先週終了したサマー2000シリーズは、1位のジャックドールが12ポイントで優勝馬無しということに。
今週行われるサマーマイルシリーズの最終戦・京成杯オータムハンデは、現在1位のウインカーネリアンが18ポイントで、2位のベレヌスが10ポイント。ってことで、ベレヌスが勝利すれば20ポイントで優勝。さらには西村騎手もサマージョッキーシリーズ優勝のチャンスあり。
最終週にチャンピオンが決定した方が盛り上がるんじゃね？ ってことで……そもそも盛り上がってるかどうかは別として、さぁどうぞお逃げくださいと言わんばかりの1枠1番にベレヌスが！
とはいえそんなに上手くいくのかどうか、出走各馬の気になるところを簡単に……。
1番ベレヌス……前走は小倉芝1800mの中京記念で6番人気1着。外目の枠からスーッと先頭に立ち、逃げ切って勝利した。
この馬はダートでデビューして2戦目に阪神ダート1800mで勝ち上がり、1勝クラスを9-7着と負けて5戦目に芝替わりの福島2000mのひめさゆり賞を12番人気で逃げ切って勝利。この時に乗り替わり初騎乗だったのが西村騎手だった。その後は1800-2400mのレースを走っていたのだが、5走前に初めて1600mを走って6着、続けて1600mで6-4-2着から、前走は距離延長して1800mを走って勝利した。
1600mでの勝利はない上に前走よりも2キロ増の57キロを背負って、それでも先頭に立って押し切ることはできるのだろうか？
ちなみに中山芝1600mは東風Sで8番人気4着だが、この時は江田照騎手が騎乗。この日西村騎手は金鯱賞でギベオンに騎乗（12番人気5着）していたため、このコンビで中山を走るのは初。
西村騎手となら逃げ切れる？
2番コムストックロード……前走は福島芝1200mの福島テレビOPで1番人気4着。
芝1600mは7-9-3番人気で4-4-6着なんだけど、新馬戦（東京）-新潟2歳S-赤松賞でのもの。2勝を挙げているのは東京芝1400mと中京芝1400mのつわぶき賞ってことを考えると、東京や新潟の1600mでってタイプではなさそう。なんだけど、中山なら1600mってのもアリかもと思ったりする。まぁ少なくとも福島芝1200mよりは良さそう。
ただこの馬は全11戦のうち10戦が左回りで、前走初めて右回りを走った。ってことは、左回りばっかり走る理由が何かあるのかと思ったけど、前走のレースを見た限りではよく分からない。
今回も斤量51キロでこの枠なので、思い切って行くしかないのではないかと思うのだが、どうだろうか？
柴田大知騎手の継続騎乗。
特に関係ないけど、半兄（父はデュランダル）のニシノメイゲツは新馬・2戦目の芙蓉Sと中山芝1600mを連勝した馬だったりする。
3番インテンスライト……前走は東京芝1800mのメイSで6番人気5着。その前はダービー卿チャレンジTで9番人気6着。
なので、1600→1800→1600mと距離短縮ローテになる。
中山芝1600mは8回走って1-2-1-4-3-2-1-6着でもってこの前走が東京だと4→1、2→2、3→1、16→2着と全て着順を上げているのよね、これが。もっとも前走はOPで今回はGⅢなので、そんなに簡単にはいかないと思うけど、54キロでこの枠からすんなりいい位置を取れればチャンスはあるかも？？
4番シャーレイポピー……前走は中京記念で4番人気7着。
この馬が中山で走ったのは昨年の紫苑Sで16番人気4着の1回のみ。
でもってこの馬は4勝全てを阪神芝1600mで挙げている。
斤量も変わらず52キロで、中京芝1800mよりは良いかもしれないが、あえて買うほどかどうか？
福永騎手から再び鮫島克駿騎手に戻ってきたので、そこは一つでも着順を上げたいところかと思われるが。
5番タガノディアマンテ……前走は小倉芝2000mの小倉記念で5番人気11着。
2走前の天皇賞（春）がかわいそうな競馬になってしまい、前走もなんだかおかしかったというか……1600mのレースは初めてだが、中山はいつもそう大きく崩れていないコースだし、意外性を発揮して欲しいと思ったりする。
大野騎手に乗り替わり初騎乗。昨年はコントラチェックで12番人気で2着に逃げ粘ったので、今回も思い切った騎乗をって感じだったりする。とは言え逃げるのは無理だろうけど。
6番ミスニューヨーク……前走は中京記念で2番人気4着。M.デムーロ騎手に乗り替わってからは中山では1-3着で、坂でグワァーっと伸びてくるスタイルが定番なわけで。前が速くなれば当然この馬の出番となるのだろうが、ということですね。
中京記念は杉山厩舎2頭出しで人気のない方のベレヌスに先着されたが、今のところ僅差とはいえ今回はこの馬の方が人気のない方になっている。けど本番前になったらどっちが人気かは不明っていうか、この馬の方が人気になっていそうな気がする。っていうか、中山では、この馬が先着しそう？
7番ルークズネスト……前走は新潟芝1400mの朱鷺Sで、6番人気11着。
昨年の10月にポートアイランドSで2着になったのが馬券になった最後で、その2走前のファルコンSが今のところ最後の勝利。シンザン記念でピクシーナイトの2着でファルコンS勝ちってことはあるだろうけど、近走成績からは56キロは可愛そうじゃないかと思ったりもするけれど、2走前のパラダイスSでは33秒の末脚で伸びてきて5着だったりと、まぁ全くダメってわけでもないんだよね。この時騎乗した田辺騎手のレース後コメントは
「ゲートを潜ってしまいました。スタートを上手に切れていれば、上がってくる脚は良かったので・・・。ただ、復調の兆しは見えました」ってことだったし。
この馬も後ろからグイグイ伸びてくるってことはあるのだろうか？？
8番ダーリントンホール……前走は東京芝1800m（重）のエプソムCで2番人気3着。
ルメール騎手から横山武史騎手に乗り替わりで、横山騎手では2走前のダービー卿チャレンジTで1番人気3着。アタマ、3/4差だった。
悪くはないんだけど、どうもワンパンチ足りない感じの馬で、着差は僅かなのにいつも勝てないってレースが続いている。
まぁそんな感じの馬なんだけど、斤量は0.5キロアップの56.5キロ。
その中途半端な斤量増がちょっとイヤ。
9番シュリ……前走は関屋記念で12番人気2着。久々に逃げて久々に2着と馬券圏内に粘った。
津村騎手に乗り替わりで前に行ってくれるのではないかとの期待とメンコ効果が相まって久々の好走となった。
逃げなくてもある程度前で流れに乗れればというところかもしれないが、どう考えても前走のように楽に行かしてくれないだろうし、より速いペースになるだろうし、どう考えても狙いは前走だった気が？
10番ルフトシュトローム……前走は東風Sで13番人気12着。
新馬戦から3連勝でニュージーランドTを制して、NHKマイルCは5着だったものの以降は二桁着順という成績。
堀厩舎は土曜日の中京10Rムーンライトハンデキャップでヒシゲッコウが9番人気で3着したのだが、この馬もルフトシュトロームと同じく去勢放牧明けだった。
去勢すれば走るというわけではないだろうが、ヒシゲッコウも新馬戦から1-3-1-1着した馬だがその後は成績が低迷していたので、新馬から連勝するような馬であれば、何かきっかけさえあれば再び走ってもおかしくはない……のか？
横山和生騎手に乗り替わり初騎乗。まずは出遅れないように祈る。
11番ファルコニア……前走は中京記念で1番人気3着。
川田騎手のレース後コメントは「この枠からでも、精一杯の走りをしてくれました。なんとか勝たせたかったのですが......。今日できる精一杯の走りをしてくれました」というもの。
で2走前のマイラーズCは4番人気で3着。稍重馬場だったのだが、川田騎手のレース後コメントは「走り的に得意ではない馬場でも、ここまで精一杯頑張ってくれました。走り切った結果です」というものだった。
ってことで、なんかやっぱり勝つにはワンパンチ足りないって印象のレースとコメント。
今回は吉田隼人騎手に乗り替わりで過去騎乗時は2-2番人気で1-2着という成績なんだけど、それでもやっぱり川田騎手は乗りに来ないのねという風に思ったりしてしまう。まぁ中山には元々それほど乗りに来ないってことはあるとは思うので、ファルコニアよりモントライゼの方を勝ち負け期待で選んだかどうかはよく分からないけど。
いずれにしても軸には最適だが勝ち切るかは微妙って感じの馬よね。
12番ミッキーブリランテ……前走は朱鷺Sで15番人気12着。前回の58キロから2キロ減の56キロになるのは歓迎も、いきなり馬券圏内に突入するかは？
岩田康誠騎手に乗り替わりで、過去騎乗時は2020年の関屋記念で9番人気4着。
忘れた頃に馬券になる馬だったりはするけど？
13番クリノプレミアム……前走はヴィクトリアマイルで15番人気16着。初GⅠだし、それは仕方ないかもねって感じではあった。
ただ2-3走前の福島牝馬Sと中山牝馬Sの走りを見ると、ここなら巻き返しがあってもと思ったりもする。
54キロで牡馬相手ってのは楽ではないだろうけど、そこまで人気にもなってないので外からグインとやって来てくれないだろうか。
松岡騎手の継続騎乗で、過去騎乗時は5-1-15-6-15番人気で2-1-1-2-16着。GⅠで東京の前走を除けばオール連対ですよ。5歳にして充実の秋ってことで、どうでしょうか？
14番レインボーフラッグ……前走は中京記念で16番人気8着。距離延長も良かったか。で、今回は中山の1600mになるわけですが……9歳馬だし、さすがに前走以上ってのは……。
小牧騎手の継続騎乗。
ということで、二桁人気馬も平気で馬券になるこのレース。オッズを見ても1番人気が5倍台だし、人気馬はなんだか勝ちきれないタイプも多い。
気になる馬は内から2番コムストックロード、3番インテンスライト、5番タガノディアマンテ、7番ルークズネスト、10番ルフトシュトローム、13番クリノプレミアム。で、8番ダーリントンホールか11番ファルコニアが両方揃って馬券圏外ってのは無さそうではあるけど、アタマは無さそうって感じがするし、中山なら6番ミスニューヨークを信頼すべきかとも思ったりするのだが……。
ってことで、枠を考えればやっぱり好位で競馬できそうな3番インテンスライトと思った以上に人気になっているけど13番クリノプレミアムから上記馬に馬連とワイド。
11番ファルコニアと8番ダーリントンホールを1列目
2列目に2番コムストックロード、3番インテンスライト、5番タガノディアマンテ、7番ルークズネスト、10番ルフトシュトローム、13番クリノプレミアムにサマーマイルシリーズの優勝を狙う1番ベレヌスをプラスした3連複を。
5番タガノディアマンテ、7番ルークズネスト、10番ルフトシュトロームは全く人気が無いけれど、二桁人気で馬券になるならこのうちのどれかと思っているので、この3頭から上記馬へのワイドってのもあり？
どうせ荒れるのなら、大荒れを期待してみたいと思ってます。
中京11RセントウルSもサマースプリントシリーズの最終戦なのですが、シリーズには全く関係ない5番メイケイエールと11番ソングラインが人気の中心で、確かにまともならこの2頭で決まりそう。
そうは言っても5番メイケイエールは気性的に本当に信頼して良いのか微妙だし、11番ソングラインはこの秋はBCが目標ってのが微妙。ならば他馬の食い込む余地も……ってことで、
1列目に5番メイケイエールと11番ソングライン
2列目に5番メイケイエールと11番ソングライン
3列目に7番サンライズオネスト、9番ダディーズビビッド、12番ファストフォース、8番モントライゼ、2番シャンデリアムーン、6番タイセイアベニールで3連単と
1列目に5番メイケイエールと11番ソングライン
2列目に7番サンライズオネスト、9番ダディーズビビッド、12番ファストフォース、8番モントライゼ
3列目に5番メイケイエールと11番ソングラインの3連単
で、ソングラインはメンバー的に仕方ないとしても56キロで初の1200m、目標は先ってことを考えると取りこぼしがあるかもということで
1列目に5番メイケイエール
2列目に7番サンライズオネスト、9番ダディーズビビッド、12番ファストフォース、8番モントライゼ
3列目に+2番シャンデリアムーン、6番タイセイアベニールの3連複。
セントルウSはスプリンターズSの前哨戦で、斤量の重い1番人気馬が負けてスプリンターズSで逆転勝利するというのがよくあるパターン。っていうか元々の王道パターンですよね。
そういう意味なら5番メイケイエールを2着付で7番サンライズオネスト、9番ダディーズビビッド、12番ファストフォース、8番モントライゼの馬単を買うのもあり？
ここでまさかのメイケイエールの大暴走は無いと信じたいのだが、どうでしょうか？