有馬記念はアーモンドアイの圧勝か、それとも? | ウマブロbyアミュレット

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引退レースで勝ちたいか? それとも無事に繁殖にあげたいのか?

牡馬であれば、ここを勝って種牡馬価値を上げたいだろう(有馬記念勝ちにどれほどの種牡馬価値があるかはわからないが)。

牝馬であれば、勝つことも大事だが無事に繁殖に上げたいか?

とはいえ、グランプリ有馬記念に出走するからには……今年は最後にもう一花を狙う豪華メンバーが揃った上にアーモンドアイがやっぱり私も出走するわとお出ましになり、あぁアーモンドアイの出走がいろんな意味で悩ましい!?

さらにはこのレースは枠順も大きなポイント。内枠の方が有利だが、今年は逃げたそうな馬が外枠に集まった。ってことは内枠からすんなり良いポジションを確保できるか。でもって後ろに付けたら上手く捌けるか?

しかも天気も微妙で、さぁどうなる??

 

そんなこんなで、出走各馬の気になるところを……。

 

1番スカーレットカラー……ファン投票55位。

新馬戦から注目していたが、2歳の頃は微妙に勝ち切れず阪神JFは抽選で除外、桜花賞は15番人気と全く人気がなくて8着だったが4着馬からはハナ、ハナ、ハナ、クビ差。とかなんとか言っても、勝ったアーモンドアイからは1.7秒遅れてのゴールだった。

秋緒戦のローズSを惨敗して秋華賞は無念の出走取り消し……その時のブログで、夢の続きはどこで見たらいいのだろうか? と記したのが、2018年10月のこと。

今年5月のパールSを7番人気で勝利して1600万下を卒業すると、マーメイドS、クイーンSのGⅢで3-2着、GⅡの府中牝馬Sを後方から直線一気で伸びて勝利。

前走はエリザベス女王杯で4番人気も7着で、GⅠ馬にファン投票人気上位馬もわんさと出走してきた今回は、普通に考えれば格下もいいところ。NHKの朝ドラのタイトルがスカーレットだろうが、父ヴィクトワールピサは有馬記念の勝ち馬でその時は1枠1番だったとか、ついでに言えば先ごろ発表されたオリンピックの聖火リレーの最初のランナーに2011年のサッカー女子W杯優勝時のメンバーが起用されることになったが、競馬ファンであればこの年のドバイWCでのヴィクトワールピサとトランセンドのワン・ツーは衝撃的だったはずで、できることなら武豊騎手にはヴィクトワールピサに乗って聖火リレーに参加して欲しいくらい……って話が大きく逸れてしまったが、まぁいくら都合の良さそうなことを並べてみても無理かなぁ、無理だよなぁということは解っている。

中山経験は芝1600mのフェアリーSで6番人気2着の1回のみ。

この馬にとって1番枠がラッキーかどうかは微妙かもしれないが、道中内で我慢して最後に伸びてくることを、恵の雨と共に期待したい。(岩田騎手は良馬場でとか言ってたみたいですけど)

岩田騎手の継続騎乗。ちなみに岩田騎手は皐月賞を2009年にアンライバルドで勝利して2010年にヴィクトワールピサで連覇した。ヴィクトワールピサ産駒が中山で走れないはずはないだろうと思うので、娘もなんとかしてくれないだろうか??

 

2番スワーヴリチャード……ファン投票8位。

枠順抽選会では残り物に福とばかりに2番枠をゲット。2年前の有馬記念は14番枠から外を回って2着馬とはハナ、クビ差の4着だったことを考えれば、今回は期待も膨らむか。

前走はJCで、3番人気だったが内から抜け出して勝利。であれば、内枠というのも悪くはないし、中団から好位でレースを進めて直線で抜け出すにはいい枠となりそうだ。

ただ中山実績は、皐月賞、有馬記念、中山記念で2-2-4番人気で6-4-4着。ついでに言えばローテはそれぞれ、東京-中山-東京で1-6-2着、東京-中山-中京で1-4-1着、東京-中山-ドバイで3-4-3着と中山で着順を落としてということなのだが、今回は引退レースなので次走が狙いというわけにもいかない。ってか、やっぱり狙うなら前走だったか。

マーフィー騎手の継続騎乗。わがまま言うなら、最後に四位騎手だったら……ダービーのゴール前はアツかったなぁという思い出の馬なので……。

それでも、この枠から前目で我慢をして最後に弾けるという競馬ができれば、っていうかそういう競馬をしたいというか狙っていそうな騎手だし、東京というか左回りの方が良さそうというイメージもあって人気は下降気味だけに、そのイメージを覆せるかが好走の条件か。

 

3番エタリオウ……ファン投票23位。

振り返ってみれば、2戦目に未勝利勝ちした後は勝利がない、未だ1勝馬。

この馬の戦績を見ているとどうしても思い出してしまうサウンズオブアースは、京都新聞杯2着からダービで11着の後、神戸新聞杯2着-菊花賞2着-日経賞4着-天皇賞(春)9着-京都大賞典2着-JC5着からの有馬記念で5番人気2着。

サウンズオブアースは500万下での勝利もある2勝馬だが。

エタリオウは青葉賞2着からダービーで4着の後、神戸新聞杯2着-菊花賞2着-日経賞2着-天皇賞(春)4着-宝塚記念9着-京都大賞典5着-JC7着。

宝塚記念が余計だが、ローテはほぼ同じ……。

4走前の宝塚記念から横山典弘騎手に乗り替わりで、継続騎乗。

前走はブリンカー効果もあったのかやる気を感じさせられる走りっぷりも最後は息切れというか力負けっぽかった。

ただ菊花賞は内からぐいっと抜けたフィエールマンにハナ差負けの差のない競馬をしてきた馬。2走前の京都大賞典はほぼ最後方から直線だけで5着、前走久々にやる気を見せて前へ行っての7着からの今回、まともに走ったら力負けしそうという中で良い枠引いたし横山典弘騎手がどう乗るのかが気になって仕方がない。

とはいえ、さすがに2勝目が有馬記念なんてことは難しいだろうけど?

 

4番スティッフェリオ……ファン投票54位。

福島記念、小倉記念を連勝して、大阪杯と宝塚記念は共に7着、続くオールカマーで勝利して前走はJCで12着。要するに小回り巧者ということなんだろうなという馬だったりする。

そういう意味ではコーナー6回の有馬記念は悪くはなさそうではある。

丸山騎手はこの馬に9回騎乗して5勝、5着、7着2回、12着となかなかの好相性ながらGⅠでは壁がありそうな成績ではあるものの、もしもGⅠで勝負になるとしたら、東京よりも中山でくるくる回る方に可能性があるのではなかろうか?

ということで丸山騎手の継続騎乗。

丸山騎手も東京の芝よりも、福島や中山の方が上手に見えるし、うまくハマれば?

 

5番フィエールマン……ファン投票6位。

この馬はなんというか馬というよりもキョウソウバというイメージで、レースで勝つのが仕事ということをわかってるんじゃないかと思える馬。ディープインパクトとこの馬は早いうちからそんなことを思わせられるレースぶりだった。もちろんディープと肩を並べるような成績ではないけど、そういうところが遺伝しているのではないかと妄想したりする。

見た目がものすごく良いというわけでもなくてまだまだこれからの馬なんじゃないかと思っていたら、4戦目に菊花賞を勝ってしまった馬。しかも前3戦は1800mで1800m以外は走ったことがなくて、京都を走るのも初だった。

5戦目のアメリカジョッキークラブCはアタマ差2着だったが、勝ったシャケトラの鞍上は新馬戦から3戦目まで手綱を取っていて菊花賞で乗り替わりになった石橋脩騎手だったってのもご愛敬って感じだし、天皇賞(春)はきっちり勝利して6戦でGⅠ2勝。

札幌記念3着から凱旋門賞でまさかのビリだったけど、タフな馬場で無理しなかったと考えれば、まぁ納得もいく。

ルメール騎手から池添騎手に乗り替わりで初騎乗。池添騎手はドリームジャーニー、オルフェーヴル、ブラストワンピースで有馬記念を計4勝、2016年はヤマカツエースで8番人気4着もある。ただどの馬も騎乗しての勝利経験があった。

もちろんマイルCSではインディチャンプをテン乗りで勝利させたことは知っている。知ってるけど、今回はコーナー6つの長丁場で人馬の一体感も大事じゃないの? とか色々思うけど、ここも勝利してあっと言わせて欲しいなというのが、密かな希望だったりする。

だから久々にゲートでガタガタして出遅れるようなことだけはないように祈る。

でここで負けたら、また京都か東京で買いますわって感じかも?

 

6番リスグラシュー……ファン投票2位。

胴が細長い長方形のヒョロヒョロとした馬だったんですよ、若い頃は。でもって阪神JFも桜花賞も秋華賞も勝ち馬は全部違うのに、全部2着。

アルテミスS勝ちで、東京新聞杯を3番人気で勝利してヴィクトリアMでは1番人気で2着だったけど、やっぱり東京芝1600mがベストな舞台なのかなと思っていたが、どうやらそれは仮の姿だったようで、府中牝馬S-エリザベス女王杯-香港ヴァーズ-金鯱賞-QEⅡ世Cで2-1-2-2-3着。でそれまでは日本人騎手だったが、この間はM.デムーロ騎手-モレイラ騎手-シュタルケ騎手-マーフィ騎手と外国人騎手によるリレーで2-1-2-2-3着と1800-2400mまで安定して走り、今年の宝塚記念でレーン騎手に乗り替わり、こんなに強かったっけ!? と思うほど強い競馬で快勝すると前走はコックスプレートで、またまたこんなに強かったのかぁっていう競馬で勝利した。

この馬の場合、なんだかいつも外枠でツイテナイ、枠がもう少し内だったらってことが本当に多かったように思うけど、最後のレースとなる有馬記念は3枠6番という絶好枠を手に入れた。

そして鞍上はGⅠで2戦2勝のレーン騎手がこの日の騎乗OKの特例でリスグラシューに騎乗するために来日して、8Rのグッドラックハンデで有馬記念と同じコースを走って予行演習(?)まで行うという念の入れようなのです。

もうねぇ、勝ってくださいっていうことだったと思うのですが、そして勝っちゃってもいいかなとも思うのですけど、アーモンドアイが香港に行かずにこっちに出走してきたってのは唯一の誤算かなぁ?どうなんでしょうか。

 

7番ワールドプレミア……ファン投票7位。

今年の菊花賞馬で、それ以来の出走となる。菊花賞馬は買っておけの有馬記念だけに軽視はできない。できないんだけど、この馬が勝ったのは全て京都で、阪神は若葉Sと神戸新聞杯で2-3着、でこの時の勝ち馬はヴェロックスとサートゥルナーリア。京都では強いが、急坂コースではどうなのかと考えると、成長途上だっただけとしても中山で買うよりは京都ででしょうっていうか、武豊騎手の菊花賞はさすがだったよねというか、そんな感じ。

もちろん2013年の有馬記念で12番人気のラブイズブーシェを4着に持ってきた武豊騎手ですからね、有馬記念もお任せかもしれないけど、現状では中山2500mで買いたい馬かと言われれば微妙って感じです。

 

8番レイデオロ……ファン投票9位。

引退レースで初ブリンカーってのも聞いたことないよね? それだけ必死で必勝ということなのだろうが、それも仕方なしの近走成績で。ダービー馬だし昨年は天皇賞(秋)勝ち馬にして有馬記念の2着馬としては、ここで夢よもう一度ということか。

でもね、前走に続いて騎乗予定のビュイック騎手が騎乗停止になり、急遽三浦騎手に乗り替わりの初騎乗というのはどうか。

三浦騎手がどうとかいう話ではなく、いきなり乗れませんって話になったら空いてる騎手を探すのは大変だし、アーモンドアイじゃないんだから他の騎手をスライドさせる訳にもいかないだろうしね。

藤沢和雄厩舎の馬でもともとルメール騎手が乗っていた馬なのに、ルメール騎手は他の馬に乗る。これだけでも、やっぱり勝ち負けのイメージはわかないです。

それでも初ブリンカーとか良馬場ならとか、激走の可能性はあるかもしれないけれど……?

そうなったらそうなったで、三浦騎手が有馬記念をレイデオロで勝ってGⅠ初勝利ってのは想像が難しかったりする。

 

9番アーモンドアイ……ファン投票1位。

前走の天皇賞(秋)は、本当に強すぎた。普通に走ればここもあっさりであっても当然不思議ではない。

それでもあえて気になるところを記すとすれば……なぜ凱旋門賞に行かなかったのか、馬場とか距離だとするならば、中山芝2500mってのはどうなのか?

戦績を見ると、この馬はやはり東京でこそという感じ。距離は3歳馬同士であれば能力の違いで勝てるだろうし、対古馬であれば能力+斤量の恩恵もあった。

今年国内では東京芝1600mの安田記念と2000mの天皇賞(秋)を選択。ここがベストのコースという見立てではないのだろうか。

もちろんキョウソウバとして最強であることは間違いないと思われるし、馬券圏内を外すとも思われないが、母フサイチパンドラは中山芝2500mの日経賞は4番人気で9着、ラストランになるはずだった有馬記念は出走取消だが、2500mは戦績からは長いという印象だった馬。

当然ながら突然変異的な強さのアーモンドアイにとってはそんなの関係ないかもしれないが?

 

10番サートゥルナーリア……ファン投票4位。

で、この馬は東京では走らない。それが輸送なのか、左回りなのかなんなのか分からないのだが……東京競馬場で行われるGⅠは人が多くてね、ダービーも天皇賞も10万人超え。

皐月賞は5万人くらいだし、神戸新聞杯は2万人くらいなんですよ。東京競馬場でパドックから地下馬道を通って明るい外に出たらいきなりの今までにないような歓声でテンション上がりまくりってのが敗因だったりするのではないかと?

つまり東京がダメ=外に出たらいきなりの大観衆、大歓声にびっくり、テンションが上がってレース前に消耗って感じでは?

もちろんそれが全てではないだろうけど、でもってその割には強いよねとも言えるかもしれないけど。

だとしたら本日の大観衆はどうなのか?? 中山は静かな地下を通っていきなりの大歓声ではないから大丈夫だったりするのだろうか? 

スミヨン騎手の継続騎乗。今回の来日ではラッキーライラックでエリザベス女王杯を勝利したが(アドマイヤマーズで香港でも勝ったけど)、GⅠというか重賞ではイマイチというよりはサンザンに近い成績。当然ここは気合いが入るところだと思われるが?

 

11番キセキ……ファン投票3位。

前走は凱旋門賞でスミヨン騎手が騎乗していたが、今回はムーア騎手に乗り替わり初騎乗。スミヨン騎手は同じ角居厩舎のサートゥルナーリア騎乗ってことは、サートゥルナーリア>キセキってことなのだろうか? 枠順抽選会もサートゥルナーリアはスミヨン騎手が引いたが、キセキは角居調教師が引いたしなってのは関係ないか。でもムーア騎手が引いてたら2番枠だった可能性もあるしなーとか言ってみたりして。

外のアエロリット、クロコスミアが前に行くのに付いて行って前目で良い位置取れば残り目はあるだろうけど?

ただこの馬は川田騎手に乗り替わってから積極的に前に行く競馬をしていたけど、もともとは後ろから……ミルコで出遅れてただけか……。

ムーア騎手なのに7番人気、いやいやムーア騎手だから7番人気!?

57キロなら踏ん張れそうだが、どうだろうか?

そもそも前に行くのか??

角居厩舎2頭出しで、ファン投票では人気のある方だが馬券的には人気の無い方なんだけど?

 

12番クロコスミア……ファン投票24位。

この馬は本当に細いのに頑張りやさんというイメージだった馬。

札幌2歳SとアルテミスSで3着になり自己条件の赤松賞であっさり勝利したけれど桜花賞には出走できず。休み明けのローズSで岩田騎手に乗り替わりいきなり逃げて2着に粘った時にはびっくりした。だって今までは差してくるイメージだったから。

それ以降は逃げて踏ん張るスタイルで、エリザベス女王杯は2017〜2019年の3年間連続2着。勝ち馬はモズカッチャン、リスグラシュー、ラッキーライラックでクビ、クビ、0.2秒差。

ということでやっぱりエリザベス女王杯でこそ買いたい馬ってことですね。

ちなみに中山で走ったのは、今年の中山牝馬Sで8番人気6着だが、ハナ、クビ、3/4、ハナ、アタマ差で以下もクビ、ハナのゴール前大混戦だった。

でもってこの時は逃げていない。

今回はこの枠だし、アエロリットの方がどう考えても速いしな?

でも後ろから行ってもなぁって感じ。

 

13番アルアイン……ファン投票12位。

中山では皐月賞で1着、セントライト記念で2着、オールカマーで2着と3戦3連対。

4戦目に松山騎手に乗り替わり、毎日杯、皐月賞を連勝、ダービーで5着を最後に騎乗していなかったが、今回は久々のコンビ復活となった。

ダービだって距離が長かっただけで、別に松山騎手が悪かったとも思わないのだが一回手を離れるとなかなか戻ってこないもので、今回は引退レースということもあっての騎乗かなという風にも思ったりする。

皐月賞馬なのにその後なかなか勝てず、今年の大阪杯も言ってはなんだがちょっとラッキーなところもあっての勝利。でもまぁ勝つ時はそんなものだったりするよね。

見た目にとっても立派な馬で、初めて実際に見た時はこんなに大きな馬だったのかと意外に思ったことを覚えている。

中山向きの底力はあると思うけど、2500mでって感じは正直あまりしない。

ラストランを楽しんで欲しいコンビで、こういうコンビ復活は他人事ながらちょっと嬉しいかな。ってそれじゃ完全なる思い出作りって感じですが。

 

14番ヴェロックス……ファン投票17位。

新馬戦から今まで9戦して3勝、2着3回、3着2回、4着1回という堅実な成績ながら3勝は新馬戦とリステッド競走ということもあり、さらには枠にも恵まれなかった今回は9番人気で20倍以上も付くんですって。

前走菊花賞で3着も、勝ったワールドプレミアが4番人気でこちらが9番人気ってほどの差があるとは思えないんだけどね。

ただ古馬になってすごく強くなりそうというよりも、夏に札幌で走ってそう的なイメージもある馬で、だからこそ斤量が有利な有馬記念で3着くらいに紛れ込んでもおかしくなさそう。

人気を背負ってない分、ある意味気軽に乗れるだろうし、前に行きたそうな馬たちに囲まれている分うまく良い位置を取れたらの期待でしょうか。

今回出走している3歳馬は3頭いるが、一番速いのはサートゥルナーリア、騎手の老獪な騎乗が一番期待できるのはワールドプレミア、小回りコースを一番しぶとく走りそうなのがヴェロックスというイメージです。ちなみに2008年の有馬記念では同じ14番枠のアドマイヤモナークで直線豪快に伸びて2着、3着に10番人気のエアシェイディが入ったので1番人気のダイワスカーレットが勝ったにも関わらずの大波乱で3連単はもうちょっとで100万馬券でした。今回はそこまで人気薄では無いけれど、GⅠでルメール騎手の2着ってのは割とよく見る光景だったりするし……なんて言ったら怒られそうですが。

川田騎手のGⅠの2着はもういらねぇって(チャンピオンズCは勝ったけど)騎乗に期待してみますか?

 

15番アエロリット……ファン投票18位。

5月生まれなのに2歳の6月にデビューして、早くから結果を残してきたけど、まだまだこれからの馬ではないかと思っていた2年前。最後の勝利は昨年の毎日王冠だが、勝てないまでも素晴らしい勝負根性を発揮してのレース振りは感心の一言。

今年の安田記念はアーモンドアイをハナ差退けての2着。アーモンドアイに不利があったことは承知しているがそれも競馬だし、この馬の最後の一踏ん張りがあったからこその先着であることは間違いはない。

ラストレースとなる今回も類い稀なる勝負根性を発揮してくれるのではないかと期待したい。

戸崎騎手が負傷で休養中ということもあるのか今回は、津村騎手に乗り替わりで、過去騎乗時は今年の毎日王冠で2番人気で2着。

津村騎手はもう少しでGⅠに手が届きそうで届かない、良い騎乗をしているんだけどねぇっていう1年だったようにも思われる。ここでも内枠を引いてうまくレースを進められればとは思ったのに、当たったのは外枠でした。まぁなんていうか、そういうところに津村騎手の勝負弱さというかツイテナイ感じが……。

1ファンとして欲を言えば、ラストランは横山典弘騎手で見たかったなぁと、とりあえず一言だけ。

 

16番シュヴァルグラン……ファン投票13位。

今年はドバイにアスコットと海外で競馬をして、前走JCで8番人気9着。

有馬記念は2016年から3年連続出走して6-3-3着。

14-10-15番枠と外枠ながら今まではさらに外に馬がいたが、今回はとうとう大外枠に。しかも枠順抽選会では選び放題だったにも関わらず、ピンポイントで大外枠を引き当てた。

まぁいつも外枠なのに3着なんだから良いんじゃないかという気もしないではないが、それはボウマン騎手だったからというようにも思えるし、枠がもっと内だったらということもあったかもしれない。

要するに、ボウマン騎手だったら買うのを考えるってことですわ。とかなんとか言っても、この馬も引退レースですね。そう考えると、福永騎手で最後にもう一度いいレースを……この枠じゃねぇ???

 

ということで、9番アーモンドアイが勝つなら圧勝するんだろうなと思うけど。逆転の可能性にかけてみたい有馬記念。

なので逆転するなら6番リスグラシュー、5番フィエールマン、10番サートゥルナーリアに期待。

でもって2番スワーヴリチャード、11番キセキ、14番ヴェロックスが2-3着候補。

大穴に1番スカーレットカラーと3番エタリオウ。

 

そうは言ってもまずは

9番アーモンドアイを1列め

2列めに6番リスグラシュー、5番フィエールマン、10番サートゥルナーリアで

3列めに+2番スワーヴリチャード、11番キセキ、14番ヴェロックス、1番スカーレットカラー、3番エタリオウ

 

9番アーモンドアイを1列め

2列めと3列めに6番リスグラシュー、5番フィエールマン、10番サートゥルナーリア、2番スワーヴリチャード、11番キセキ、14番ヴェロックス

 

でもって逆転期待の

 

1列めに6番リスグラシュー、5番フィエールマン、10番サートゥルナーリア

2列めに9番アーモンドアイ

3列めに1列め+2番スワーヴリチャード、11番キセキ、14番ヴェロックス、1番スカーレットカラー、3番エタリオウ

 

アーモンドアイがまさかの3着パターンで

2列めと3列めを入れ替え。

 

6番リスグラシューから上記馬への馬単と馬連、ワイド。

 

1列めに6番リスグラシュー

2列めに5番フィエールマン、10番サートゥルナーリア、9番アーモンドアイ

3列めに+2番スワーヴリチャード、11番キセキ、14番ヴェロックス、1番スカーレットカラー、3番エタリオウで3連複と3連単。

 

1番スカーレットカラーと3番エタリオウの単・複夢馬券。

 

どう考えても買いすぎなので、パドック見てもう一回考えるか……。

 

ノーザンF生産馬のGⅠ連勝記録の更新は避けられないとは思うもののなんとか一矢……スカーレットカラー、スティッフェリオ、キセキ、クロコスミア……うーん、どうでしょうか??

 

アーモンドアイが圧勝しても、あるいは勝てなくても、なんだか荒れそうな有馬記念。

どちらにしても全馬悔いのない良いレースで締めくくって戴きたいと思いますが、どうでしょうか?