UNIVERSEについて | マイクロアドの社長のアメブロ

マイクロアドの社長のアメブロ

株式会社マイクロアド社長の渡辺健太郎のブログです。
広告プラットフォーム・アドテクノロジーの会社をやっています。

DSP、SSPを中心としたアドテク事業のその先のビジョンとして数年かけて

準備していたUNIVERSEプロジェクトが少しずつ形になり始めています。

 

 

多次元データベースというコンセプトで数年前から社内では話をしていましたが

サービス名もUNIVERSEと決まりそれに必要な要素も少しづつ集まり始めています。

 

 

いままでのアドテクと言われているものはWebの行動履歴を中心にターゲティングの

精度を上げていくというものでした。

その中で広告効果は向上していきましたが当然そこにも限界があります。

 

 

何故なら人間はWebだけで生活しているわけではなく多くの消費は

Webの外側で行われておりその規模はWebでの消費の10倍以上あります。

 

 

いろいろな提携により少しづつリアルな購買データや

位置情報データなどを組み合わせることができるようになりました。

単純に言ってしまうと複数の異なるデータを組み合わせてみることで

いままでわからなかった顧客像が明らかにする。

そういうことが可能になるものがUNIVERSEです。

 

 

数年前にプラットフォームの会社というエントリーで、

例えばラーメン屋さんのような小規模な事業主でも使えるような

広告プラットフォームを目指すと書きました。

しかし残念ながら未だ実現できていません。

Webだけのデータではまだたどり着けないというのがいま時点での結論です。

 

 

しかしこれからはそういう領域に到達できるのではないかと思っています。

例えばより詳細なジオデータがあればもっと狭い商圏での

ターゲティングが可能になります。

さらに過去の履歴や購買データがあれば精度はより高まっていくことでしょう。

 

 

飲食店の出店計画に使えるようになるかもしれません。

例えばメキシコ料理屋をどのエリアに出店してどういう顧客ターゲットにすると

成功確度が高いのかそのヒントを探せるようなサービス。

 

 

あるいは既存の商品の本当の顧客層がだれかというのを

ファクトベースで発見できるようになるかもしれません。

未知の顧客像をつかめることができればその商品の売り上げを

爆発的に伸ばすことが可能になります。

 

 

昔のように20代の都内で働くOLみたいなセグメントはもはや消滅しており

顧客像を掴むのが難しくなっています。

だからこそこのようなことが可能になればマーケティング世界に

革新を起こせると考えています。

 

 

完成することがないという意味も含めて永遠に拡張し続ける

UNIVERSEというサービス名をつけました。

いままでのネット広告が苦手にしていた領域にUNIVERSEによって

たどり着きたいと思っています。