短距離はノーザンF生産馬以外で勝負!? 6月8日の新馬戦 | ウマブロbyアミュレット

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新馬戦が始まって2週目となりました。

雨の影響が気になりましたが、阪神も東京も稍重。初めての競馬が不良馬場とかやっぱりイヤですもんね。

馬券的には重・不良で波乱のレースも大歓迎ですが、

新馬戦と障害レースは良馬場で! といつも思ってます。

今週末は、東京・阪神・函館共に傘マークのある週末ですが、天気予報は外れてくれないかなぁ。

 

◆やはり減量騎手の逃げには要注意!?

阪神5R、芝1200m(Aコース)。稍重。

1着・トリプルエース……シャマダール×SS。ゴドルフィン。

和田騎手、斉藤崇史厩舎。

2着・レジェーロ……キズナ×ロックオブジブラルタル、母の半弟にウインガナドル、ヒルノダカール。

西村淳也騎手、西村厩舎。

3着・ミーアシャム……キンシャサノキセキ×アウトオブプレース、全兄にサフィロス、ブルスクーロ、半姉にローガンサファイア、コーディエライト、母の半兄にサウスヴィグラス。ノーザンF生産馬。サンデーR.

川田騎手、池添学厩舎。

勝ち時計は1分12秒5、前後半の3ハロンは37秒7-34秒8。

8頭立てで、4-6-2番人気での決着。

 

勝ったトリプルエースは先頭集団と言っても良いのか、5頭固まって進む中の後ろに位置し、直線で外から坂をぐいぐい力強く上がって勝利した。

ちょこちょことした歩きでややうるさくなりそうな雰囲気もあり、パドックでは買いにくい印象。

短距離馬って感じにはあまり見えないなと思ったが、どうだろうか。

2着のレジェーロは、減量騎手を乗せてきただけはあるという逃げで、(それでもブッ飛ばして行ったわけではないが)2着に粘った。

脚の長い、女の子らしいと言っては変だけどなんかそういうまだちょっとか弱い感じの印象で、よく頑張ったというところ。

3着のミーシャムは、いかにも短距離馬というシルエットで見た目的には上位2頭よりも短距離適性は高そうだと思ったが。

全兄で同厩舎のブルスクーロの新馬戦も川田騎手が騎乗して1番人気で1着だったが、中京の芝1400mだった。

半姉のコーディエライトは阪神芝1200mでデビューして1番人気で3着。2戦目の中京芝1400mで勝ち上がり。

次走、中京芝1400mなら?

1番人気ロードクラージュは、とてもパワフルな馬体でいかにもパワーとスピードで押し切るようなイメージだったが。

前に行き、外目をずっと走っていたが直線であっさり後退して6着。パドックでもうるさかったし、仕方がないかとも思われる負けだった。

気性の問題にしても流石にこの結果では、次走に期待とは……。

3番人気で4着だったエアリーフローラはちょっと細いと思えたし、1200mの馬とも思えない。

5月生まれだし、今後に期待というところでしょうか。

最後に大差負けのミラクルライトだが、見た感じ胴長だし、母の全兄はユニバーサルバンクだし、関東馬なのに何故わざわざ阪神芝1200mの新馬戦に?

馬場入り後に何かに驚いたのか騎手が落馬(手綱を離さなかったので放馬はしなかったが)、ゲートを外に向かって出るようなロスもあり、なんだか踏んだり蹴ったりなようなデビュー戦だったようにも思われる。母は未勝利(ダート1800mで5-4-3-3着)だけどノーザンF生産のサンデーR馬だし、違う条件でハマれば……ってのは、どの馬もそうなんでしょうけど。

 

◆人気のノーザンF生産馬は、芝1400mでは再び3着だった。

東京5R、芝1400m(Cコース)。稍重。

1着・グランチェイサー……ダイワメジャー×シルヴァーホーク、半兄にニシノラッシュ、いとこにデグラーティア、ボールライトニング。

田辺騎手、矢野厩舎。

2着・インザムービー……リアルインパクト×インヴィシブルスピリット、半兄にキンイロノツバサ。

丸山騎手、牧田厩舎。

3着・ファートゥア……エピファネイア×キングカメハメハ、半姉にコパカティ、母の半弟にカラル、母のいとこにアルバート、母の母の半兄にインティライミ。ノーザンF生産馬。サンデーR.

ルメール騎手、手塚厩舎。

勝ち時計は1分22秒6、前後半の3ハロンは35秒6-34秒9。

13頭立てで、5-2-1番人気での決着。

 

1着のグランチェイサーは、ポンと飛び出したインザムービーを見る形で外の位置につけ、外から先手を取りに来た馬たちを行かせて4番手でレースを進めた。直線で内からインザムービーが再び先頭に立つと、その外からじわじわと伸びて、ゴール前で並びかけクビ差で勝利した。

田辺騎手はこの兄弟はニシノラッシュで新馬勝ち、ニシノスマッシュで1番人気2着と厩舎は違うが2頭に騎乗していた。

父がダイワメジャーに代わって新馬で狙えそうな馬だったが、3頭出走していたダイワメジャー産駒の中では一番人気がなくて5番人気だった。

その2頭に比べて力強さはイマイチっぽかったが、パドックでもスイスイ歩いていた印象。なのでスイスイからぐいぐい歩くように見えるようになれば、更にいいのかな?

2着のインザムービーは唯一の関西馬。パドックではちょっとコロンとした体型のようにも見えたが、こういう馬なのかも。

父リアルインパクトは東京芝1400mの新馬戦を1番人気で勝利したが、産駒初出走での初勝利とはならなかった。

それでもスタートを決めて、行く馬を行かせて直線で一旦は抜け出すというレースぶりは悪くなかった。

わざわざ東京まで来たのだから勝っておきたかっただろうと思うと、大きなクビ差でした。

3着に1番人気のファートゥア。エピファネイア産駒の初勝利を目指したが、レッドブロンクスの2着に続いて2戦して2回とも馬券圏内ではあるが勝利は微妙に遠かったという結果。

パドックでは脚が長めでゆったりと歩く姿が印象的だったが、ゲートの中でちょっと落ち着きがないところを見せていた。そんなこともあり、イマイチのスタートとなったものの他馬が走っているちょっと外を走って前に行き、3コーナーで先頭に立ったニジュッケンドーロの外につけて2番手でレースを進めるも、直線で内から盛り返してきたインザムービーに交わされ、更に2頭の間から伸びたグランチェイサーにも交わされた。

多分ルメール騎手にすれば、思っていたようなレースができなかったというところではないかと思う。

母のアロマティコに比べるとがっちりした体型のようにも思えるが、そんなこともあって1400mでのデビューとなったのだろうか。

あと人気は全く無かったし、着順も悪かったけど、ベルジルウェットが意外に良く見えた。だけど、歩くようにゲートを出て結構離された最後方を走ってる姿を見てう〜むと思ったけど、ゲートをちゃんと出ればそれなりに走るのではあるまいか。もしかしたらダートかもしれないけど? なんて思ってみたりする。

レースは先週に続いて、ノーザンF生産馬が3着。もちろんたまたまということはあると思うけど、ルメール騎手やレーン騎手騎乗もあって人気になるんだし、それなら馬券的には関西馬からチェックしてみるテも有効かもとか思ったりしましたね。

 

今週の新馬戦は土曜日は阪神・東京はダート、函館は土・日で芝1000mと1200mとクラシックを狙うような馬たちでは無いかと思われますが。

マスターフェンサー効果(ベルモントSは最後よく伸びてきましたよね)とまではいかないかもしれないけど、ダート戦ももっと注目されるようになればいいのになと思うけど……。

何と言っても今週の日曜日のユニコーンSは、楽しみな1戦だし。

やはり馬場状態が気になりますね。