広告プラットフォームの会社 | マイクロアドの社長のアメブロ

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株式会社マイクロアド社長の渡辺健太郎のブログです。
広告プラットフォーム・アドテクノロジーの会社をやっています。


1月の四半期社員総会で2012年に

広告プラットフォームの会社になる

と宣言しました。


プラットフォームの会社になるという話はこれからもしつこくしていきますが

一度ブログでプラットフォームの会社とは何なのかという定義をしたいと思います。


まず背景としては昨年からDSP(デマンドサイドプラットフォーム)と

SSP(サプライサイドプラットフォーム)が一気に浸透しました。

この流れは今年さらに加速してネット広告業界を大きく変えていくことは間違いありません。

多分多くの人がイメージしている以上の大きな変化が起こると考えています。


マイクロアドでもDSPの売上がアドネットワークの売上をこれるのはもはや秒読みといって

も良い段階であり、実態としてもアドネットワークの会社ではなくブラットフォームの会社

といってよい状態だと思います。

しかし単純にDSPやSSPをやっているからプラットフォームの会社になるということではありません。



DSPは広告主のプラットフォームであり、

SSPは媒体社向けのプラットフォームでありますが

それは一部でしかありません。

我々が目指しているプラットフォームとはネット広告の取引やクリエイティブや

アトリビューションやLPOやサイト内解析やらネット広告周りの様々な技術を

プラットフォーム化することです。

さらにいえばネット広告に限定しているわけではなくてデジタル分野であれば

可能性があると思います。

自動販売機ともネットが繋がればそれは十分メディアになりうるし

冷蔵庫に広告配信してもいいと思っています。

具体的にはまだまだ構想段階のところもあり詳しくは掛けないのですが

DSPやSSPというのは入り口であって、もっともっと先に我々のビジョンがあります。



例えば楽天が誕生したおかげで安い出展料でECを展開することが出来て

多くの個人商店・中小企業がネットへ進出することが可能になりました。

もちろん成功する会社、そうではない会社がありますがビジネスの機会を

創出するということに大きく貢献したのは間違いありません。

amazonやヤフオクもプラットフォーマーとして大きな機会を作っています。


我々がプラットフォームになるということは多くの広告主に利用してもらうような利便性の高い

ものである必要があり今までネット広告を使っていなかった会社にも使ってもらえるような

裾野の広いサービスになるということだと思います。

近所のラーメン屋さんや歯医者さんがBLADEを普通に使って集客しているような

そういう世界をイメージしているのです。


ITの進化はいろいろなものが低コストでコモディティ化することで

多くの人が便利なものを安く使えるようになるという恩恵を社会に与えているものですが

ネット広告はまだまだ圧倒的にイノベーションが足りないと思っています。


誰でもネット広告を使ってマーケティングが出来るようになるそういう世界を

作れるようなプラットフォームの会社に進化していきたいと思います。