夫婦そろっていらっしゃっても、問題は起きています。しかも相当深刻です。
問題が起きると、ついその原因探しをしてしまうものです。夫の不倫問題が起きた時も、その原因探しをしてしまうように、子どもの問題に関しても、どうしてもそうなってしまいます。
子どもの成長、健やかに育って欲しい、問題を抱える子育てをしている親にとっては悲願ともいえる願いです。ただ、健やかに・・・それだけでいい・・・
今、子どもに起きていることは、側にいてもどうしてあげることも出来ない問題であったりもします。青年期になればよけいにそうです。親としてどうにかしてあげるのではなく、寄り添うということはどういうことなのか、一緒に悩むということ、子どもの傷み、痛み、苦しみとは何なのか、子どもの態度からいったい親へ何を伝えようとしているのか、子どもは 今何を見ているのか・・・親として心を精一杯使って見つめないといけないことばかりです。 本当に難しいです。心を研ぎ澄まして、その気持ちを慮る。
しんどいと、つい投げ出してしまいそうになります。投げ出しては、慌てて側にいく・・・親の態度の不安定さが、子どもの不安定さと共鳴するのです。
子どもの問題のしんどさ、なんとも出来ない無力さを感じる辛さは耐えがたいことです。
急がず、ゆっくり、進んでいきましょう。
まずは、親が安定できること・・・そのためにも不要に夫婦問題とつなげて苦しむことはない、私はそう思っています。
お子さんの問題、最近は青年期を通り越して成人期になってから出てくる人もいます。それまでが順調に人生を運んできたからこそ、受け入れるのに時間もかかりますし、受け入れることさえ難しいときもあります。もう大人のウツの領域ですけどね・・・
些細なきっかけで、人生が変わるのと同じように、好転していくのも些細なきっかけです。とにかく必要なことは信じ続けること、なのかなと思います。（もちろん適正な対応をした上でのことですけどね・・・）
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