東京芝1800mならやっぱりノーザンFの高額馬なのか!? 6月9日の新馬戦 | ウマブロbyアミュレット

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と言うことで、続けて日曜日の新馬戦を振り返り。

 

 

◆ブリーズアップセール出身馬は仕上がり早でOK!?

阪神5R、芝1800m(Aコース)。良。

1着・ルーチェデラヴィタ……キズナ×トウカイテイオー、半姉にサーチュイン。JRAブリーズアップセール出身。

池添騎手、西村厩舎。

2着・ヒシタイザン……トーセンホマレボシ×ブライアンズタイム、半兄にカフジブレイブ、母の母はスマイルトゥモロー。

藤岡佑介騎手、角田厩舎。

3着・テランガ……エイシンフラッシュ×スペシャルウィーク、半兄にユールシンギング、母の母のいとこにエアジハード。

北村友一騎手、武幸四郎厩舎。

勝ち時計は1分38秒4、前後半の3ハロンは38秒3-34秒6。

9頭立て(馬場入り後にアドマイヤヴェラが競走除外)で、3-2-5番人気での決着。

 

勝ったルーチェデラヴィタは、1番枠からのスタート。隣のヒシタイザンとその隣のブラックヒューマーがスーッと出て行ってほぼ並んでレースを進めるその後ろの内ラチ沿いの2列目を走り、直線に向いてお約束っぽいが内回りとの合流点のラチのないところで内から抜け出しそのまま先頭を走ってゴールした。

コンパクトな馬だが、パドックはぐいぐい歩いていたし、馬場入り後はヒシタイザンの外につけて2頭で併せ馬というよりも、この馬を抜くんだぞ的に併せて行ってるみたいなところも映っていた(考えすぎか?)し、池添騎手は勝つ気満々かと思って見ていたら本当に勝ったという感じだった。

父も母父もダービー馬だし、母母父はリアルシャダイなので、牡馬であれば思わずダービーか、父も母父も出走してない菊花賞をこの馬でなぁ〜んて妄想したくもなるけれど、この馬は牝馬でしかもとってもコンパクトだったりする。

余談だが、トウカイテイオーを東京競馬場のパドックで見たときは2009年だったので、引退してかなりの月日が経っていたと思われるが、すごい人気で行列ができていたのを覚えている。

私がトウカイテイオーを生で見たのは、後にも先にもこれ1回で、現役時代をリアルに知ってるわけではないが、こういう血統の馬が活躍したら愉快だなとは思う。そういう意味では期待したいが、やっぱりもう少し大きくなってくれないとな……?

2着のヒシタイザンは500キロ超えの大型馬。直線に向くまでは先頭を走っていて、直線に入るところで内を開ける格好になったところにルーチェデラヴィタが収まり、さらにちょっとフラフラしたところもあるように見えて伸びきれなかったという印象。

まぁ、新馬戦だし何が何でもどんなことをしても勝つっていう感じのレースではないだろうと考えれば、そのうち勝ち上がるだろうという気はするけれど、次走は確勝という感じでもなかったりする。

3着テランガは大外枠からゲートをよろよろよろと外側に出て、2頭ずつ並んで進む3列目の外でレースを進めた。直線で大外に出して伸びたものの、前の2頭を捉まえるには至らなかった。

スペシャルウィークが入ってる馬がなんだか阪神の新馬戦で馬券になってるなってイメージもするのですが、まぁ偶然ですよね。

1番人気シャルロワは5着。ルーチェデラヴィタの外でレースを進めて、直線でブラックヒューマーの外に出されたが、そこから伸びない伸びない伸びましぇ〜んという感じだった。

見た感じでは胴が長めでキレそうなイメージなんだけど、パドックでは耳覆いのあるメンコをしていてレースでは外していたので、ちょっと神経質な仔なのかな? と思ったりした。

3着に7番人気のブラックヒューマーで、実はこの馬が穴じゃないかとパドック見てて思ったのですよ。ただ最後に止まっちゃったようなので、やっぱり距離短縮で見直しか。

この馬と同じ千田厩舎にいた半姉、ハピネスと現役馬のハッピーゴラッキーは共に短距離馬だし、2頭の父はコマンズとパイロで、この馬はブラックタイド。短距離馬かどうかってことよりも成長待ちって気もするけどね。

 

◆この条件はやっぱりノーザンFに要注意!?

東京5R、芝1800m(Cコース)。稍重。

1着・ワーケア……ハーツクライ×オラトリオ、半姉にダノングレース、ダイアナブライト、いとこにノーブルスコア。ノーザンF生産馬。

ルメール騎手、手塚厩舎。

2着・ウインカーネリアン……スクリーンヒーロー×ブマイネルラヴ、半姉にウインシトリン、ウインルチル、母の母のいとこにオペラハウス。CVF生産馬。ウイン。

松岡騎手、鹿戸厩舎。

3着・ゴルコンダ……ヴィクトワールピサ×グレープトゥリーロード、半兄にネオウィズダム、プルガステル。ノーザンF生産馬。サンデーR。

レーン騎手、木村厩舎。

勝ち時計は1分51秒0、前後半の3ハロンは38秒7-33秒5。

11頭立てで、1-3-2番人気での決着。

 

勝ったワーケアは、中団というか4コーナーでは前に4頭並んだ後ろという位置だったが、ペースが遅かったこともあり直線に向いたところでは1頭増えて5頭が横並びの後ろになったが、残り200m辺りで外から並びかけたと思ったら、ギュギュギュッと伸びて先頭に立って1着でゴールした。

ハーツクライ産駒だがお尻の大きな馬で、だからということではないだろうが、なんだかちょっと後ろが重そうな感じの歩き方だと思った。で並びかけるまではどうかなと思ったけど、そこから一気に突き放した脚は速かった。

さすがセレクトセール(2017年当歳)で1億円超えの馬ですわね。それにしても競走馬になるまでの期間を考えたら当歳馬に1億円払えるって、馬主の方々の考えることってとんでもないですよね〜。1歳ならまだしもそんな大金を払うのはおっかなくないのだろうか?? まぁ先に買っておけばそれだけ長く楽しめるって考え方もあるようにも思うけど。

とにかく稍重でペースも遅いし焦らずじっくり乗って瞬発力にかけるというのが正しかったんだろうなと言う風な勝利だった。

2着のウインカーネリアンはスーッと先行して先頭に立ったかと思われたが外からワーケアに抜け出されて2着。

なんだかちょっと腰が低い感じに見える歩き方の馬だなと思ったが、うまくレースを進めての2着。前に行ってしぶとい馬だった。

3着のゴルコンダは4コーナーで内を回って先頭の4頭に並んで直線に入り、ウインカーネリアンには競り負けての1/2差3着。

この馬も腰が低めと言うか、トモがもうちょっと逞しくなって欲しいと思ったのだが、とにかくデッカイ馬だしね。4月生まれで500キロ超えててトモがすごく立派な新馬なんているわけないとは思いますけどね。そういう馬だけに今回はキレ勝負とならなかったのは良かったのではないでしょうか。

今後の成長に期待したいタイプで初戦はどうかと思ったので、思ったよりは走ったと言う感じです。

でこっちも穴ならと思ったコロンドールが4着で。いや本当は3着来たぁと思ったらハナ差で4着でがっかりだったのですが……。

体つきは幼い感じもあるが良い感じで歩いていたし、母は未出走だが全兄にフサイチホウオー、全姉にトールポピー、アヴェンチュラのいる血統のノーザンF生産馬。

昨年のセレクトセール(1歳)にタートルボウル産駒は4頭上場されていて、牡馬はこの馬だけ、ノーザンF生産もこの馬だけ(レイクヴィラFと社台Fが2頭)だったが、4頭とも1100〜1400万円の間での取引だった。タートルボウルが人気薄なんだなとは思うけど、走ってもおかしくないんじゃねと思ったから期待してみたんだけど……ハナ差4着って馬券的には一番キツイですよね。

 

と言うことで、穴で狙った馬が阪神・東京で共に4着だったのはショックだけど、この2頭がそのうちきっちり勝ち上がるのか、とりあえずそこに注目したいと思ってます。

なんとなく忘れた頃に勝ち上がりそうな気もするんですけどね。