朝日杯FSは、人気上位馬で決着? それとも?? | ウマブロbyアミュレット

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思いつくままに……

昨年はドルチェモア-ダノンタッチダウン-レイべリングで決まって、1-2-3番人気。クビ、クビ差でしたが、人気通り。ただ少し離れた4着キョウエイブリッサは16番人気で単勝202倍の馬、3/4差5着のバグラダスは8番人気、さらに3/4差6着のオールパルフェは4番人気でした。

2021年はドウデュース-セリフォス-ダノンスコーピオンで決まって、3-1-4番人気

2020年はグレナディアガーズ-ステラヴェローチェ-レッドベルオーブで決まって、7-2-1番人気

2019年はサリオス-タイセイビジョン-グランレイで決まって、1-2-14番人気、クビ差4着に9番人気のタガノビューティー

2018年はアドマイヤマーズ-クリノガウディー-グランアレグリアで決まって、2-9-1番人気での決着。

ちなみにグレナディアガーズの前走は阪神芝1400mの未勝利戦で1番人気1着、グランレイの前走は京都芝1400mの未勝利戦で1番人気1着、クリノガウディーの前走は東京芝1800mの東スポ杯2歳Sで12番人気7着、

馬券にはならなかったけど人気薄4着だったキョウエイブリッサの前走は東京芝1400mの2歳1勝クラスで5番人気3着(勝ち馬はバグラダス)タガノビューティーの前走は東京ダート1600m(稍重)のプラタナス賞で4番人気1着。

上位人気馬が馬券になる確率の高いレースだが、穴なら前走1600m以外を走った馬!?

 

そんなこんなで出走各馬の気になるところを……。

 

1番エコロヴァルツ……ブラックタイド×プティプランセス/キングカメハメハ、全姉にウォータースペース、いとこにヴェントヴォーチェ。牧浦厩舎。収得賞金は1000万円。

ここは3戦目で、前走は札幌芝1800mのコスモス賞で1番人気1着。

1番枠だったが序盤は内をあけて外目2番手を走っていたが3コーナーで内に入って3-4コーナーを内ラチ沿いをロスなく回って直線はまた少し外に出して後続を突き放して勝利した。

騎乗した武豊騎手のレース後コメントは「行きっぷりが良すぎて、抑えるのに一苦労しました。真面目で一生懸命走ります。難しい馬場もこなしてくれました。能力は高いです」というもの。

新馬戦は福島芝1800mで2番人気1着。

騎乗したM.デムーロ騎手のレース後コメントは「強かったです。まだ子どもですけどね。調教から動いていましたし、今日は物見には気をつけていましたが、いつでも前を捕まえられる手応えがありました」というものだった。

M.デムーロ騎手、武豊騎手ときて今回は継続騎乗。

馬は4ヶ月の休み明け、武豊騎手は怪我からの復帰で約1ヶ月半の休み明けで土曜日はターコイズSのソーダズリングで4番人気4着と12Rで9着。本日はこのレースと12Rの2鞍に騎乗予定。

休み明けコンビと言ったら叱られそうだが、人馬ともに休み明けでいきなりのGⅠ勝利となるだろうか?

前走があまりにも余裕の勝利だったので、マイルのペースに対応できれば……そこは抑えるのに一苦労ってくらいだから、行こうと思えば問題なく行けるだろうけど?

 

2番ミルテンベルク……モーリス×ペルレンケッテ/ディープインパクト、半兄にバンベルク、いとこにサツキハピネス。ノーザンF生産馬。キャロットF。武英智厩舎。収得賞金は1000万円。

ここは4戦目で、前走は東京芝1400mの京王杯2歳Sで2番人気5着。

5番手でレースを進めて、直線でも頑張ってはいたが最後のひと伸びがなかった。

騎乗したモレイラ騎手のレース後コメントは「まだ若い馬で、どうしてもレース前に高ぶってしまいました。レース前にエネルギーを使ってしまっていて、レースでは頑張ってくれましたが、最後の直線でそのぶん負担がかかってしまいました。メンタルの部分ですから、経験を積んで精神的に安定していけば、能力のベストを出せるようになるでしょう」というものだった。

新馬戦は小倉芝1200mで1.8倍の1番人気で1着

2戦目に同コースの小倉歳Sで2番人気2着。勝ち馬はアスクワンタイム。騎乗した藤岡康太騎手のレース後コメントは「2戦目でテンションが上がりそうになりながらも、返し馬から我慢してくれました。競馬は馬のリズムを重視して運びました。何とかなだめながらという感じで、リズムを崩さないよう抑えるレースでした。勝ち馬に目標にされる形になり、この馬も良い脚を使っているだけに申し訳なかったです」というものだった。

新馬、2戦目は藤岡康太騎手、前走はモレイラ騎手だったが、今回はムルザバエフ騎手に乗り替わり初騎乗。

さらなる距離延長に不安はあるが、ある程度前でレースを進められれば内枠だけに恵まれることもあるかというのはあまりにも希望的観測だろうか。

どちらにしても落ち着いてレースに臨めればというところか?

 

3番ジャンタルマンタル……Palace Malice×インディアマントゥアナ/Wilburn 。社台F生産馬。社台RH。高野厩舎。収得賞金は2300万円。

ここは3戦目で、前走は京都芝1600m(稍重)のデイリー杯2歳Sで1番人気1着。

逃げるメイショウサチダケの後ろ、内ラチ沿いを走って、外回りと内回りの合流点で内から前に出て抜け出して勝利した。

騎乗した鮫島克駿騎手のレース後コメントは「自信がありました。初戦と似たような競馬でしたが、さらにいい内容だったと思います。狭いところを割っていくような形にはなってしまい、馬場も内より外の方がいい状態だと思っていたのですが、枠が2番だったので、こういう競馬もイメージして臨みました。思ったよりゴールまでしっかり伸びてくれました。直線は今日も余裕があったように思いました。デビュー戦の前に調教に乗せていただいた時から、この馬と必ず大きなところを獲るという気持ちでこの馬に携わらせていただいていますし、きょうはGIIでしたが、さらにGIの舞台でも戦えればと思います。まだキャリア2戦目で、将来性の高い馬です。この馬の成長とあわせて自分もしっかり成長できるように頑張りたいと思います」

新馬戦は京都芝1800mで2番人気1着。

新馬、2戦目は鮫島騎手だったが、今回は川田騎手に乗り替わり初騎乗。

それにしても前走後の鮫島騎手のレース後コメントが切ない……。単純にここも勝ったのだから次も当然自分と思っていたのか、それとも常に乗り替わりを考えてのアピールなのか? そこはよくわからないけど……乗り替わりなんてよくあることですけどねぇ。今回に関しては、新馬・重賞と結果を出しても乗り替わりかよって思うと……ねぇ。

高野厩舎は牡馬でのGⅠ勝ちがないので、ここはどうしても勝ちたいってことでの川田騎手ってことでしょうか。

社台RHにしても今年のGⅠ勝利は皐月賞のソールオリエンスだけなので、ここはどうしても勝ちたいってことかもしれませんが。

何れにしても高野厩舎×川田騎手でGⅠを勝てば、大阪杯のレイパパレ以来となりますね。

 

4番サトミノキラリ……ビッグアーサー×パレード/ディープインパクト、いとこにリノアラ、バシレウスシチー。鈴木伸尋厩舎。収得賞金は900万円。

ここは4戦目で、前走は東京芝1400mの2歳1勝クラスで1番人気1着。

5-6番手を追走し、直線は外に出されて、先頭でレースを進めていたクリノハレルヤをあっさり差し切って勝利した。

騎乗した横山武史騎手のレース後コメントは

「距離延長がどうかと思っていましたが、リラックスして走っていました。子供っぽいところはありますが、この馬なりに成長した姿を見せられたのではないかと思います」というもの。

新馬戦は函館芝1200mで1番人気2着

2戦目に札幌芝1200mの未勝利戦を1番人気で勝ち上がり。

この時のレース後コメントは

「2番手で怖がるシーンもありましたが、最後は力強く伸びてくれました。逃げなくても競馬ができたのは収穫です」というものだった。

新馬戦から横山武史騎手が騎乗していたが、今回は津村騎手に乗り替わり初騎乗。

横山騎手がセットアップに継続騎乗するために乗り替わりになったのだと思われるが、師弟コンビで初GⅠ制覇を目指すってのは却って良い話なんじゃないかと思ったりする。

ただ、馬は距離伸びてどうかということもあるし、津村騎手が阪神でGⅠ勝つかというのがどうにも?

ただ津村騎手は前で競馬を進めるイメージの強い騎手だし、内でうまく流れに乗って踏ん張れればという感じ?

 

5番タガノエルピーダ……キズナ×タガノレヴェントン/キングカメハメハ、半兄にタガノトネール、タガノエスプレッソ、タガノディアマンテ。斉藤厩舎。収得賞金は400万円。

ここは2戦目で、前走は京都芝1600mの新馬戦で2番人気1着。

逃げたクランフォードの後ろ、2-3番手でレースを進め、直線で道場の外から差して勝利した。

騎乗した団野騎手のレース後コメントは「能力がある事はわかっていましたし、何度も乗って癖も把握していました。レースは初めてのぶん、ゲートを出て左へ飛んでいくところがありましたが、課題は見つかりませんでしたし、レースの内容も良かったです。今後が楽しみですし、無事に行ってくれたらと思います」というもの。

2着クランフォードに騎乗した西村騎手は「良いスタートでしたし、あの子のリズムで行きました。あれでつかまるとはですが、勝った馬が一枚上でした」とコメントしていたが、次走阪神芝1400mの未勝利戦を1.5倍の1番人気で勝利した。

先週の阪神JFの抽選に外れて、こっちに出走。ごく普通に考えれば牡馬相手のGⅠよりは先週の方がチャンスがあったようには思えるが、上位人気馬に色々不安もあるし、もしかしたら波乱もあるかもなメンバーと考えれば、先週抽選外れてラッキーだったかも?

新馬戦から団野騎手の継続騎乗。

前走ゴール前で外に行っちゃったし、4月生まれでまだしっかりしてないところもあるのかなと思えるところが、ちょっと不安だったりする。と考えれば来年はさらに楽しみかと思われるので、レース後にもそう思えるような結果を期待したいところだが。

 

6番セットアップ……デクラレーションオブウォー×スリーアロー/アルデバランⅡ。鹿戸厩舎。収得賞金は2000万円。

ここは4戦目で、前走は札幌芝1800m(稍重)の札幌2歳Sで3番人気1着。

すっと先頭に立ち、危なげなく逃げ切って勝利した。

騎乗した横山武史騎手のレース後コメントは「テンションが上がりやすいですが、人間に対して素直で、乗っていても操縦しやすいです。馬場が結構悪かったので外と内とで迷いましたが、ダートもこなせそうな走りをしているので、この馬を信じて内に行こうと思いました。想像以上に強かったですね。これほど離せるとは思わなかったです。距離的には2000mよりはマイルの方が合っていそうな感触がありますが、現状特に大きな癖もないですし、鹿戸雄一厩舎とのコンビでエフフォーリア以来の重賞勝ちとなったことは僕にとっても厩舎的にも士気が上がると思いますし、楽しみです」というもの。

鹿戸調教師のコメントは「強かったと思います。落ちついて走って、最後もしっかりとしていて、よくがんばりました。 力をつけていたと思います。これでひと休みして、成長をうながし、次はホープフルSか朝日杯FSになるかと思います」というもので、ここはマイルの方が合っているという横山騎手の感触を信じて(?)朝日杯に出走してきた。

ただ素人目には見た目的にはマイラーって感じには思えなかったりするんだけど……とか言ってみたり。

新馬戦は函館芝1800mで5番人気2着。勝ったのは単勝1.4倍の1番人気レガレイラで、次走のアイビーSは1.5倍の1番人気に押されたものの3着(とはいえ3/4、クビ差)。

2戦目の札幌芝1800mを1番人気で勝ち上がった。その時のコメントは

「今日は外枠を引きましたが、溜める競馬よりもこういう(逃げる)競馬の方が合うと思って、逃げることを選択しました。まだまだ緩いところがあるなど、完成途上でこういう勝ち方ができるのですから、先々が楽しみです」というものだった。

ということで新馬戦から横山武史騎手。

新馬戦から逃げる競馬で、今回も逃げる?

 

7番オーサムストローク……エピファネイア×グランドクララ/Frankel、いとこにベリーヴィーナス。伊藤圭三厩舎。収得賞金は900万円。

ここは5戦目で、前走は東京芝1600mのベゴニア賞で2番人気1着。

2番手でレースを進め、直線入り口で先頭を伺う位置につけ、直線に入ってすぐに先頭に立ち、後続に並ばせることなく勝利した。

騎乗したモレイラ騎手のレース後コメントは「前走勝ったときは逃げの形だったのですが、今回は厩舎と相談してハナに立たなくても良いというような話をしました。今回一頭行く馬がいて2番手をつけることができて、リズム良くいけました。しっかり溜まった分、終いの脚をみせてくれました。良い勝利でした」というもの。

新馬戦は札幌芝1500mで2番人気3着。

騎乗したルメール騎手のレース後コメントは「距離は良かったです。だんだん加速してくれましたが、ワンペースのようなところがあります。これから良くなると思います」というもの。

2戦目は同コースで4番人気2着。この時騎乗した横山武史騎手のレース後コメントは「調教ではあまり良い感じではなかったのですが、実戦では優等生でした。馬場が悪かったのですが頑張ってくれました。後々はダートかなとも思います」というものだった。

3戦目に中山芝1600mを逃げ切って勝利。

新馬戦はルメール騎手、2-3戦目に横山武史騎手、前走モレイラ騎手だったが、今回は坂井瑠星騎手に乗り替わり初騎乗。

坂井騎手は昨年ドルチェモアでこのレースを勝利。この時も乗り替わり初騎乗だった。

オーサムストロークはライオンレースホースの馬なので、そう考えると坂井騎手とも縁がありそう。なので、この乗り替わりも昨年に続いて馬主サイドからのご指名なのかと思ったり思わなかったり……。

すぐ内のセットアップが逃げるなら付いて行くことになるのかなという並び。前走はスローペースだった事もあり、抜け出してからも2着馬にはどこまで行っても交わされそうになかったが今回はどうだろうか?

ただセットアップが逃げるのか、逃げられるのかってことはあるので、この馬が逃げる可能性ってのもあるのだろうか?

 

8番ダノンマッキンリー……モーリス×ホームカミングクイーン/Holy Roman Emperor、半姉にアイリッシュパール、母の半兄にDylan Thomas。藤原英昭厩舎。収得賞金は900万円。

ここは3戦目で、前走は京都芝1400mの秋明菊賞で1.8倍の1番人気1着。

横を向いているときにゲートが開いて出遅れ気味のスタート。5-6番手ででレースを進め、直線は外に出して差し切って勝利した。

騎乗した川田騎手のレース後コメントは「新馬戦は前々で運びましたが、きょうは今後を見据えたレースになりました。ゲートの中がうるさくて出負けしたものの、出していきたくなかったので、かえってちょうど良かったように思います。じっくり構えてどれだけ脚を使えるか、課題を持ってレースをしましたが、クリアしてくれました。能力があるのはわかっています。その能力をいかに競馬で出すか、何をどう工夫していけば上で勝負できるか、というところだと思います」というもの。

新馬戦は阪神芝1400mで1番人気1着。

この時のコメントは「身体も精神面もまだまだ幼いので、これからの成長が楽しみな馬です」というものだった。

新馬、2戦目は川田騎手だったが、今回はルメール騎手に乗り替わり初騎乗。

ダノンの馬なんだけどってことで、この乗り替わりは……??

川田騎手は昨年ダノンタッチダウンで2番人気2着、

2020年はグレナディアガーズで7番人気1着だったが、この年ダノンの馬は出ていなくてしかもこの馬は中内田厩舎の馬、

2017年はダノンプレミアムで1番人気1着、

ディープダイバー、ミスエルテ、ユウチェンジ、アトムに騎乗した時はダノンの馬は出走せず。

2014年にダノンプラチナが勝利した時の鞍上は蛯名騎手だけど、新馬からの継続騎乗。

ということで、今回、ダノンの超高額取引馬の鞍上が乗り替わりになったのは……単純に川田騎手がジャンタルマンタルに乗りたかったのか? ダノンマッキンリーでは勝負にならないと判断したのか? まともに走らせて勝ち負けに持っていくのは厳しいと匙を投げたのか?それともノーザンF的にはルメール騎手を配して必勝体制ってことなのか?

そんなことの方が妙に気になってしまいます。

折り合うというか制御するというか、そういうところは大きな課題だろうし、距離が伸びるのも歓迎というタイプではないかもしれない。ただ走ってる姿は、このメンバーの中でもトップクラスに見えますよね?

 

9番クリーンエア……リアルインパクト×シルヴァンソング/Street Cry、半兄にハーシェル。DJF生産馬。ゴドルフィン。上原博之厩舎。収得賞金は400万円。

ここは4戦目で、前走は京都芝1600m(稍重)のデイリー杯2歳Sで6番人気8着。

道中は勝ったジャンタルマンタルの後ろを走り、直線でもそのままの位置関係。他馬が外に大きく広がったため着順は8着ではあるが3着馬からはアタマ、ハナ、3/4、クビ、クビ差。

騎乗した大野騎手のレース後コメントは「馬場を気にしてかトモの動きがあまり良くありませんでした。切れる脚を使う馬ですのでパンパンの馬場の方がいいのかもしれません」というもの。

新馬戦は新潟芝1600mで8番人気1着。

2戦目の新潟2歳Sは4番人気3着。外のアスコリピチェーノと一緒に上がっていって中団でレースを進めたが、最後は伸び負けたと言ってはナンだが逃げたショウナンマヌエラにもとどかずの3着だった。

この時のコメントは「勝ち馬を見ながらしっかりと脚が溜まっていました。最後は脚色が一緒になってしまいましたが、新馬戦と違ったペースでしっかりと脚を使えたのは大きいです」というものだった。

新馬戦から大野騎手が騎乗していたが、今回は鮫島騎手に乗り替わり初騎乗。

阪神は初だが関西圏への輸送も2度目になる。

この馬はむしろ1400mくらいの方が良いような気もするのだが、気のせいだろうか?

ってか前走はジャンタルマンタルと同じような競馬をして伸び負けたけど、鮫島騎手はここでジャンタルマンタルしちゃえば良いんじゃねというのは乱暴だし枠も外だし、何よりパンパンの良馬場でもないしね。

 

10番バンドシェル……バンドワゴン×ハッピーオーキッド/ルーラーシップ、いとこにハッピースワニー。西村厩舎。収得賞金は400万円。

ここは3戦目で、前走は東京芝1400mの京王杯2歳Sで7番人気4着。

ゲートを軽くジャンプするように出て内に向かって出して行き、道中は4番手。直線で進路を探して徐々に外に出して、最後はミルテンベルクと併せ馬のように伸びるが、前の3頭とは離された4着。

騎乗した菅原明良騎手のレース後コメントは「中間ゲートに縛ったようで、落ち着いていたのは良かったと思います。そのぶんゲートもしっかり出てくれました。ただ、ゲートを出てから結構ハミを取って行きましたし、乗る前からも、乗った後もずっとイレ込みが結構激しかったです。もう少し落ち着きがあって欲しいですね」というもの。

新馬戦は京都芝1400m(重)で4番人気1着。

この時のコメントは「駐立が良くなく、うまく出せませんでしたが、二の脚でカバーしました。中団で終始手応えが良く、真面目に走っていました。少し動き出しが早すぎましたが、よくしのいでくれました」というものだった。

父バンドワゴンはスワーヴリチャードの半兄ではありますが、順調だったらもっといい成績を残せていたのではないかと思える馬だったりするので、産駒にも頑張って頂きたいと思っている。

新馬、2戦目は菅原騎手だったが、今回は池添騎手に乗り替わり初騎乗。

稍重というのはこの馬にとってはラッキーかもしれないし、池添騎手に乗り替わりというのも一発を期待できるのではないかの期待感が高まったりする。

 

11番タイキヴァンクール……エイシンヒカリ×タイキキララ/キングヘイロー、半姉にフェリーチェ、半兄にタイキバルドル、いとこにゲンパチルシファー。中尾秀正厩舎。収得賞金は400万円。

ここは4戦目で、前走は京都芝1400mの未勝利戦で1番人気で1着。

外枠だった事もあるが道中外目の5-6番手で、3-4コーナーで外を回って前に行き、直線で抜け出して勝利した。

新馬戦は中京芝1600mで8番人気3着。勝ったのは同じエイシンヒカリ産駒のエンヤラヴフェイス。

騎乗した川須騎手のレース後コメントは「スタートも速く、ある程度先手を取ろうとしました。新馬戦で物見をしながらも、ハナでしっかり走ってくれて、最後はもう一回加速して走り切ってくれました」というもの。

2戦目に京都芝1400m(重)で8番人気2着。

川須騎手、田辺騎手、浜中騎手ときて今回は継続騎乗。

ちなみに母タイキキララは京都ダート1400m(重)の新馬戦で5番人気9着の一戦で引退したが、この時騎乗していたのが浜中騎手だったりする。特に意味はないけどね。

前走は相手も弱かったし、阪神芝1600mがプラスかどうかは微妙な感じだが。

 

12番タガノデュード……ヤマカツエース×タガノミューチャン/ハーツクライ、半姉にタガノフィナーレ。宮厩舎。収得賞金は400万円。

ここは7戦目で、前走は京都芝1600m(稍重)の未勝利戦で2番人気1着。

道中は5-6番手の馬群の中でレースを進め、直線で伸びて勝利した。

新馬戦は函館芝1800mで7番人気7着。

2戦目に札幌芝1800mのコスモス賞に出走して5番人気3着。

騎乗した古川吉洋騎手のレース後コメントは

「まだ子供で、モタれてフラフラしています。それでもここまで動くのですから、先が楽しみです。あとは慣れだと思います」というものだった。

3戦目は札幌芝2000mの未勝利戦で4番人気4着。

この時は「スタートだけです。その分だけでした。最後は内が開けばと思いましたが......」とのコメントだった。

その後、阪神芝2000mの未勝利戦を4番人気2着、

新潟芝2000m(重)の未勝利戦を3番人気3着しての前走だった。

新馬戦から古川騎手の継続騎乗。
4月生まれなのにすでに5つの競馬場で6戦してるが、1600mを走ったのは前回が初。
4月生まれだから、まだまだ成長途上と言えるかもしれないし、今までは距離が長かったってことも言えるかもしれないし、とにかくスタートを決めればってことはあるかもしれないが……それでも7戦目の馬が勝ち負けとかあるだろうか?
相手が強くても弱くても相手なりに走りそうな感じの馬ではあるけれど?
 

13番ナムラフッカー……スワーヴリチャード×ナムラライラ/ルーラーシップ、母の母の母の全弟にハーツクライ。村山厩舎。収得賞金は400万円。

ここは5戦目で、前走は京都芝1600mのデイリー杯2歳Sで10番人気3着。

後方からの競馬だったが直線は大外を伸びて3着争いを制した。

騎乗した松山騎手のレース後コメントは「スタートは出ませんでしたが、後ろでいい形で脚がたまって、最後もいい脚を使ってくれました。重賞でも力を見せてくれました」というものだった。

新馬戦は小倉芝2000mで8番人気8着、

2戦目に阪神芝1800mを7番人気で勝ち上がり

3戦目は京都芝1800mの紫菊賞で2番人気3着。

藤岡康太騎手、鮫島克駿騎手から藤岡騎手に戻って、前走松山騎手に乗り替わり今回は継続騎乗。

デイリー杯2歳Sは人気薄の松山騎手が穴というのが狙いかもねと思うのだが、2戦続けて穴を開けたりするだろうか……デイリー杯で先着されたジャンタルマンタルとエンヤラヴフェイスを逆転できるのだろうか?

 

14番ジューンテイク……キズナ×アドマイヤサブリナ/シンボリクリスエス、半兄にジューンベロシティ、半姉にジューンオレンジ。武英智厩舎。収得賞金は900万円。

ここは6戦目で、前走は中京芝1600mのこうやまき賞で4番人気1着。

ゲートを出て外に押し出されるようなところもあったが、すっと前に行って3-4コーナーは3頭並んでの一番外で回り、直線に入って内のレガーロデルシエロを振り切って3/4差で勝利した。

騎乗した岩田望来騎手のレース後コメントは「ルメール騎手の馬を見ながら、ペースを緩めないように気をつけていました。スタミナがあるので、長く良い脚を使えるようなイメージで行きました。道中の雰囲気は良くて、追ってからの反応も良かったです。まだまだ子供ですし、完成は先ですが、能力は高いと思います」というもの。

新馬戦は中京芝1400mで2番人気1着。

この時は「スタートを五分に出て、二の脚もしっかりしていました。パドックから集中力を欠いていてどうかと思いましたが、跨ってからの方が落ち着いていました。レースでは、馬の後ろに入りたそうだったので、道中は並走にならないように運びました。直線もステッキを使いませんでした。いい内容だったと思います」というコメントだった。

新潟2歳S、ききょうS、黄菊賞を走って9-5-6番人気で10-4-4着からの前走だった。

新馬戦は岩田望来騎手で2戦目は富田騎手だったが、3戦目から岩田騎手に手綱が戻っていたものの、今回はM.デムーロ騎手に乗り替わり初騎乗。

人気ほど差があるとも思えないし、岩田騎手はアスクワンタイムでは2-1-1着で重賞も勝っているのだから仕方ないと思えるし、そこで.デムーロ騎手への乗り替わりなら……やっぱり出遅れ注意でしょうか。

武英智厩舎2頭出しで人気のない方。

 

15番エンヤラヴフェイス……エイシンヒカリ×タイキアプローズ/Devil's Bag、半兄にサミットストーン、全兄にカジュフェイス、母のいとこにタイキシャトル、ピースオブワールド。森田厩舎。収得賞金は1150万円。

ここは4戦目で、前走は京都芝1600m(稍重)のデイリー杯2歳Sで8番人気2着。

ゲートをすっと出て、道中はジューンブレアの後ろ、3列目の6番手。直線で内進路を取って伸び、2着に上がった。

騎乗した幸騎手のレース後コメントは「終いはしっかり伸びてくれました。今日は競馬も上手に走ってくれました。前走は怯んで下がっていったようですが、今日は大丈夫でした。能力は高いものがあります」というもの。

新馬戦は中京芝1600mで1番人気1着。

2戦目に新潟芝1600mの新潟2歳Sで3番人気7着だった。

新馬、2戦目は菱田騎手、前走は幸騎手で今回は継続騎乗。

道中外に馬がいない状態で走るのが良さそうという事であれば、今回も外枠を引いたのはラッキー。外が伸びる感じの馬場ではなさそうだが、スムーズに走れれば?

 

16番アスクワンタイム……ロードカナロア×ディープインアスク/ディープインパクト、全兄にファンタジスト、全姉にボンボヤージ。梅田厩舎。収得賞金は2000万円。

ここは5戦目で、前走は東京芝1400mの京王杯2歳Sで3番人気10着。

大きく伸び上がるようにゲートを出て後方から。直線は大外に出されて追われるも伸びなかった。

新馬戦は中京芝1200m(重)で2番人気2着。

2戦目に同コース(稍重)を1.4倍の1番人気で勝ち上がり。

3戦目に小倉芝1200mの小倉2歳Sで5番人気1着。

騎乗した岩田望来騎手のレース後コメントは

「ゴール前は何とか凌いでくれという思いでした。新馬戦、2戦目と、ゲートを出てからの行き脚が良くなく、今日も予想通り進んでいかなかったのですが、(芝のレースは)差しが決まっていたので、ゆっくり、リズムを大切にして乗りました。直線を向いて追い出したタイミングで良い反応だったので、届くのではないかと思いましたが、かわしてからは若干遊ぶ場面があって、何とか凌いでくれという気持ちでした。乗りやすい馬で、自在性があります。1200mでなくても、距離が延びても大丈夫ではないかと思います。
夏の小倉競馬の最後に勝つことができて、最高の締めくくりができました。秋もこの調子で行けるように頑張ります」というものだった。

新馬戦から岩田騎手で前走は横山和生騎手だったが、今回は岩田騎手に戻る。

たださらに距離が伸びてどうか?

というかやっぱりこの馬は小倉芝1200mで買うのがよろしいのではなかろうか?

 

17番シュトラウス……モーリス×ブルーメンブラッド、全兄にブルメンダール、半姉にフォラブリューテ。ノーザンF生産馬。キャロットF。武井厩舎。収得賞金は2300万円。

ここは4戦目で、前走は東京芝1800mの東スポ杯2歳Sで4番人気1着。

道中はシュバルツクーゲルの後ろに入れて内ラチ沿い3番手を追走。直線でちょっと外に出して抜け出して勝利した。

騎乗したモレイラ騎手のレース後コメントは「正直に言うと、特に前半はコントロールしづらいタイプの馬なのですが、このレースは2頭が速いペースで先導してくれたおかげで助かりました。能力の高い馬で、素晴らしい将来性があると思います」というもの。

新馬戦は東京芝1600m(不漁)で1.4倍の1番人気に応えて勝利。

騎乗したレーン騎手のレース後コメントは「良いスタートを切れました。折り合うのに時間はかかりましたが、後半はリズム良く行けました。直線では余裕がありましたし、良い勝ち方だったと思います。今日のレースも良い経験ですし、そういった経験を積み重ねていけば、ステップアップできる馬だと思います。ポテンシャルが高く良い馬です」というものだった。

2戦目の東京芝1600mのサウジアラビアRCは2番人気で3着。

騎乗したルメール騎手のレース後コメントは

「この馬は勉強しないといけません。4番手で我慢して、それは良い練習になりましたし、ジワジワ伸びています。返し馬から行きたがっていましたし、スタートから落ち着いていられたら、ベストパフォーマンスができると思います」というものだった。

まぁつまり難しい馬で、ルメール騎手は匙を投げたってところで、モレイラ騎手で勝利したけど、今回はマーカンド騎手に乗り替わり初騎乗ってことですね。

マーカンド騎手は先週ボンドガールが除外だったし、ここで一発という思いは当然あると思うのですが。

気になるのは東スポ杯2歳S勝ち馬といえば、やはりクラシック目指します路線のはずで、過去にはコディーノが朝日杯FSに出走して1番人気2着というのはありますが、これだって2012年でまだ朝日杯が中山で行われていた頃のことですから。

ここ10年の勝ち馬で朝日杯FSに出走した馬は0です。ということはシュトラウスはさらなる距離延長となるクラシック路線は諦めたってことなのでしょうか?

揉まれない大外上等、何ならぶっ放しても可。マーカンド騎手は先入観持たないで出たとこ勝負で乗って欲しいから調教も乗らなくて良いよ。ってまさか、そんな感じ??

 

1次登録して回避した馬は2頭。

スウィープフィート……庄野厩舎。収得賞金は400万円。先週阪神JFで9番人気7着。

ナイトスラッガー……小栗厩舎。収得賞金は400万円。今週の出走予定なし。

 

ということで、とにかく乗り替わりが多すぎる本日の朝日杯FS。安定感なら3番ジャンタルマンタルかとも思うのだけど、川田騎手は外を回しそうな気もするし……ここはまともに走れば強いだろうの8番ダノンマッキンリーか、17番シュトラウスに勝ち負けしていただきたいかと。

相手は1番エコロヴァルツ、15番エンヤラヴフェイス、10番バンドシェル、5番タガノエルピーダ、9番クリーンエア、4番サトミノキラリ、12番タガノデュードへそれぞれから馬連とワイドで穴狙い。

3連系は

8番ダノンマッキンリーと17番シュトラウスを1-2列目に

3列目に

1番エコロヴァルツ、3番ジャンタルマンタル、5番タガノエルピーダ

、4番サトミノキラリ、9番クリーンエア、10番バンドシェル、12番タガノデュード、14番ジューンテイク、15番エンヤラヴフェイスを。

あとは1列目に

8番ダノンマッキンリーと17番シュトラウス

2列目に1番エコロヴァルツ、3番ジャンタルマンタル、5番タガノエルピーダ

3列目に4番サトミノキラリ、9番クリーンエア、10番バンドシェル、12番タガノデュード、14番ジューンテイク、15番エンヤラヴフェイス

で。

基本的には8番ダノンマッキンリーと17番シュトラウスの1-2着はないかなというのと、どうせなら思いっきり荒れても良いんですよって思うのですが、どうでしょうか。

 

※レース後コメントはラジオNIKKEIからの引用です。